長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

外国人地方参政権・・・4

2009-11-09 15:56:14 | 憲法
外国人地方参政権問題についてはコメントをたくさん頂いている。皆さんの声は確実に伝えていく。党内でも真剣議論をするよう、そして、私の立場として結果を出していきたい。

※この問題についてのコメントはこのスレッドに願いたいので。

過去の長尾たかしの主張をお読み頂き、民主党内で以下を主張する長尾たかしを是非とも応援頂きたい。

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【2008-02-22】ブログから

動画バージョン

小沢代表が訪韓した。ニュースで報道されていたようだが、数本の電話が事務所にかかってきた。「小沢代表っ何云ってんの?」「まったくとんでもない話だ!」「長尾さん、離党しなさい」、激しい電話だった。

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在日韓国人などへの地方参政権の付与について小沢代表が尽力してきたことに対し、イ新大統領が感謝を表明。それを受け、小沢代表は「日韓両国民が心から信頼し合うようになるためには、まず日本人がその証を示さなければならない。その一つが地方参政権の付与だ。民主党内にはいろいろな意見があるが、みんなが一緒になって話し合い、意見をまとめたい」と述べ、地方参政権の付与で党内の意見集約を進める方針を表明した。
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いろいろな意見を言ってよいのならば、私は反対しよう。以前からこのスタンスに変わりはない。

さて、ここでどうか、推進派も反対派も゛双方゛落ち着いて、落ち着いて、、。私は断じて外国人を差別をしているのではない。外国人の地方参政権に反対することが差別ならば、その認識は間違っている。堂々とその根拠を示してほしい。そして、ネット保守の諸君!、民主党をすぐに゛売国奴゛と一括りにしないでほしい。よろしくお願いしたい。



1.さて、゛外国人の地方参政権は我が国では憲法で認められていない゛。まずここを押えておく必要がある。
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憲法15条1項 「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」
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と定められている。

この権利は、我が国が国民主権の国家という位置づけから与えられる権利である。所謂、゛自然権に認められた人権とは全く異なる゛。国民とは、゛国家と共に運命を共にする゛ということ。例えば、ある両国間で戦争となったとする。この場合、貴方はどちらの側に立って銃口を向けるのかということである。それが国籍ということであり、国家の構成員であるからこそその義務を負う。そこで運命を共にしてくれる国民にのみに参政権゛が認められるのだ。よって、日本国籍を保有しない外国人には参政権は憲法上保障されないのである。これは、長尾たかしが言っているのではなく、憲法にそう記されてあるのである。

推進派の皆様におかれては、推進するならば、憲法を改正するという作業を行う必要があるということをお忘れなく。国民投票法を整備し、憲法改正をするというならば、全国民的な民意がここで示されることであろう。その上での大いなる議論をして行こうではないか。

また、゛第93条2項 地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する。゛の解釈についても同様。国民の判断を受ければよい。そもそも日本国憲法を押し付けられた当時、゛住民゛は国民の中の住人であったであろうことは想像に難くない。

2.税金を支払っているから認めるべきであるという主張がある。税金とは、道路、医療、消防、警察などの公共サービスの対価である。参政権とは別物である。納税によって参政権が与えられるという発想は、先人達が民主主義の運動でようやく勝ち得た崇高な理念、つまり、納税額や性別の区別なく全ての国民に平等に選挙権が与えられるという普通選挙制度の精神を否定するものである。要は、制限選挙制度という位置づけとなり、時代と逆行する。

尚、特別永住者には、他の外国人にない特別な法的地位を与えている。日本国内での就労は勿論、結社、集会、でも、陳情など政治活動を含む、まったく制限のない在留資格を無期限で保証されている。健康保険、年金、生活保護をはじめとする、各種社会保障制度にも昭和57年から日本人と全く同じ扱いとなっている。よって、納税に対するサービスが不足しているということは考えられない。

