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眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

クリスマス・トゥリー

2020-12-16 20:15:00 | オレソン
雨は夕暮れ前に
降るだろう

オーオー♪
イェーイ♪

オーオーオー♪
ハハハハハーン♪

オーー♪
イェーエーイ♪

口笛吹け♪
ヒューヒューヒュー♪

鼻歌うたえ♪
フフフフフーン♪

イエーイイェーイ♪
ハーハーハハハーン♪

ナナナナナナナナ♪
ナナナナナナナナ♪

雨は夕暮れ前に♪
降るだろう♪

アーハハハーン♪
ララララララララ♪

オーオーイェーイェー♪
ユーアンミー♪

口笛吹け♪
ヒュヒュヒュヒューイ♪

靴音鳴らせ♪
パンパンパンパンパン♪

フッフッフッフッフッフッフッ♪
ピッピッピッピッピッピッピッピッ♪

イエェーイィーヤャー♪
ニャハァーンミョミョミョーンチャー♪
ナナナナギャラギャラギャラギャラクシーイェーイ♪

アーマイラーヤーイェーイ♪
オーマイオーマイパスタイェーイ♪
ペペロンイェーイナーイェーイイェーイ♪

オーオーオオーンイェーイヒェーイ♪
チノパンイェーヘーン♪
ンガーンオーオーオーオーイヒャーンイェーイ♪

オーオオーイエーンイェーイ♪
オーオーオオオーイェーヘーン♪

オーイェーイ♪
オーイェーイ♪

I'm Just Here♪

ェーイ♪

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商店街の端っこ/カフェの窓辺

2020-12-14 03:38:00 | オレソン
受付間もないというのに
人気の眼下は人がいっぱい
外にまで人があふれてる

俺は逃げるように街を出た
藪医者は嫌だけど
流行りすぎているのも怖い

焼き鳥の匂い漂う
商店街の道は細く
いつ誰とぶつかってもおかしくない

ダイソー、ドラッグストア、靴屋、着物屋、
美容院、整骨院、居酒屋、たこ焼き、駒川焼き

どこまでも商店街を歩くのが好きだ
一度入れば出られない
まるで長い大河ドラマみたいに

天高くぶら下がる鞄
女は虫取り網のようなもので
突き落とす

ドトールの残高は2000円もあった
プレシャスカードはどうだろう
ぶっ壊された喫煙席
奥のカウンターに座ると
窓が開いていた

今はいい
19時、20時にはどうだろう
12月にはどうするつもりだろう

サービスショップの蛍光灯が
明るくガスコンロを照らす
隣は時計 宝石 メガネ

ここはコーヒーが早く冷める

キングジムのブルーファイル
ポエムの続きはまだ降ってこない

顔を上げると
サービスショップの
シャッターが下りている

時計屋のショーケースが明るい

ここは商店街の端っこだ
矢印とエムの旗が揺れている

ポメラを開くと
昨日みた不気味な夢を打ち込んだ
夢の記憶と疲労の度合いは
つながっているようだ

硝子に反射する人の気配

振り返るのは
俺がここを出て行く時だ

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黒猫巡回タイム

2020-12-13 11:14:00 | オレソン
ショーウィンドウの中の煙草
1つ1つ売り切れになって行く
あのランプがみんな赤になったら
もうさよならさ

この店の喫煙スペース
屋外極寒地帯
自販機なんていらないぜ

ただならぬ事態に
遠のいていく客足
水のあるとこゴキブリあり
見つかり次第追い立てられて
近い将来を憂いささやく
「この店そろそろ危ないぜ」
口封じのゴー56
畑違いのスプレー受け流して
アディショナル・タイム

表の巡回を任された黒猫
「入場制限必要なし」
玄関マットのもじゃもじゃ
ストレッチタイム
やっぱりここが一番ね

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忍者レボリューション

2020-12-08 23:54:00 | オレソン
カスタネットを叩きながら
煙草を吹かしてやってくる
君の忍者レボリューション

バックダンサーを引き連れて
白い煙の中にシャンプーの香り

ジャンピングシューズ弾ませて
オープンカーをひとっ飛び

忍び疲れた夜を越えて
メインストリートに飛び出した

水に浮き 雲に浮き 世間に浮いた

ハーモニカを吹きながら
襟巻きなびかせやってくる
君の忍者レボリューション

ブレイクダンスを見せながら
ロングヘアーにフローラル

スケートボードを操って
横断歩道をひとっ飛び

忍び慣れた世界を捨てて
メインストリートに飛び出した

観念を超え 時代を超え 己を超えた

ヘッドライトに反射するサングラス
肩の上から見下ろしている
ラジカセ サイケデリック 70年代
口笛鳴って転がる豆苗
蛇とパズルとスポットライト

なすすべみんな手放して

戻れないから進むしかない

君の忍者レボリューション

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ヘイ!ブラザー!

2020-12-07 06:34:00 | オレソン
俺のお気に入りのキングジム
ポメラに詰め込んだポエム
今夜まとめて解き放とう

飛んでるぜWi-Fi
ポメラからエバーへ
詩情のバトンを受け取ってくれ

誰もが期待をやめた夜に
ポメラは小さな窓を開けて
俺に呼びかけてくれた
(想いさえあればどこへでも行けるよ)

つながるぜWi-Fi
エバーからブラザーへ
詩情のバトンを受け取ってくれ

ヘイ!ブラザー!
受け取ったなら吐き出してくれ

「詩は誰にでも書ける」(何でもいいんだろ)
あの時あいつはそう言ったよね
俺は何も言い返さないまま
相槌打って笑いもした

今夜ビールもシャンパンも必要ない
ポメラの窓を見つめてたいのさ

ヘイ!ブラザー!
眠ってないで
受け取ったなら吐き出してくれ

ヘイ!ブラザー!
早く白黒つけて
プリントアウトして
俺のお気に入りのキングジム
A4ファイルに綴じさせてくれ

ヘイ!ブラザー!

ヘイ!ヘイ!ブラザー!

ヘイ!ブラザー!

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俺たちの街変

2020-12-05 21:19:00 | オレソン
どこへ行っても同じなのか
あくせくと働いて
働くだけ働いて
大事な時間を削られてばかり

またこの街もだめだった
ありのままの俺たちを
受け入れてくれる街はない

歩き出した日の空の色
ときめきを運ぶ風の匂い

アクセスに気をとられて
大事なものを忘れてしまった

噂を頼りに
街から街へと渡り歩いた
アクセルはぶっ壊れたまま
直す余裕も見えやしない

「街を変えないか」

「変えても変えても同じだろう」

「俺たちが街を変えるんじゃない。
俺たちが街を変えるんだ」

「同じじゃないか」

「俺たちが、街を変えるんじゃない。
俺たちが、街を変えるんだ」

「同じじゃないか」

「俺たちから街を変えるんじゃない。
俺たちから街を変えるんだよ」

「だから同じじゃないか!」

「同じだから変えるんじゃないか!」
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目覚ましゴムとソフト・ドッグ

