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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

始める勇気

2012-04-02 08:44:58 | 日記
 目の前に起きる様々な状況をあるがままに受入れることができるのは、とんでもなく人間が出来た人だけなのかもしれない。しかし、あるがままを受け入れないと始まらないことが多い。
 
 津波に流されてしまった街、家族。見た目には何も変わっていないように見えて実際には高い放射線量を記録する野や森。つい昨日まで、そこにあったものがそうでなくなってしまった時、人はそれを簡単に受け入れられない。
 
 また別に、高校や大学に入学した時、そこが自分の思い通りの所でなかった、などという場合に、ここにいるのは本当の自分ではない、と考える人がいる。偽りの自分が楽しそうに偽りの学生生活を送る。そこそこの数の友人を作り、飲みに行き、はたから見ると普通の学生同様の生活を送っているように見えて実はそうではないのだ、と心の中では考えている。そのうち時が過ぎ、みんなと同じように就職活動をする。これは仮の姿だなどと面接官に話せるわけがない。流されるままに就活し、会社を決め、入社する。
 
 社会に出ると途端に何もかも自由になる反面、全ては自分の責任だ。自分が自分の道を決めなければならない。そのことがわかればわかるほど、仮の自分が勝手に選んでしまったこの道への不安と疑問が膨らむ。周囲の何もかもがはっきり見通せる目を持ちながら、自分が見えない。いや、本当はよく見えているのだが受け入れられない。あるがままの自分は、本当の自分とは違いすぎる。
 
 謙虚であれ、と偉い人はよくそういう。謙虚であるとは、つまりあるがままを受け入れることではないかと思う。してみると謙虚であるためには大変な勇気が必要だ。
 
 4月に入って、新しい生活を始めた人達が多かろう。昨年3月から私たちはずっと悩んで来た。自分たちにやれることは何か。ここにいて何が出来るのか。だが少しずつわかってきたことがある。自分たちの仕事を通してできることも多いということだ。まったく遠いところにあって関係無いように思える仕事でも、実はしっかりやっていれば思わぬ支援になっている。
 今そこにいる自分は、本当の自分ではないなどと思わず、今自分にできることを精一杯やって行こうと思って欲しい。勇気を持って、あるがままの自分を受け入れ、新しい生活を始める今こそ、偽りのない自分であって欲しい。仮の自分が決めてしまった会社かもしれないが、そこは、あなたがいる場所なのだ。あなたを必要とし、あなたの活躍を待っている場所だ。どんな仕事も誰かを助け、助けられた誰かがまた誰かを助ける。そうやって助けたり助けられたりしながら社会はつながり、次の世代に繋がって行く。
 
 勇気を持ってありのままの自分を受け入れると、欠けている何かを補うための作戦を立てることができる。何をすれば理想とする自分に近づけるのか考えることが出来る。謙虚であるとはつまりそう言うことなのだ。社会に出て新しい生活を始める若いみなさんにとって、今日この日が本当の意味で始まりの日であることを心から望んでいる。(三)
 
 
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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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