経営革新の第一の重点として
個々の消費者に対し、作り手・売り手側も、
一個の人間として如何に対応できるか、
という新たな命題への取り組みが必要であることと、
その理由について、述べた。
次に、経営革新の第二の重点として、
私は、守成を堅めよ、ということを挙げたい。
守成こそ経営の大部分を占める根本である。
が、にも関わらず、起業・創業時はむろん、
その後も、その認識が希薄という点である。
事業は継続性を命題としている。
存続し続けてこそ、生き続けられてこそ
高邁な理念を果たし得て、社会にも貢献できる。
起業がゴーイングコンサーンである、と言われる所以である。
。
しかし創成と攻撃に懸ける強い情熱と意欲に比べて、
守成には関心も意欲も総じて乏しい。
確かに守成は、創成と比したら平凡で単調である。
だからこそ守成に軸足をおいた理念と戦略を
構築しておく必然性があるのだが、これが見あたらない。
またかりに高邁な理念と戦略が構築されていても、
組織全体、とりわけ消費者との接点部分に浸透されていない。
つまり消費者に見える、感じる、共感されるよう
様々な方法で具体的に示され、見える形化
されなければならないが、これが希薄である。
企業から見たら「消費者接点」、
これを消費者からみたら、「企業者接点」になろう。
この接点が、消費者が購買選択の意志決定をする際の
判断材料になるのだが、ほとんどの企業では、
企業者接点には、企業者はいない。
代わりにその接点にいるのは、「企業の論理」
だけ、といって良い企業が、ほとんどではなかろうか。
その接点は、消費者の方は、「者」、
すなわち人間であるのに対し、企業側では
「者」、すなわち人間ではなく企業の論理、
すなわちせいぜい「もの」か、
レコーダーかロボットに代役をさせている。
これでは、企業にとって致命的ではないか。
ならば、これを「者」対「者」、
つまり「人対人」の関係に持って行くこと。
このことが、
「守成を固める」という経営革新の
第二の重点になる、といいたいのである。
個々の消費者に対し、作り手・売り手側も、
一個の人間として如何に対応できるか、
という新たな命題への取り組みが必要であることと、
その理由について、述べた。
次に、経営革新の第二の重点として、
私は、守成を堅めよ、ということを挙げたい。
守成こそ経営の大部分を占める根本である。
が、にも関わらず、起業・創業時はむろん、
その後も、その認識が希薄という点である。
事業は継続性を命題としている。
存続し続けてこそ、生き続けられてこそ
高邁な理念を果たし得て、社会にも貢献できる。
起業がゴーイングコンサーンである、と言われる所以である。
。
しかし創成と攻撃に懸ける強い情熱と意欲に比べて、
守成には関心も意欲も総じて乏しい。
確かに守成は、創成と比したら平凡で単調である。
だからこそ守成に軸足をおいた理念と戦略を
構築しておく必然性があるのだが、これが見あたらない。
またかりに高邁な理念と戦略が構築されていても、
組織全体、とりわけ消費者との接点部分に浸透されていない。
つまり消費者に見える、感じる、共感されるよう
様々な方法で具体的に示され、見える形化
されなければならないが、これが希薄である。
企業から見たら「消費者接点」、
これを消費者からみたら、「企業者接点」になろう。
この接点が、消費者が購買選択の意志決定をする際の
判断材料になるのだが、ほとんどの企業では、
企業者接点には、企業者はいない。
代わりにその接点にいるのは、「企業の論理」
だけ、といって良い企業が、ほとんどではなかろうか。
その接点は、消費者の方は、「者」、
すなわち人間であるのに対し、企業側では
「者」、すなわち人間ではなく企業の論理、
すなわちせいぜい「もの」か、
レコーダーかロボットに代役をさせている。
これでは、企業にとって致命的ではないか。
ならば、これを「者」対「者」、
つまり「人対人」の関係に持って行くこと。
このことが、
「守成を固める」という経営革新の
第二の重点になる、といいたいのである。