長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

削られた予算を何で埋めていくのか?何で再生していくのか?

2009-11-10 06:51:53 | 自治
「゛コンクリートから人へ゛、いや、長尾さん、コンクリートも人が作っている事を忘れないでくださいね」という言葉を私なりにどう消化したらよいか、頭から離れなかった。

「ここの産業は何ですか?」「公務員と公共事業と観光です。」そういう地方に公共事業削減が行われたらどうするのか?もう新しい新産業を創出するしかないと思うのだ。この場合地方は犠牲者でもあるのだが、おそらくそういう地方は公共事業に頼ってきたという現実もあるはず。当然、国の直轄事業を地方が負担させられてきたという事情は理解できるが、もう崖っぷちの現状にあって、一歩を踏み出さなければ奈落の底に落ちることは確実。この際、犯人探しは優先すべきではない。

鳩山政権では、国の直轄事業の地方負担金を廃止、財源の移譲を行い地方に一定の権限を与える、ということは、地方が考え財源をもって自立する覚悟を求めているということでもある。当然、お金を渡すから地方のことは地方でやってくれと切り離すかの如くの対応であってはならないが、地方の国に対する依存体質も改められるべき時代なのだと思う。

予算を削られたその跡を、何で埋めていくのか?何で再生していくのか?地方の知恵、自立心、独立心を地方が覚悟できるかどうか。ある意味民主党政権は、権限、権利を移譲すると同時に、義務も課しているという部分で、今までの政権とは180度方向性の違う政権であると思う。国民の理解がなければ、いずれにせよ、マニフェストは実現できない。故に、今まで以上の説明が求められている。
コメント (14)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする