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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

エリアメール

2012-04-03 08:38:19 | 日記
 3月27日火曜夜、まだ学生さんと面接中に携帯電話がビービー鳴り、取り出してみてみると「エリアメール」であることがわかった。エリアメールといえば直後に地震が来るメールと思い込んでいる。何か文章が書いてあったが面接中ではあるし禄に目も通さず背広のポケットにしまい込んだ。ところが数分おいてまた鳴る。こんなに鳴っているのだから大地震でも来るのかなという思いもないわけではなかったが、なんとなく気配が無い。ぐらりともガタガタともならない。まさか津波警報の誤報とその後それを詫びるメールだったとは気づかなかった。
 
 しかし誤報だったとはいえ、私の態度はまったくひどい。せっかく地震が来るよ、津波が来るよと教えてくれているのに、すっかり無視した上、学生さんと冗談など言いながら笑って採用面接を継続していたのである。本当の本当に大地震なり大津波がやってきていたら学生さんもろともに瓦礫の下敷き波の藻屑となっていたかもしれないのだ。

 ただエリアメールも、もう少し工夫してくれてもいい。場合場合で音色を分けるとかリズムを分けるとかできないものだろうか。もちろん初めて聞く音ばかりでは、何の音かわからないだろうから、テレビCMなどで、この場合はこの音、あの場合はあの音と教育してくれてもいい。今回初めて地震だけでなく津波の警報にも利用するというのを知ったわけだが、それ以外では何に使おうと考えているのか、誰が警報を発する側の人なのか、そういうことも一緒に広告してくれたらありがたい。
 
 北朝鮮がロケットだかミサイルだかを発射するらしいが、発射直後に落下予定地域が割り出される予定だという。仮に日本国内に落下する場合、今回はかなり南方になりそうだが、そうでない時はエリアメールも役に立つかもしれない。人工衛星の落下の場合なども有効だ。ただし、地震の場合同様、知らせて頂いたからといって有効な自衛手段が即座に講じられるかというと、難しい。地下施設のようなものが身近にあるなら、そこに逃げ込んでみる手はあるかもしれないが、そんなものだ。本当に直後に飛んでくるなら即座に逃げる決断をして即座に逃げ出した人だけしか助からないだろう。
 
 この震災では警報と警報に対するその後の対応がどれだけ迅速だったか、または迅速でなかったかによって生死を分けた例が多かった。警報を出す側は、ただ早く警報を出すだけでなく素早く決断させる伝え方を工夫しなければならない。当然、誤報を出さないというのも最大の工夫の一つではある。ああまたオオカミ少年かと思えば迅速な決断など出来るはずもない。この警報が鳴った時は本当に大変なことになるからと刷り込まれていれば、こりゃイカンとすぐに重い腰もあがるはずだ、と今回まったく反応しなかった私が言って良いのかどうかわからないが、きっと大丈夫。伝え方一つ変わるだけでエリアメールもかなり利く。
 
 形式だけ整えて工夫と試行錯誤が無いシステムは、結局実際の運用に耐えない。周囲を見渡して無駄だと思う様々なシステムやイベントがあるなら、それはきっと無駄であると言うより工夫が足りないのだろうと思う。あきらめずに工夫し続けると次第に良いものに生まれ変わって行くのに、どこかで諦めてしまったのだろう。諦めずに続ける力を持つ者だけが伝えられるものを生み出せる。(三)
 
 
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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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