2020-12-05 10:42:00 | オレソン
ぱちんと弾けて破れた
強いゴムが
今朝の目覚まし時計

11月の朝は
襟巻きを巻き付けるほどに
寒い

うすしおポテトとおにぎりせんべいを
エコバッグに詰め込んで
俺はコンビニを脱出する

マンションから出てきた
小型犬
飼い主の胸から
穏やかな着地
「さあ行こうよ」

寒さが身を引き締めて
俺はロボットの兵隊のように歩く

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ナイト・カッター

2020-12-03 02:25:00 | オレソン
今夜の俺
紙を千切ってる

いつかの名前
いつかの旅

今夜の俺
手が空きすぎている

スポティファイから
ローリングストーンズ

スケボーも走らない
ストリート

あふれていたのはスタバばかり

ポメラに触れる頃
指は震えてしまうかも

今夜の俺
紙と破壊的に
向き合ってる

走るでもない
滲むでもない
ただ破り捨てるため

いつかの君
いつかの旅

ゴム手袋の中
汗ばんだ親指が
所在をなくす

先のみえない夜

こんな仕事
いつまでも続かない

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ミス&ゴー

2020-12-02 23:17:00 | オレソン
ちっぽけなサークルに
集合の呼び声
俺たちみんな名前も知らない
レッド、ブルー、イエロー、グリーン

即席のチームとなって
散らばる人工芝の上
戦術はフリーダム
笛が鳴ったらボールがすべて

ミス&ゴー
寄せ集めのフットボール
誰も責めずに行ければいいね

審判のいないアラクレ・プレー
倒されたなら立ち上がるだけ

どこから来たか誰も知らない
猛者が決める当然のようなゴール
喜びの輪はどこにも広がらない

パスを知らないドリブラー
前線に立つ俺に
「どけ!」と叫ぶ
味方も敵もわからない
エゴイスティック・ドリブラー
お前となんて組めないぜ

個人的な思いを秘めて
Aコートに集まってきた
ある者はスキルを磨き
ある者はボディを絞る
ある者はメンタルをコントロールする

俺はゴールが欲しかった
ささやかにすぎる成功体験
ゴールのない夜は呪われた夜だ

21時のサイレントプレー
パス&ミス
ミス&ゴー
近隣住民がうるさいぜ

外れたミドルを回収した
ゴレイロのゴールキック
どうして手で投げないの?
フリーの俺が見えないのか

狭いピッチはトラップがすべて
一瞬離れたボールはかえってこない
難しい局面で
あいつは俺につけてくれたな
いい奴じゃないか
信頼は忘れた頃にやってくるものだ

ミス&ゴー
一夜限りの個人的フットボール
誰も責めずに行ければいいね

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今夜、詩は降りてこないのか

2020-11-30 03:06:00 | オレソン
479ストリートから外れた
細い通りを歩く

自転車の急襲から逃れ
たどり着いた18時

俺たちの交わす会話
シュガーとミルクのQ&A

お気に入りの隅っこは
今夜も女たちが占めている
終わりのないライフ・トーク
俺の好きな場所は他人も好きだ

いつもの彼女のワンオペ
水音と食器が擦れ合う音を
大音量のジャズが天井から呑み込む

逆さに伏せたポメラの縁から
白いSDカードがのぞいている
コーヒーもすっかり冷めてしまったが
モチーフはまだ燃え始めない
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消されかけた夜

2020-11-29 11:07:00 | オレソン
赤青白
理容の灯り渦巻いて
夜に消えて行く

胸にかすれ字のパーカーを着て
あのJazzとコーヒーの店へ
道程を歩く

すぐ左を
ハイスピードで抜けて行く自転車
少しよろめいたりしたら
俺は消されていただろう

この街の道
共存の限界ギリギリ

順番を待つ人の列が
駐車場から歩道にまであふれそう
できたばかりの業務用スーパーの
念入りな入場制限

列の最後のあの人は
何十分待つのだろう

俺は少し気にかけながら
立ち止まらずに行く

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地下道を抜けて

2020-11-27 00:54:00 | オレソン
地下トンネルを通って
線路の向こう側へ

つぶれた紙パック
骨の折れたビニール傘
ずっと置き去のにまま

真夏も休まない熟年アスリート
Tシャツ姿で行き来している

地上にあがるとまぶしい光
徐行するパトカーとすれ違う
瞬間身体に力が入る
何もしていないのに

少し覚えた近道をして
この街のたまり場へ

雑誌コーナーの立ち読み人
何か気になることがあるの

積み上げられたセール・シューズが
通路の中央を占領している
30%のやさしさは
俺の足を止めやしない

いつもの青いノンシュガー

セルフレジは選択の嵐
電子マネーそして交通系電子マネー
レシートまでの3秒間

何もできない俺の時間

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グッバイ・モーニング

2020-11-25 06:10:00 | オレソン
狂った夜を抜けて潜り込んだ
街のアンダーグラウンド

「たばこ吸えます」
8時から
全席喫煙可能

ちがうちがう
俺が探しているのは

地下世界を抜け出して
駆け上がったショッピングモール
営業時間は11時から

ここはまだはやすぎる

駆け下りるエスカレーター
交差点で待つ人々に交じる
行き先は風にまかせて
西へ
いつかもみたセルフカフェ

「ホットドッグとホットコーヒー」
「…………よろしいですか?」
「えっ?」
単品だと550円
モーニングだと
サラダに玉子、小話までついて470円!?

どうなってんだモーニング!

俺は番号札を乗せて店の奥へ向かう
3席だけのノースモーキングに
その先は見通せないほど
遙かまで喫煙エリアが伸びている
パーティションのない世界から
漂ってくる黒い煙と小話の断片

いつまでも
こんなところにはいられないぜ

グッバイ・モーニング
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ラバー・ソウル

2020-11-22 12:17:00 | オレソン
9年前
スペックを競う最新機から
遠く遠く離れた場所
鎖につながれたお前をつれ出した

俺の人生を変えたポメラ
それから昼も夜も一緒だった

もしも無人島につれて行くなら
お前の他に選ぶものはない

いつの間にか取れてしまった吸盤のあとも
すっかりかすれた文字盤も
俺たちの歴史だろう

何十万の誤変換と
数え切れないミスタッチ
貸し借りはなしだ

開いてから3秒
お前は俺のモチーフを
しっかりと受け止めてくれる

その時 俺はいつも恋に落ちるのさ

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フードコートの選択

2020-11-21 13:03:00 | オレソン
俺たち他に行くところもない
与えられたナンバーで
コールされるのを待つ
パーティションのないフードコート

2番でお待ちの方
2番でお待ちの方

あいつは何も受け取らずに行ってしまった

うどんを食うかどんぶりを食うか
ワンコインからはみ出せば
ボディブローのように月の家計を打つ

独りを持て余したテーブルで
顔を埋めて眠り込む若者
ごはんは食べたのか

この街に共通の返却口
夢も未来もみんな返してしまえ

ダウンジャケットの老人
缶ビール2本並べてる

喧騒の中のフードコート
あいつはpomeraを開いたまま
コーヒーカップを見つめている

行き場をなくしたティーンエイジャー
テーブルを抱いて夢みている

選ぶ余地のないフードコート
BGMは背中のゲームコーナー
玩具のビッグマネーが輝いている

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