眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

【短歌】小説頼り  

2021-02-04 23:12:00 | 短歌/折句/あいうえお作文
おくられて人間を去る魂の
遺産としての小説を置き
(折句「鬼退治」短歌)


感動のフィナーレ予告見届けてテレビを消してゴー・トゥー・ノベル

テキストでサッカーをみる実況は君の言い回しだけが頼り

攻勢に転じてみたい3月のプロットはいま雪解けを待ち

隣人の酷な仕打ちに目を伏せて求めた光放つメルヘン

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カオス・フロア(うそつき店員は誰だ)

2021-02-04 04:23:00 | 幻日記
1F
 それはありそうでなさそうだった。
 僕は2Fに上がってみることにした。


2F
 フロアが広すぎてよくわからない。
 あきらめて店員に聞くことにする。
 広いだけあって店員の数もそれなりに多い。

 店員A「ここにある分だけになるんです。
    それは1Fにあるかもしれないです」

 ここにある分だけになる。
 その台詞、覚えておいて損はない。
 自己主張を控え客観的事実を述べれば反論はしにくい。


1F
 店員B「ここにはこんなものしかないんですよ。
    あとは2Fにあると思います」

 それはきっと2Fにある。
 あると思われるならば上がるしかない。


2F
 店員C「ここにはないですね。
    あるとしたら1Fになります」

 店員の数は多い。それだけ仕事も多いはず。
 仮定の話にかけて僕は1Fへ下りる。
 忙しい店だ。


1F
 店員D「それですか。うーん。それは……
    ちょっとお待ちください。
    もしもしEさんDですけどちょっと教えて。
    それなんですけどあるかな?
    はあはあはいああそうなるほどありがとう。
    お客様わかりました。
    2Fの2番通りに1つあります」

 わからないことはわかる人に聞くのが解決の近道だ。
 僕はようやく真実にたどり着くことができた。


2F2番通り
 「これだ!」
 ついに僕はそれを見つけた。

 1980円? 何か思ってたのと違う。

 そうだ。百均に行こう!

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