♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

ひるの歌謡曲

2005年08月15日 | 演歌・歌謡曲
今週の「ひるの歌謡曲」は、若手実力派の急先鋒、永井裕子が司会を担当する。四日間に取り上げられる歌手を見ると、美川憲一、前川清、小林幸子、石川さゆりで、今をときめく人気ベテラン歌手ばかりである。永井裕子といえば、テレビで平成歌謡塾の司会を、ついこの前まで4年間にわたって担当していただけに、ナレーションは手馴れたものだ。

さて、きょうの特集の美川憲一である。
昭和40年代初頭に、個性的な都会派歌謡のブームとでもいえるものがあったと思う。森進一、青江三奈とともにその一翼をになったのが、美川憲一だ。3人に共通するのがその個性的な声で、ハスキーな森進一、青江三奈に対して、甘い低音で無表情に唄う美川憲一の登場も十分にセンセーショナルなものだった。
イメージ的にも、まじめ青年といった森進一に対し、彼は少し生意気でキザっぽい印象があった。ところで、近年における彼独特のスタイルは、コロッケのものまねを逆手にとって、誇張した表現をして成功しているように思える。

話が少し脱線するが、きょうかかった『新潟ブルース』で思い出したことがある。昭和48年頃、「スター誕生」から現役高校生でデビューした藤正樹という演歌歌手がいた。今も現役で活躍しているようだが、彼が「スタ誕」のオーディションで坊主頭に学生服で登場し、低音でムードたっぷりに唄って会場を沸かせたのが、この『新潟ブルース』だった。男性版・森昌子の登場を思わせたが、意外に飽きられるのも早かった。
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