長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

顔よりも活字

2008-11-27 09:21:54 | 国会
解散風が吹く中で、いや、吹いていた頃、各政党の政策集を熟読してみた。当然今のままの世の中ではいけないと思っている。これは共通点である。では、各政党支持者の気持ちはどうだろう。この数カ月、徹底した街角での意見集約で、゛今のままの世の中でよいのですか?゛と、゛与党支持者゛に質問すると口籠る方々が多い。心ではそう思っていても「そのとおり」「現在に満足していない」とは言えないのである。

すべての国民、生活者が今のままではいけないと思っている。では、何故、支持政党が違うのだろうか?その支持政党を何を根拠に選んでいるのであろうか?

その多くは、
・今まで支持していたから
・党を代表する人の顔
・与党だから、野党だから
・業界団体が支持しているから
という理由に集約されると思う。これらが、政党の政策、主義主張よりも優先されていると思うのだ。同時に、支持政党の政策を本当に熟知して支持政党を決めている人は少ないのではないか?

こんな理由で政党を支持するから、この硬直化があるすぎるから、政治への無関心が高まっているのではないかと思う。「政治?バカバカしいよっ」と吐き捨てる゛ヘビーなネオ無党派層゛の気持ちもわかるような気がするのである。

私の選挙区では、70%以上が゛所謂無党派層゛である。゛まだ、決めていない方々゛である。無党派は、支持政党を渡り歩く。ある意味政策判断、投票行動としては正常なのかもしれない。

国民が支持政党を渡り歩く現象は、無党派にしか見られないのだと思うが、時には゛支持政党ありの方々゛が、同じ行動をとるべきではないかと思う。政党が本当に自分たちの生活を守ってくれるかどうかという問題は、党の顔が誰かという問題ではない。

顔ではなく活字をじっくりと見比べる努力は、党派を超え行われるべきではないだろうか。また、これは議員にも言えることだろうと思うし、すべては政治のだらしなさでこのような現象となるのだと申し添えたい。
コメント (1)
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