COP10が閉幕した。私は、日本がここまでやれる国だとは思っていなかった。外交ベタ日本というイメージを持っていた。だが、違った。金に物を言わせた側面もあるようだし、白黒はっきりつけなかった部分もあるようだが、そんなことは小さいことだ。世界が危険な方向に向かっている今、みんなで何とかしようじゃないか、という気持ちを、参加193の国と地域、8000人を超える関係者の意見を、まとめ切ったのだ。政治と経済に関する様々な国際会議は頻繁に開催され、様々な合意や条約が生まれている。しかし、地球環境保護と地球資源の利用に関する会議は規模が大きすぎて頻繁に開くことができず、しかも意見をまとめるのは至難の業だ。昨年コペンハーゲンで開かれた会議は失敗に終わっている。議長を務めた環境大臣の松本 龍(まつもと りゅう)さんには、限りない賛辞を贈りたい。ここで踏みとどまることができなければ、人類は終わった、と世界各国の代表は肩を落として散会していたことだろう。日本は1997年、温室ガスを制限し地球温暖化に歯止めをかける目標を定める京都議定書をまとめ切った実績を持つ。世界にとって本当に大切なことにかけては日本はずっと底力を発揮してきた、と言えると思う。すごいぞ日本。大した奴だ。
が、京都議定書で定めた目標値は結局、ヨーロッパの先進国だけが達成し、それをまとめた日本は達成できていない。また、最大の地球資源利用国アメリカは京都議定書を否定し参加していない。当然、生物多様性条約締約国会議であるからCOP10にも参加していない。残念なことだ。
COP10の成果は2つの名前で呼ばれる。1つは「名古屋議定書」、もうひとつは「愛知ターゲット」。「名古屋議定書」は、生物資源(遺伝資源)の利用と利益配分の方向性を定めたもの。「愛知ターゲット」は生物多様性を守るために、これから世界は何を目標にするかを定めたものだ。アメリカもこの生物多様性条約の締約国に加わるべきだと、COP10を訪れたハリソン・フォードが力説していたのがニュースになっていた。最近の中国もアメリカも目の前にある自国の利益ないしは自国の富める者の利益を守ることにかけては変わらない強硬さを持っている。日本のような資源も無い老人大国が、軍事経済で世界を圧倒しようとする国々を相手に、大事なことは何か、どうやって語って行けるだろうか。考えると呆然とする。だがまず今回のCOP10で一歩前進した。
日本が、芸術や技術、マンガやアニメで世界の人々に支持されてきたのは、たわいないごく普通の生活の中で、少しだけ物語を感じさせる何かを形にして伝えてくることができたからではないだろうか。多くの生き物が共に生きる世界の幸福を、物語として世界に向けてより多く発信できる国になって行きたい。一人ひとりがハッピーなストーリーを語れる国民になって行くことが大国に伍して世界に向き合う方法であるように思えてならない。
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