JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

TC622EPA 納豆・モヤシ用温度コントローラーの製作

2011-01-20 | その他
正月に帰省した時に自家製の納豆でお餅を食べました。
家庭菜園で作った大豆が沢山あるので、これで納豆を作ったそうです。
納豆の次はモヤシを作りたいとのことでしたが、モヤシは温度を30度前後に保つ必要があるそうです。

モヤシ用の温度コントローラーをArduinoで作ろうかと思って温度センサーを調べていたら、秋月でTC622EPAとうサーモスタットICを見つけました。
このICは温度センサー内蔵で抵抗1本で温度を設定でき、設定温度を超えるとONになる出力と設定温度から下がるとONになる出力があります。

ACの制御はかなり昔に買った秋月のSSRキットを使うとして、フォトトライアックのLEDをドライブできるかテストしてみましたが、無理でした。
そこで、TRでドライブすることにしました。

回路図です。
当初は温度設定の抵抗を温度コントローラー側のVRにして任意の温度を設定できるようにしようと50cmほどのシールド線で引き回してみましたが、設定通りに動作しないので、温度設定は固定として、センサーに抵抗を付けることにしました。
せっかくなのでSWを付けて納豆用に45度の設定もできるようにしました。


温度センサーの部分です。
電源、GND、出力の3本の線で、温度コントローラ本体に接続します。
温度測定用の温度計のセンサーもテープでとめてあります。


温度コントローラ本体です。
ヒーターがONになると赤LEDが点灯します。
青LEDはパイロットランプです。


中身です。
電源はACアダプタを分解して取り出した小さなトランスを使用しました。


保温用のヒーター(75W)に接続してテスト中です。
30度の設定では29.5~30.5度に保たれていました。


確認用の温度計です。
小さいのが秋月の500円の温度計で、この温度を信用することにします。
横長のは100円ショップで買ってきた温度計です。
精度が±2度とのことで、表示は0.1度きざみです。
センサーは内蔵されているので、基板の裏に付いているサーミスタ(たぶん)を取り外して延長しました。
延長ケーブルの線の抵抗の影響か元々なのかは不明ですが、秋月の温度計より1度程高い表示となりますが、とりあえず使えそうです。