3.地方参政権を認めている国もある。確かにある。地方参政権を認めている国は、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどであるが、国家は違えども、国家元首が同じという歴史背景を持つ国である。云わば、植民地型といえよう。国旗には゛ユニオンジャック゛が輝いている。歴史上相互にこれを認め合っているのである。また、EU型というか、EU国民に限定して外国人参政権を認めているところもある。EUは、同じ経済圏として結束を固め、統一貨幣ユーロなどで、運命共同体である。その他、北欧型。極端に人口が少ない国を守るために、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーなど相互に移民を労働のためにどんどん受け入れる背景があった国など。我国はそのような環境にあるだろうか?ない。相互に受け入れるという前提にせよ、当の韓国は外国人参政権を、満場一致で否決している。

4.強制連行を強いられた訳だから参政権を認めるべき。この議論は既に破綻している。昭和14年から朝鮮人内地移送計画の下、強制連行された朝鮮人のほとんどは、戦後まもなく日本政府の計画送還で帰国している。在日の大半は、戦前から住み続けているか、密航できたかどちらか。終戦時の在日の人口は、200万人。うち移送されたのは、32万人。占領軍の命令によって、日本政府は引き揚げ船を用意し、運賃無料、持ち帰り荷物230キロまでの制限で帰国させた。昭和21年までに、140万人が帰国。自分の意思で残った人が60万人。引き揚げに当たっては、移送計画によって渡日した人が優先された。結果として32万人はこのとき帰国している。在日一世の調査によって裏付けられていると産経新聞が報じている。

5.地方参政権くらい認めては?認められない。なぜなら、安全保障という観点から、他人様に大切な自宅の鍵を渡すわけにはいかないからである。例えば、原子力発電所に関する対応、有事の際の国民保護法に基づく住民の避難誘導など、国家の緊急事態において、地方自治体の位置づけは、中央の動きと不可分となる。

6.帰化手続きが必要以上に困難であるというならば、これを検討しつつ、日本国籍をとった上で、チャイニーズ系日本人、コリア系日本人として、民族のアイデンティティーを持ち、参政権を得る。もう残された道はこれしかないのではないか。


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【2003-02-27】公式ホーページから

外国人参政権には反対する

長尾たかしは外国人参政権についてどういう見解を持つかの質問を複数いただいたので、あるエピソードを交えてお答えする。

(民団役員主催勉強会、)会の終了後「長尾さん怒ってるだろうなぁ」と、後で言われたとおり、腹の底が煮え繰り返るほど侮辱された感が残り、同時にこれは厄介なことを情報提供を受けてしまったと複雑な思いになった。

「将来的に、わが民団は朝鮮総連と手を結ぶ」とは、締め括りの挨拶。金正日が拉致を認めた後の話である。これは重要な発言だった。

よく記すことだが、私には在日の友人が沢山いる。当然のことながら、彼らには参政権がない。昨日電話で突っ込んで聞いてみた。「参政権がないこと、どう思う?」と質問すると、

「在日韓国人だからしようがない」とごく普通の回答が帰ってくる。

長尾「帰化しないの?」

A君「面倒だし、それに時間がかかり過ぎる」

「やっぱり民族の血は越えられないね」

「長尾さんだってそうでしょ」

「まぁねっ」

「日本人として国に忠誠を誓っていないんだからしようがない」

「忠誠を誓っていない日本人も多いけど、、」

「それ、不味いっすよね」

長尾「君は南だけど、北の拉致問題についてどう思う」

A君「はっきり言って迷惑ですね、僕は3世だから旧同朋と言われてもピンと来ない世代ですから、、」

「参政権は欲しい?」

「帰化が前提になりそうですよね、帰化はめんどくさい、だから別にイイっすよ」

概ね、この会話をする限り、参政権に対する意識は、日本人も、在日韓国人も大差がないような気がしてならない。要は「大した問題ではないのである」

しかし、前出の在日の上層部の鼻息は荒かった。敵対心丸出しの90分間にわたる意見交換は、しゃぁーべる、喋る、ずぅ~っと喋る、独壇場だった。

彼等の言い分は良くわかった。不当な差別、生活の不平等、韓民族の苦しみ、よく理解できた。それだけ聞くならばそれは気の毒な惨事が多々あった気持ちは理解しよう。彼の主張は「日本政府は我々に帰化するならば、参政権を認めようという。しかし、これからの国際社会、共生社会に突入したわけで、日本に帰化して日本民族と同化することなしに、民族の誇りを持って互いの存在を認めつつ、社会作りをしていくのが筋ではないか」という。おぉ、良いことを言うと思った。「日本民族と韓民族がお互いを認め合う」これには賛成だ。だから、帰化しなくても参政権を認めるべきではないかとの彼の主張はわかった。そんな時代があってもいいかなっと選択肢を広げても良いかと思ったりする。民族のプライドのぶつかり合いは大いに結構だ。日本人にはそれが欠けているから望むところだ。

しかし、その後が不味かった。

概ねその後は延々日本人の悪口が40分は続いただろう。時あたかも北朝鮮の拉致疑惑を金総書記が認めた直後である。彼ははっきりとこう言い放った。

「北朝鮮が酷い国だと日本では報道しているが、戦時中の日本は北朝鮮以上に酷いことをした国である、日本人には北を責める資格がない、自分達の親たちが私達に何をしたかをもっと認識した上で出直すべきだっ」と、、、。一気に冷めた。

そこまで悪口を言われて「共生」も糞もないだろう。反日感情を剥き出しにされてあなたの主張を聞く身にもなってもらいたいと呟いた次の瞬間、前出の言葉である。「将来的に、わが民団は朝鮮総連と手を結ぶ」と、、、。この言葉は一生忘れない。

私は「そんなに日本を嫌いな人が多いなら、本国へ帰りたいという人も多いのでしようねぇ」と合いの手を入れた。要は「そんなに日本が嫌いなら韓国へ帰ればっ」というメッセージだ。彼はキッと私の眼を見て話題を変えた。

朝鮮の人たちの「小中華思想」、「事大主義」を非難するつもりはない。そういう時代だったのである。独立を自発的に行わない朝鮮に対し、清国は朝鮮を属国とみなしていたのも歴史上の事実。そして、日本は清国と国際法に則って戦争を行い、清国に勝ち、清国の傘下にあった朝鮮の独立を清国に認めさせる下関条約を締結。それでも独立に目覚めない朝鮮半島。そして、日露戦争、日韓併合。

「小中華思想」、「事大主義」が根付く朝鮮の人たちには日本のやることなすことが面白くないのは当然であろう。しかし、日本国内に侵入し、日本人を拉致した行為と戦争は比べられない。国際社会のルールから外れた、決して許されない不法行為で、紛れもない犯罪行為。日本人に北朝鮮を非難する資格がないと主張する彼の意見を納得するわけにはいかない。

共生社会。聞こえは良いが民族のプライドが敵対心剥き出しの上、ぶつかり合う環境では不可能。在日の方々が、「日本人としての国民権利」を得たいと思うならば、日本人にならなければならない筈だ。参政権は国のかたちの根幹に関わる重大事項である。在日が日本よりも朝鮮に対する忠誠を優先させ、かつ権利を得るというのは虫の良い話。最後に、彼は「外国人に参政権を認めたら、日本が乗っ取られてしまうと考えがあるようだが、別に乗っ取られたっていいじゃないかっ」とハッキリと述べた。耳を疑ったが、事実だ。遂に彼は我々の前で、徹底した反日感情を最後まで貫き通したのだ。

外国人参政権、認めてあげたいが、今は反対だ。日本国民になったのなら認めても良い。共生社会とは聞こえが良いが、それは民族感情が邪魔をして不可能であろう。ましてや、朝鮮総連と手を結ぼうとしている思想を受け入れるわけにはいかない。これが私の意見である。「区別と差別」、「戦争と犯罪」の区別がハッキリつく国民でありたいものだ。

