年月に関守なし…… 

古稀を過ぎると年月の流れが速まり、人生の終焉にむかう。

憲法違反の恋

2015-09-14 | 俳句&和歌

◇◇◇  憲法違反の恋

 我々凡人には理解が及ばない司法試験の問題漏洩事件が発覚して東京地検特捜部が強制捜査に乗り出した。明治大学法科大学院の憲法分野の問題を作成した教授が20代の女性受験生に問題を漏らしたのだ。それだけならバレずに済んだかもしれないが「かわいがっていた教え子なので何とか合格させてやりたかった」と解答まで添削指導したという。
 余りの完璧な答案に採点委員が疑問を持ち事の顛末が明らかになってしまった。問題をちらつかせる程度にしておけばいいのに、何とも几帳面な憲法馬鹿学者で人間味溢れることこの上もない。「憲法違反の恋」とは尾木ママらしい絶妙の評で感心した。
 司法試験に合格すればいずれ、裁判官・検察官・弁護士になって日本の法曹界を支える人材選抜の第1関門である。
 思えば「憲法」と「憲法学者」がこれほど軽くなった時代はないのではないか。憲法学者が憲法違反だと指摘しても屁のカッパ。憲法には素人の政治家が自分に都合良く勝手に「憲法」を解釈して大見得を切っている。国民の安全を守り、世界平和のために!


 

 コンピューターONの手順を忘れたと退職9年の手書きのはがき

 また今日も5vs2でBの負け向いの席はSumahoが並ぶ

 


   鳴き尽くし極暑に落ちるあぶら蝉

   声もなし山車引く子等もお義理なり


 

※B=Book
※山車(だし)=神社の祭礼に引く御輿