JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

バリコンの試作

2009-02-09 | その他
電子工作関連のHPを見ていたら、バリコンを自作している方がいらっしゃいました。
ラジオ工房 に 多田さんのエアーバリコン が紹介されていました。
さすがにここまでの板金工作はできません。

でんきざっか製作所 では CDや空き缶などを利用して作成したバリコンとICラジオ が紹介されています。
このあたりなら作れそうなので、早速作ってみました。

まずは、コンデンサの基本とおりに金属板を絶縁物で挟みました。
絶縁物はクリアファイルのシート、金属板にはアルミテープを使用しました。
1枚でもいいのですが、バリコンらしく2枚ずつ作ってかみ合わせてみました。


それらしく出来ており、重なっている範囲を変えると容量が変化しました。
ところが、シートはペナペナなのでポリバリコンのように一定の力で押さえていないと安定しません。
と、いうことで「ボツ」にしました。

そこでシートにアルミテープを貼り付けるのはやめて、プリント基板をシート越しに対面させることにしました。
回転軸の工作は難しいので、スライドさせる方式にしました。
上にあるのがステーターで動きません。
下にあるのがローターで、絶縁シートを挟んでステーターに面します。
基板のままでは安定しないので、スチレンボードを使っていいかげんな枠を作って収めました。


組み合わせたところです。
容量は20pF~120pFでした。


移動距離と容量は比例しますので、VFOなどに使用すると周波数が高い方で目盛りが詰まってきます。
周波数とバリコンに必要な容量の関係は計算で求められますので、スライドしていったときの重なっている部分の面積がこの関係に合うようにすれば周波数直線バリコンになるでしょう。

移動距離と容量に関係式を定積分してやれば面積が求まりそうですが、積分ってどうやるんだっけ?
30年以上前に習ったのですがすっかり忘れてしまいました。