伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2018/11/09

2018-11-09 07:40:22 | 一日一章・聖書通読日記
マルコによる福音書 16:1-5

さて、安息日が終ったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとが、行ってイエスに塗るために、香料を買い求めた。 そして週の初めの日に、早朝、日の出のころ墓に行った。 そして、彼らは「だれが、わたしたちのために、墓の入口から石をころがしてくれるのでしょうか」と話し合っていた。 ところが、目をあげて見ると、石はすでにころがしてあった。この石は非常に大きかった。 墓の中にはいると、右手に真白な長い衣を着た若者がすわっているのを見て、非常に驚いた。

イエス様が十字架で死なれてから3日後、週の始めの日の朝早く、3人の女性が当時の習慣に従ってイエス様の亡骸に香油を塗るために墓に向かいました。しかし彼女たちは、男数人掛かりでようやく動かせる大きな墓石をどうやって開けたらよいだろうかと思案に暮れていました。しかしその心配は無用でした。なぜなら彼女たちが到着する前に墓石は開けられていたからです。そして彼女たちが恐る恐る中に入ると、そこにはイエス様の亡骸はなく、一人の白い衣を着た青年が座っていました。私たちは将来について途方もない不安に襲われるときがあります。しかし心配は無用です。なぜなら神様に忠実に仕える私たちには、万軍の主、死の絶望さえも打ち破ってよみがえられたイエス様が共にいてくださるからです。

http://bible.com/81/mrk.16.1-5.ja1955

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マルコによる福音書 16:6-8

するとこの若者は言った、「驚くことはない。あなたがたは十字架につけられたナザレ人イエスを捜しているのであろうが、イエスはよみがえって、ここにはおられない。ごらんなさい、ここがお納めした場所である。 今から弟子たちとペテロとの所へ行って、こう伝えなさい。イエスはあなたがたより先にガリラヤへ行かれる。かねて、あなたがたに言われたとおり、そこでお会いできるであろう、と」。 女たちはおののき恐れながら、墓から出て逃げ去った。そして、人には何も言わなかった。恐ろしかったからである。

イエス様の墓に座っていた青年(天の御使)は、亡骸に香油を塗るために来た女性たちに驚くことはないと語り掛け、イエスはよみがえられてここにはいないこと、かねてから弟子たちに話しておられたように先にガリラヤに行かれること、そこで復活のイエス様とお会いできることを、弟子たちとペテロの所に行って伝えなさいと告げました。ここに「弟子たちとペテロの所」と記されていることに注目したいと思います。なぜなら、このとき弟子たちの集まっていたところに、ペテロはいなかったことを意味しているからです。なぜでしょうか? ここでペテロの気持ちになって考えてみると、彼は14章で、たとい他の者が躓いても私は決してあなたから離れませんと豪語しておきながら、徹夜の裁判のときには、イエスなど知らない、関係ないと、人々の前で3度も誓ったペテロが、どうして他の弟子たちと一緒にいられるでしょうか。自分だったらあまりにも恥ずかしくて、とても人の集まる場に出てゆくことなど到底できないでしょう。しかし主はそんなペテロを気遣って、あえてペテロの所に行って、イエスの復活を告げ知らせなさいと、御使を通して女性たちに告げたのです。私たちも時折、二度と人前に立つことなどできないと思うような大失敗を起こしてしまうことがあります。しかし神様はそんな私たちの心の傷を癒すために、信仰の仲間たちを送ってくださり、また御言葉を通して優しく語り掛けてくだいます。私たちを失敗から立ち上がらせ、再び信仰の仲間たちの集まる場に戻らせてくださる主の深い憐れみと愛に、心から感謝して素直に従う者とならせていただきたいと願います。

http://bible.com/81/mrk.16.6-8.ja1955

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マルコによる福音書 16:9-20

〔週の初めの日の朝早く、イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた。イエスは以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたことがある。 マリヤは、イエスと一緒にいた人々が泣き悲しんでいる所に行って、それを知らせた。 彼らは、イエスが生きておられる事と、彼女に御自身をあらわされた事とを聞いたが、信じなかった。 この後、そのうちのふたりが、いなかの方へ歩いていると、イエスはちがった姿で御自身をあらわされた。 このふたりも、ほかの人々の所に行って話したが、彼らはその話を信じなかった。 その後、イエスは十一弟子が食卓についているところに現れ、彼らの不信仰と、心のかたくななことをお責めになった。彼らは、よみがえられたイエスを見た人々の言うことを、信じなかったからである。 そして彼らに言われた、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。 信じてバプテスマを受ける者は救われる。しかし、不信仰の者は罪に定められる。 信じる者には、このようなしるしが伴う。すなわち、彼らはわたしの名で悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、 へびをつかむであろう。また、毒を飲んでも、決して害を受けない。病人に手をおけば、いやされる」。 主イエスは彼らに語り終ってから、天にあげられ、神の右にすわられた。 弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになった。〕

マルコによる福音書16章9節以降は〔〕でくくられていますが、これは原著者のマルコ本人が記したものではなく、紀元100年以降に追記された部分だと言われています。マルコが福音書が記されたのは他の福音書よりも最も早く、イエス様と一緒に行動していた人々がまだ多く存命していた時代でした。ですから9節以降の内容は誰もが皆知っていることであり、敢えて記さないことによって、イエス様の復活の事実に焦点を当てて完結したからです。しかし百年も経つうちに、イエス様と同じ時代の人々が次々と召されてゆき、イエス様がよみがえられた後に語られた福音宣教のご命令を追記する必要があったからです。そこでQ資料と呼ばれる他の共観福音書と同じイエス語録などを参照して、イエス様が復活された後に弟子たちにご命令なさったことを記したと言われています。いずれにせよ、よみがえられたイエス様に出会った人々の話を聞いても信じなかった、という内容は、マルコの福音書の根底に流れるテーマである、心の鈍い私たち、という観点から記されています。今もなお、福音を聞いても信じない人の方が大多数です。そのような世の中に出て行って、キリストの復活と永遠のいのちの希望を伝える福音宣教は、天に昇られたイエス様が私たちに託された使命であることに変わりありません。

http://bible.com/81/mrk.16.9-20.ja1955
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【今日の聖句】 2018/11/09

2018-11-09 06:35:11 | 今日の聖句
箴言 序 27:17 新共同訳

鉄は鉄をもって研磨する。
人はその友によって研磨される。

いかに切れ味鋭い名刀も、研がなければ刃が鈍って使い物にならなくなってしまいます。天の御国を目指す信仰の仲間同士、馴れ合いの関係ではなく、互いに高め合い、励まし合い、切磋琢磨し合ってキリストの徳の高さに至る私たちでありますように。

http://bible.com/1819/pro.27.17.新共同訳
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