選挙区を歩き、地元の声を聞くにつけ、民主党が選択すべき与党との対立軸を考えざるを得ない。頭はそのことで一杯である。先日記したコラムに付け加え、遅まきながら、沖縄知事選挙の結果を考えてみたい。
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国民が求めている国会の対立構造は、「与党 対 野党」に間違いはない。しかし、断じて「右 対 左」「保守 対 革新」ではない。「保守A 対 保守B」である。10/22の補欠選挙の中で北朝鮮の核実験があった。政府としては即時に対応する必要が出てくる。しかし、民主党は格差社会を訴え続けた。格差社会も深刻であるが、今そこにある危機に対処せずして、格差社会の是正もない。むしろ、民主党は、安全保障問題に関しては、保守の立場をとり、社会保障や経済政策で政府・与党との対立軸を維持すればよい。国民の最大関心事は、社会保障問題なのだから。
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沖縄知事選挙の場合、基地の見直しか撤退か、右か左か、保守か革新か、ではなく、沖縄県民が考えたことは、「地域経済問題 対 基地問題」だったのだと思う。
糸数候補は、反米、反米軍基地、左翼思想を前面に打ち出す戦略を取った。ある意味、小沢一郎代表が代表選で掲げた「真の日米同盟の確立」という主張との矛盾を承知のことだったと思う。だが、所謂「徹底抗戦」は、共産党、社民党などとの共闘路線、野合と映ってしまった。確かに、糸数候補は30万票以上の支持を受けた。しかし、私はこのままでは、民主党は得るものよりも、失うものの方が大きいと思っている。
基地などの反感感情が多く存在している一方で、深刻な経済状況を考えると沖縄県民は現実路線を選んだと理解している。確かに、僅差ではあった。しかし、沖縄県民が、「苦渋の選択」を迫られていたということを理解せず、ただただ、基地問題だけに固執した結果と理解している。
わが党が、突きつけられた現実を理解する、沖縄県民の意思を本当に尊重するというならば、それらを踏まえ、今までとは違った路線に軌道修正していかなければならないと思う。
教育基本法改正問題と同様に、沖縄県民の意思を政局に利用してはならないのである。
※福岡、福島の結果は、対立軸が明確。当然、民主党に軍配が上がる。
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国民が求めている国会の対立構造は、「与党 対 野党」に間違いはない。しかし、断じて「右 対 左」「保守 対 革新」ではない。「保守A 対 保守B」である。10/22の補欠選挙の中で北朝鮮の核実験があった。政府としては即時に対応する必要が出てくる。しかし、民主党は格差社会を訴え続けた。格差社会も深刻であるが、今そこにある危機に対処せずして、格差社会の是正もない。むしろ、民主党は、安全保障問題に関しては、保守の立場をとり、社会保障や経済政策で政府・与党との対立軸を維持すればよい。国民の最大関心事は、社会保障問題なのだから。
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沖縄知事選挙の場合、基地の見直しか撤退か、右か左か、保守か革新か、ではなく、沖縄県民が考えたことは、「地域経済問題 対 基地問題」だったのだと思う。
糸数候補は、反米、反米軍基地、左翼思想を前面に打ち出す戦略を取った。ある意味、小沢一郎代表が代表選で掲げた「真の日米同盟の確立」という主張との矛盾を承知のことだったと思う。だが、所謂「徹底抗戦」は、共産党、社民党などとの共闘路線、野合と映ってしまった。確かに、糸数候補は30万票以上の支持を受けた。しかし、私はこのままでは、民主党は得るものよりも、失うものの方が大きいと思っている。
基地などの反感感情が多く存在している一方で、深刻な経済状況を考えると沖縄県民は現実路線を選んだと理解している。確かに、僅差ではあった。しかし、沖縄県民が、「苦渋の選択」を迫られていたということを理解せず、ただただ、基地問題だけに固執した結果と理解している。
わが党が、突きつけられた現実を理解する、沖縄県民の意思を本当に尊重するというならば、それらを踏まえ、今までとは違った路線に軌道修正していかなければならないと思う。
教育基本法改正問題と同様に、沖縄県民の意思を政局に利用してはならないのである。
※福岡、福島の結果は、対立軸が明確。当然、民主党に軍配が上がる。