経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

師の命日の記

2014年12月23日 | Weblog
事物を見聞きし触発を受ける。
それをメモしておく。
だが人の話はメモしない。
人の話から触発され、自分の頭に浮かんだこと
これを確実にメモする。

人の話は聞く。
聞くが鵜呑み、まる覚えしそのまま使う、
なんてことはやらない。

自分なりに消化し、解し、自分なりのイメージで
その明暗、虚実などを賞味、ときには確認する。

次にそのイメージしたものが、自分が相手だとしたら、
その相手はイメージを大歓迎し受け入れるだろうか、
とイメージし直してみる。
「おっ、これなら気分が良いぞ」と、お客の自分が確信もてたら、
それはいける、ゴーだ。
それで売り手としての自分のその判断は、
初めて「正」の解となる。

自分だけに、都合の良い、心地よい、イメージは、
結局、虚で、実になることはない。
なぜなら虚を受けて諾とする
相手などいるはずがないからだ。
よしんばいたとしても、
その人に何らのお役に立てることはない。
まさに、それこそ「虚」である。

「なんとまあ、ややっこしい」。
昔、師から、上の話を聞いた時思った。

師は、それを見透かし、曰く。
「この話せば、ややっこしいことを、
お前さんの脳は、本来なら瞬時にやっているんだ。
ところが、知識のアカで脳回線が詰まっている。
それを復元するのが脳力開発なんだ」
(12月21日、墓参りにて記する)。

師、12月21日逝去。享年72歳。
父、12月31日逝去。享年92歳。