奈良県橿原市にある、本薬師寺跡(国特別史跡)周辺の水田に、約14,000株の「ホテイアオイ」が植えつけられ、今咲き始めたところです。
このお寺は、680年に天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気治療のために発願したことに始まります。天武天皇亡き後、造営は持統・文武天王の代も続き、698年に完成したといわれています。710年には、都が平城京に移り、このお寺も移りました。平城京の「薬師寺」に対して、こちらを「本薬師寺」とよんでいます。
「本薬師寺」跡には、金堂・東塔・西塔の基壇と立派な礎石が残されており、現在、国の特別史跡に指定されています。
今回は、地元の小学生等によって植えられた「ホテイアオイ」を撮ってきました。
スミレ色の花の「ホテイアオイ」は、大和三山の畝傍山や香久山の景観に溶け込んでいました。周辺の家屋も風情があり、のんびりと散策することができました!