♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

小沢亜貴子・八月のクリスマス

2007年07月21日 | 演歌・歌謡曲

★小沢亜貴子さんといえば、もちろん若手歌手の一人なんですが、何ともうデビュー15年目に入っているのですね。この4月に発売された新曲『八月のクリスマス』は、彼女の15周年記念曲ということです。作詞:荒木とよひさ氏、作曲:杉本眞人氏のコンビは、前作『虹の向こうに鐘が鳴る』と同じです。

★この新曲も前作と同様、爽やかな歌謡ポップスで、こういう曲を聴いているとすごく心地よい気分になります。そして、どことなくなつかしい感じがただよって来ます。そういえばイントロはミーナの『砂に消えた涙』によく似ていますね。
彼女はテレビで何度か見ただけですが、誠実で控えめな人柄のようですね。彼女の歌唱もそんな人柄が出ているようで、ていねいに優しく唄っています。こういうタイプの曲が似合っていると思います。

★八月のクリスマスって一体何のことだと思われるでしょうが、それはあえてここには書きません。試聴できるサイトのリンクを貼っておきますから一度歌を聴いてみてください。
彼女にはこれからも好感度の高い歌謡曲の担い手として、地道に頑張ってほしいと思います。

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山本あき・幸せの行方

2007年07月20日 | 演歌・歌謡曲

★昨年6月に『哀しみ模様』でデビューし、年末の日本レコード大賞で新人賞を受賞した山本あきさんの第二弾シングル、5月に出た『幸せの行方』を取り上げます。

★彼女にとっては酷な言い方になりますが、昨年のレコ大新人賞といっても、実績に裏付けられたものではないというのが正直なところでしょう。それでも昨年デビューの演歌新人歌手の中からただ一人選ばれたのですから、その幸運をバネにさらに飛躍してほしいものです。

★その意味でセカンドシングルは注目です。雰囲気としては『哀しみ模様』と同じく失恋の心の痛みを歌った歌謡曲調の曲になっています。彼女の声には、程よい艶やかさがあります。女っぽさと清純さのバランスがうまく取れているように思います。失恋の歌ですが、悲しみを乗り越えていくしたたかさも感じ取れます。

★2ハーフで約3分40秒と、やや短めの曲なのは、冗長さを避け、感情を凝縮させるねらいがあるように感じます。
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小村美貴・大阪のおんな

2007年07月19日 | 演歌・歌謡曲

★小村美貴さんといえば、2年前に『やっぱり大阪』でデビューした浪花若手演歌のホープです。その彼女が、昨年の第二弾シングル『惚れた惚れたよ』に続き、第三弾シングルの新曲『大阪のおんな』を5月に出しています。

★タイトルがそのものズバリの浪花のご当地ソングです。イントロは藤圭子さんの『新宿の女』を思わせますし、歌い出しは西田佐知子さんの『アカシアの雨がやむとき』に似ています。かげりを含んだ都会派演歌と言えるでしょうか。小村さんの声は力強さの中にも哀愁味を秘めています。

★この曲の一番の特徴は、各コーラスの3行目で「願かけた ア 人なのに」「寄り添った ア 人なのに」「信じてた ア 人なのに」というように、間に軽く「ア」をはさむ歌い方です。これが独特のいい雰囲気をかもしだしています。

★私は彼女を一昨年の関西歌謡大賞のステージで一度だけ見ています。体格がよく、歌もうまいのに、やや見た目の華やかさに欠ける印象がありました。そのへんが彼女の課題かもしれません。

★デビュー当時、私は曲は気に入ったものの、彼女のわざとらしい振りや表情のせいで、必ずしも好印象を持たなかったのですが、今は浪花演歌の期待の星として、快く大いに応援をしていきたいと思っています。
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市川由紀乃・能登絶唱

2007年07月17日 | 演歌・歌謡曲

★それでは本日は、先ほどNHK歌謡コンサートで唄われたばかりの、市川由紀乃さんの新曲「能登絶唱」を取り上げましょう。昨年10月に「海峡出船」で歌手活動を再開された彼女の、復帰第2弾というわけです。由紀乃さんのシングルでは、平成8年に「越後絶唱」がありますので絶唱つながりで、しかも日本海側を舞台にするという共通点があります。

★ところで「絶唱」ってたまに演歌のタイトルに出てくるのですが、辞書によると「力のこもった歌いぶりで歌うこと」とあります。イメージからすると「心の底から感情を振り絞って歌う」といった感じがあります。この「能登絶唱」でも世間に背を向けた恋の情念を、由紀乃さんは感情をこめて唄っています。彼女はこういうタイプの演歌が本当にうまいですね。感情を抑え気味にしつつ、しっかり聴く者に伝えることができるのは、本当の歌唱力があるということです。

★さて、この曲の季節についてですが、一番の歌詞に「あられ雪」があるので冬かと思えば、二番に「夏の旅」が出てきてあれっと思います。これは過去に二人で夏に能登を旅したことを回想しているんですね。そして三番で最後に「春も遅れる」とあって、早春だとわかります。
ちなみに二番の歌詞にある「キリコの祭り」とは、夏場に能登の各地で行われる切子灯籠を担ぐ伝統行事のことです。

由紀乃さんにはこの新曲でますます勢いをつけてほしいですね。
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竹川美子・BS日本のうた出演

2007年07月16日 | 演歌・歌謡曲
★昨夜の「BS日本のうた」で、竹川美子さんは「港は雨あがり」を熱唱されました。若手の新曲として、まず永井裕子さんが「石見路ひとり」を小気味よく力唱された後を受け、優しく愛らしい歌唱で、彼女らしさが出ていたと思います。

彼女の同期や後輩の歌手が次々とこの番組への出演を果たす中、どうして竹川美子さんを出さないのかと、以前は随分やきもきしたものです。そして2月4日にようやく初出演がかなって「雪の海峡 津軽」を唄われたのですが、今回は新曲発売後1か月と少しという早いタイミングですから、好待遇と言ってもいいでしょう。これからも持ち歌でもカバーでもいいですから、どんどん出演して常連になってほしいですね。

★台風4号がようやく去ったと思えば、中越沖地震で大きな被害が出ました。被災者の方には心よりお見舞い申し上げます。
歌やインターネットを心おきなく楽しめるのも、平穏な日常があってこそと改めて思います。
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