一般の在日の方々のほうがよっぽど平和的に話がわかるというものだ。どの民族も、国家も、トップと国民との間には大変な乖離が存在するのであろう。実感した。

因みに、韓国では永住外国人の参政権は認められていない。こりゃまた、当然の話だっ。


<追加>
在日の私の友人達はみな誇り高い。日本に職を求めてきて立派に
差別を乗り越え今でも成功していることにプライドを持ってい
る。以下の文章は読者からの投稿を転載する。私が伝えたいメッ
セージがここにある

【某氏より】
◇半年くらい前に俳優の伊原剛志(在日3世、帰化済み)さんが
祖父の故郷である韓国を訪問するという特集をテレビで やってい
ました。

おじいさんの生家や親戚を訪ねていました。そこで親戚の人 曰く
「君(伊原さん)のおじいさんは稼ぐために日本に行き、そのま
ま日本に住み着いてしまった。」のだそうです。さて、今日本に
いる在日のほとんどはこのパターンです。(+戦後の密航組)
何も恥じることはありません。

一旗あげようと裸一貫で異文化の土地へ赴く気概は尊敬に値しま
す。

それを、祖父母は無理矢理連れてこられたなどとデマを垂れ流す
のは、この誇り高い先祖の気概を傷つけることにはなりません
か?私はこのことを在日の方々に強く言いたいです。

◇韓国から来てる留学生が飲み会のときに「前の戦争だけじゃな
いんだ。豊臣秀吉だって韓国せめて来たんだぞ。日本人は赤ん坊
でもまず韓国人に謝罪しないといけないんだ」彼らの教科書には
下記のような記述があるみたいですね。

▲朝鮮出兵は、日本による侵略行為である。
 しかし、元寇は日本「征伐」であって、侵略行為ではない。

▲第二次大戦(対日本との独立戦争)の勝利国である朝鮮は、
敗戦国である日本に対し、謝罪と賠償を求めることが出来る。
・・・との事です。
(出展:韓国の教科書)

日本政府や国会議員の方々には、韓国の教科書こそ「歴史歪曲」
だとして抗議して欲しいです。歴史上の証拠や文書を提示して反
論しても、韓国人らはそれを「また日本人による捏造だ!」で終
わりです。

彼らのいきすぎた反日教育こそ、日韓友好の一番の妨げだと思い
ます。しかし、韓国人の韓日友好とは「日本の譲歩」が当たり前
だと思っていることです。

マッカーサー元帥のGHQは「在日」の韓国人・朝鮮人の”帰国
(引揚げ)”に過剰ほどの支援をなした。すべての希望者に帰国
のための無料の船便を提供した。日本の官僚に対して「全員帰国
を達成せよ」と厳しく命じた。つまり、現在の在日韓国人・朝鮮
人とは、このとき、たとえ政治的に差別されようとも”外国人”
として日本に残った方が経済的に有利であるとか、日本の方が相
対的に好きとか、の自由意志を頑なに貫き、GHQの「好意」を
断固拒絶したもの、およびその子供や孫たちである。自ら”外国
人”の値を選択したのが故の「在日」であり、その子孫である。

それなのに”外国人”として扱われることを「差別」と称するの
は、詐欺そのものだろう。

(「歴史を捏造する韓国 韓国併合と搾取された日本」
中川八洋著(徳間書店)p.257より抜粋)

一旗あげようと裸一貫で異文化の土地へ赴く気概は尊敬に値し
ます。それを、祖父母は無理矢理連れてこられたなどとデマを垂
れ流すのは、この誇り高い先祖の気概を傷つけることにはなりま
せんか?私はこのことを在日の方々に強く言いたいです。
(終わり)

在日の人が全部思っているわけではないと思う。多分、その感情を国益に結びつける外交を実際に行っている一部の人たちが叫んでいる。

うん、心に残る言葉だ。

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以上、過去のコラムをそのままペーストした。

主張については最低限網羅できていると思う。
コメント (37)
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