経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

売り下げ対策

2014年12月24日 | Weblog
売り下げにつて考えて見ましよう。

自分のお店の売上が下がっているのは、
あなたのお店で何かあって、利用されたお客様が
「こういうことあったよ。あそこはよくないよ」と
口コミ、言い回られておられるのかもしれません。

あるいは合理化、切り詰め、標準化・・・・・、
そうしたことに一生懸命しているうちに、
お店がお金と物の交換場になってしまい、
あなたの商人としての思いが、お店のスタッフにも、
お客様に伝わらなくなっているのかもしれません。

売れないには、売れない理由が、自分とお店にあり、
そんなふうに理解することが、とても大切なことと、
私は思っています。

お店にはいって、「ここへきたのは場違いだ」
と思うことが、あると、お客様は想像以上に(自分に対して)
腹が立つものですが、そうした思いをお店に足を運んで
言ってくださる人は、殆どおられない。
だから、お店では、そうしたことわからないのです。
わからないけど、売上がさがったときが、
「どうしてなんだろ」。
「そういえばAさんやUさんのお顔最近見ないが・・」
と、漠然を具体的に落としこんで考えるチャンスなのです。

具体的に理由がわからない場合でも
それを契機に、経営者が日々の売り上げにとらわれず、
いかにしたらお客様に喜んでもらえるか、といったことを
あれこれ考え、具体的にやってみることです。

お客様に喜んでもらうことが
自分やスタッフの楽しみ、やりがいになるようにするのです。
お客様に感謝されることを目標、ノルマとして実践してみるのです。

つまり、相手を喜ばしたときに、感じる自分の気持ちを
つかむことこそ、まずやらねばならないことです。

それを売上が下がったらたいていは、「頑張れ、頑張れ」です。
中には、売上ノルマを与え、それに加えて
「真心を込めて、お客様に接しなさい」と、
マッチポンプやっている。
それ、すぐわかりますよ。
スタッフのみなさんの顔が、
私には泣き笑いしているように見えますからね。
.
黄色信号の時、どうしますか。
赤信号の時、どうされますか。

強行突破? だから事故るのです。
売り下げのときには、立ち止まり考える。
「お客さまが喜ぶことが足りなかったのでは」と。