小沢一郎元代表の新党名は、「生活一新党」か「生活第一党」か「新政党」か、間もなく決まる

2012年07月10日 01時53分27秒 | 政治
◆小沢一郎元代表が7月11日、新党を設立する。新党の名前は、おそらく、内々には、もう決まっているであろう。そうでなければ、結党大会の会場に掲げる看板が間に合わないからである。そこで、新党の名前を予想しながら、私なりに、こんな名前を考えてみた。
 ①「生活一新党」
 ②「生活第一党」
 ③「新政党」
 小沢一郎元代表が、「国民生活第一」というキャッチ・フレーズを気に入っていて、衆参両院新会派に、この言葉をつけたほどなので、①②の可能性が大ではないかと予想する。
小沢一郎元代表は、超派閥(いまは超党派)の政策勉強会「新しい政策研究会」の会長を務めており、「研」を「党」に入れ替えて、「新政党」というのも、捨て難い。
 小沢一郎元代表にとっては、今回は、4回目の新党結党であり、命名である。「新生党→新進党→自由党→?」、平仮名にすると「しんせいとう→しんしんとう→じゆうとう→?」である。3党に共通しているのは、「し」で、「さ行」が好きらしい。ということを考えれば、「せいかつしんとう」「せいかつだいいちとう」「しんせいとう」のうち、どれも「さ行」で共通している。原点回帰するならば、「新政党」がピッタリであり、多くの国民有権者の記憶によく刻印されるのは「濁点」がついた言葉と言われているので、このメリットを評価するならば、「生活第一党」であろう。さわやかな響きと「一新会」にこだわるならば、「生活一新党」ということになる。
◆しかし、改めて考えてみるまでもなく、「自由民主党」という党名は、立派な党名である。日本国憲法が基本的政治原理としている「自由主義と民主主義」、すなわち、基本的人権を守るための「自由主義」と個人の意志を尊重する民主政のルールを保障する「民主主義」をズバリ反映した党名が、「自由民主党」である。これほど素晴らしい党名はないのであるが、1955年11月15日、自由党と民主党が合同して、自由民主党が、東京・神田の中央大学講堂で結党され、38年間長期安定政権が続いている間に,金権腐敗の政党になり、政治倫理が地に落ちてしまったため、政権担当能力を喪失し、政権の座から引きずり降ろされたのである。
 フランス革命のとき、革命派が、アンシャンレジーム、王党派打倒のために掲げた「自由、平等、博愛」を示す3色旗に従えば、自由民主主義、平等(社会)民主主義、博愛(友愛)主義が政治原理として考えられた。
 小選挙区比例代表並立制度初の総選挙に当たり、友愛(フラタニティ)精神に立脚している鳩山由紀夫元首相が約30億円を提供して結党した民主党は、本来、「博愛(友愛)民主党」と命名すべきであった。ところが、「博愛(友愛)」が削られて、「選挙互助会」としてスタートした「民主党」に左右両陣営から、変節漢たちが脱走してきたのである。だから、このなかで党員どうしが、いがみ合うようになると、政党は維持できなくなる。とくに仲間を殺してしまう習性を持つ左翼や新左翼が、主導権を握ると、セクト主義が強まり、異分子を「排除の論理」により、党外に追放する力学を働かせるようになる。
 それが、今回の小沢一郎元代表ら小沢派の離党、新党結党という悲惨な政治現象として現れているのだ。早い話が、仙谷由人政調会長代行、枝野幸男経済産業相らの左翼新左翼をバックとする野田佳彦首相(松下政経塾1期生)らにハイジャックされたということである。その挙句の果てに、創業者である鳩山由紀夫元首相ら20人も、追放される運命にある。だが、「選挙互助会」であることを放棄した民主党は、次期総選挙で完全に消滅する。マスメディアの世論調査の結果である、民主党支持率10%(毎日新聞)~13.3%(共同通信)~19%(朝日新聞)というデータが、このことを予感させている。

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小沢新党が結成されれば、人数も増えて、「量が質に転換」する可能性は大、野田佳彦首相が民主党を潰し、自民党の松下政経塾、日本新党出身で合流するつもり!

◆〔特別情報①〕
 小沢新党に対する「期待」が、マスメディアの世論調査の結果、「13%~15%~16%」と数字的に低いことから、「期待度が低い」とコメントする専門家が大半だが、たまには、「これだけの数字を取れる政治家が、小沢一郎元代表をおいて、どこにいるのか」と高く評価するコメンテイターもいる。大阪市の橋下徹市長率いる「大阪維新の会」に対する「期待度」が50%を超えているけれど、「政党」が設立されているわけでもなく、未だに候補者もいないのに、これもおかしい。未公開株に値をつけているようなものだ。ならば、小沢新党への期待度は、高いのか低いのか、どちらだろうか?

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『民主党政変 政界大再編』 ( 2010年5月6日 ごま書房刊)

目次

第2章 政界再編のキーパーソン

新党が雨後の竹の子の如く生まれる

新党結成を想定し「平沼グループ」の活動を継続する


 平沼は平成二一(二〇〇九)年夏の総選挙後の新党結成を想定して、「平沼グループ」として活動を継続、侯補者一七人を擁立した。いずれも無所属扱いである。目指す旗印も掲げた。
 すなわち、「自民党、民主党のいずれにも属さない健全な保守の第三極」である。
 しかし、総選挙の結果、「平沼グループ」で当選できたのは平沼越夫、城内実・小泉龍司の前職・元職合わせて三人に止まった。

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コメント (2)
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