飛鳥の地は、今日(2月5日)も珍しく朝から雪が降り銀世界となっています。皆さんの処はいかがですか?
飛鳥には素敵な処が一杯あります。その一つに「奥飛鳥」と呼ばれている処があります。
「奥飛鳥(おくあすか)」は、奈良県高市郡明日香村の大字「稲淵(いなぶち)」「栢森(かやのもり)」「入谷(にゅうだに)」の三集落周辺を指します。
この地域の農地・森林などの景観が、文化財保護法に基づく「重要文化的景観」に選定されています。日本の原風景が、色濃く残っている地域です。
その中で「栢森」集落には、642年に皇極天皇が雨乞いをしたとして伝えられている場所があります。
「栢森」から「畑」という集落に行く林道の途中にあります。
雨乞いをしたとして伝えられている場所を、「女淵・男淵」と呼んでいます。その渕は、竜宮へ続いているとも言われています。
今回は、龍神が住むという「奥飛鳥の女渕(めぶち)・男淵(おぶち)」について紹介したいと思います 。
「栢森(かやのもり)」の集落から、坂の上の「入谷(にゅうだに)」という集落へ向かう道を登っていくと、「女渕」への案内板が見えてきます。そこから、「畑」という集落に行く林道があり、その途中に「女渕」・「男渕」があります。
林道をしばらく行くと「女渕」の標識があり、ボランティアの方が整備してくださった木の階段を下りて行き、少し上流に行くと「女渕」を見ることができます。
「女渕」は、高さ5〜6mの滝で、その深さは6m以上あるのではといわれています。滝の近くに行くとマイナスイオンがあふれており、滝つぼの水の色が綺麗な緑色をしていました。
また、この「女渕」から約1.5km上流に「男渕」があります。「男渕」は、山陰の非常に分かりにくい場所にありました。色々と探しながら小さな滝を「男渕」と何回か間違えながらようやく見つけることが出来ました。「男渕」と書かれた案内板の矢印が向いている先の山道から外れた崖下にありました。上の方から、高さ9m幅2m余りの滝を見ることが出来ます。こちらも、滝つぼの水の色が神秘的な緑色をしていました。
さすがに「男渕」というだけあって「女渕」よりも大きかったです。2つの渕は、ともに「雨乞い」に霊験がいちじるしいといわれています。
「奥飛鳥」は、日本の原風景が色濃く残っている所で大好きな場所です。「女渕・男渕」ともに、竜宮に通じ竜神が住むといわれているだけあって神秘的な処でした!
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