長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

初質問の様子など

2009-11-22 17:21:50 | 国会
深夜国会後の朝刊がどのような書き方をするのか非常に興味のあったところだが、残念ながら、゛強行採決゛の文字が踊る。欠席者、退席者がいるにも拘らず採決をすればある意味゛強行゛だと思うが、そもそもこの金融円滑化法案は与野党共に賛成であったのだ。反対して抵抗のための欠席、退席ならばわからないでもない。しかし、野党は賛成だった。この法案に対する共産党の答弁の締めくくりは、「我が党はこの法案に反対するものではない」であった。すぐさま「どっちやねん?」の野次が飛ぶ。共産党は賛成起立した。

では彼らは何を抗議していたのだろうか?何らかの存在感を示す為、メンツの為、゛強行採決゛を作る為だ。財務金融、議会運営委員長の対してその進行がけしからんと解任決議案を提出。これらが否決され、挙句には議場から退席。あとは皆さんの知るところである。

さて、自公が退席してからの本会議は実に空しいもの。議運委員が何度も何度も退席した議員たちに対して議場に戻るべく説得を行う。本当に何度も何度も行う。この間、40分ほど。因みに否決されるであろう解任決議等に費やした時間は約3時間。国会というところがこんなに゛待つところ゛とは思わなかった。繰り返すが、与野党共に賛成の法案を巡るごたごた。強行と言えば強行なのだろうが、強行しなければ、与野党共に賛成の、それも年内の中小企業資金繰りに影響が出る。これをして、所謂゛強行採決゛というのは如何なものかと思う。

因みにこの深夜国会の間、なんと国会の食堂は開いている。霞ヶ関の官僚も待機している。人件費も光熱費もかさむ。事業仕分けをしている今、こんなことに税金が使われていると思うと実に空しい。国会とは議論の場である筈だか、議論よりも日程調整を巡る与野党の攻防の方が大切のようだ。だから、どの時代でも国対が力を持ってきた。会期内に可決しなければ廃案となり、次の国会では初めからやり直しという原則がある。よって、議論よりも゛締め切り゛が優先となる。議論優先という国会を作ろうと思えば、やはり、゛通年国会゛ということは今後必要となってくると思う。





さて、翌日は睡眠不足の中で、国会議員として、いや人として初めての国会質問、新人の中でトップバッターという名誉ある機会を頂いた。厚生労働委員会は開始時間になっても共産党を除く野党は出席して来ない。そして、待つ。30分待って、それでも来ない。そして私の質問が始まった。恥かしながら自分でも見たくないほど落ち着きのない質問風景。様子はこちらをご覧いただきたい。



与党質問が終わって、野党の番。委員が出席しないので彼らの持ち時間を飛ばすのかなと思ったら、この間゛待つ゛というのだから驚いた。実に約2時間、何もしないで待つのである。その様子も国会TVでご覧いただけるので、本当に暇な方はどうぞご覧下さい。

与党になった民主党が与党慣れしていないことはご指摘のとおり。野党ボケもあるかもしれない。同様に、野党も選挙に大敗し国民の信用回復につとめなければならないところ、与党根性が抜けていない。

睡眠不足の中、夕刻は旧友達と一献。気づけば午前一時。翌朝は朝一番の飛行機で帰阪。支援者の個展、来客、告別式、陳情、組合からの要請、懇親会、八尾後援会の役員会を終え帰宅。今朝は、朝から大阪市内にて各業界団体との意見交換会。拉致問題についての情報収集の為、ただいま上京した。最終の新幹線で帰阪予定。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする