泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

最古の古道 「山の辺の道」

2018年01月20日 19時30分45秒 | 散歩

古代、奈良盆地の東に連なる美しい青垣の山裾を縫うように三輪山の麓から石上布留を通り、奈良へと通じる道がありました。「日本書紀」にその名が残っているのが、「山の辺の道」です。「山の辺の道」沿いには、今も「記紀・万葉集」 ゆかりの地名や伝説が残っています。

今回は、最古の古道「山の辺の道」を紹介したいと思います。

この数日、飛鳥の地では春を思わせるよう天気が続きましたので、大好きな「山の辺の道」を歩いてきました。

「山の辺の道」は、歴史に登場する道路のうちで最古の古道と呼ばれています。現在、その道をはっきりと跡づけることはできませんが、海柘榴市(つば いち)から三輪、景行・崇神陵を経て、石上から北上する道と考えられています。 延長約26kmですが、なかでも古代の面影を残す桜井駅から天理駅までの約16kmがハイキングコースとして親しまれています。 沿道には、陵墓や古墳・遺跡・古い社寺等が多くあります。

今回は、天理市柳本にある「崇神天皇陵」から桜井市の「大神神社」までを散策してきました。約6キロ位の道程でした。

「崇神天皇陵」(242メートル)からスタートし、「景行天皇陵」(310メートル)の横を通り、「桧原神社(ひばらじんじゃ)」で昼食をしました。「桧原神社(ひばらじんじゃ)」は、「大神神社」の摂社のひとつで、三輪山中にある磐座を神体としているので本殿はありません。天照大御神を祀り、元伊勢とも呼ばれています。その後、「狭井神社」・「大神神社(おおみわじんじゃ)」までのんびりと歩きました。「大神神社(おおみわじんじゃ)」は、三輪明神ともいい、背後の三輪山を御神体とする我が国最古の神社です。御諸山または神体山ともいわれ、古くから聖なる山、神の山として崇められており、三輪山神話として記紀にも多く登場しています。

 道沿いには記紀・万葉に登場する名所旧跡が、数多くあり、神話や古代ロマンの世界へと連れていってくれます。ゆっくり歩きながら眼下にひろがる奈良盆地の中に浮かぶ大和三山や二上山の眺望を楽しみながら、ゆっくりと歩けるおすすめの古道です。

景色は勿論素敵ですが、ルート途中に地元野菜・果物の無人販売所多数あり楽しみの一つです。今回は、干し柿を買って昼食時に食べました。

「古代ロマンの世界」へと誘う「山の辺の道」、何度歩いても気持ちのいい「古道」です!

                                               

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