JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

6M AM 受信機の製作

2009-01-12 | 無線機
6m AMのトランシーバーでも作ろうと思って、色々な回路を捜しています。

94年の発行ですから10年以上前に買った「ビギナーのためのトランシーバー製作入門 AM SSB編」という千葉OMの本に「50MHz AM受信機の製作」というのがあったので、ジャンク箱の部品で作れそうだったので、早速作ってみました。

回路はコリンズタイプのダブルスーパーです。
RF増幅後、ミキサーで局発の45MHzと混合して5~6MHz台に変換します。
IFと検波はサンヨーのLA1600というICです。
LC発振の局発で455kHzに変換、IF増幅後、検波、LM386でAF増幅します。

RFとMIXには原典では2SK439を使っていましたが、2SK241に変更しました。

基板です。
穴あき基板にレイアウトするのが面倒だったので、今回も全面グラウンドの基板に空中配線です。
接地するパスコンや抵抗を足がかりにして配線していきます。
なんとかランド無しで実装できました。
ジャンク箱からの部品捜しと、コイル巻きをしながらだったので2日間かかりました。


コイルは7mm角のジャンクのコイルを巻き直して使用しました。
例会で頂いた7mm角のコイルボビンにジャンクのIFTのケースをかぶせてあります。
ツボコアが無いので大きなインダクタンスは得られませんが、50MHzは12回巻きで丁度いい感じです。
50MHzの他に7MHzと5MHzのコイルも必要ですが、これはオリジナルのIFTの線を全部解いて鼓状のコアに適当に巻いています。
7MHz用が12回、5MHz用が15回でした。

VRやSPを接続して動作テストをしているところです。
細かい調整はしていませんが、局発とバリキャップのVRを調整して、50.5~50.8MHzの受信範囲としました。
最終的にはPIC-VCにしようと思いますが、1:5のギヤ付きVR(水晶右)を使用していますので、とりあえず十分です。


空中配線のUPです。
成行きでレイアウトをしたので、LA1600回りがかなり密度が高くなってしまいました。
セラミックフィルターはジャンク箱にあったSFU455Bです。
帯域が狭いのがあったら交換しようと思います。