2014年3月 掛川編その４

滞在中の天気予報で一日だけ雨マークの日があったので
その日は掛川花鳥園に行く事にしました。
ホテルの部屋から見えます。指呼の間です。
歩いて5分弱。
オープン直後に入園しました。

ふつうは1050円。
シニア値段の840円で入園。
こういうのって、年を取って数少ない嬉しい事の一つだなぁ。

休日なので子供連れが多い。
混雑を避け、とりあえず一番奥に行って最後から逆に見学する事にしました。
一番奥は白クジャクや鷺の区画です。
さすがに人は少ない。ヘラサギが多くて、専用の餌が200円のワカサギだとあるので購入。
小指ほどもない小さなワカサギが5匹入っていました。

カップをもったとたん取り囲まれた。
くちばしがへら状なので、つっつかれる危険はないね。と思ったら、コートの裾を引っ張られた。「わし、ここだす。こっちもお忘れなく～。」という感じで。
たった5匹なので、前の連中にあげたら終わり。
すると後ろの彼、コートの裾を引っ張り続ける。
根性に負けて、さらにもうワンカップ購入。
人間の世界も鳥の世界もアピールが大事って事なんでしょうか。

やれやれと思って出口に行きかけたら、いきなり肩に鳥が乗ってきた。
今度は中型の見たことない鳥。すごいわ～。
仕方なく餌売りお姉さんのトコに戻る。
「この子の餌はどれ？」
100円だというので購入。
肩から腕に降りてきて持っているカップの中に口ばしを突っ込んで独占状態で食べてました。

ペンギンの餌やり体験始まります～！というアナウンスに入口近い池まで戻ると、幼稚園ほどの子供がいっぱい。ざわめいています。
オババは人混みが苦手で、その場を離れました。
ペンギンプール周辺から離れ、池の反対側にある隅のベンチへ。
そこで池に泳ぐカモやアヒル、オシドリが泳ぐ姿をぼんやり見物。

ふと、気が付いた。はじっこでうずくまるカモ一匹発見。
仲間に突っつかれ慌てて立ち上がって歩くのを見ると、びっこ引いてる？足を怪我しているのかな。
というので、ペンギンの餌やりでごった返してる広場に戻り、
隅にある餌売り場から、カモの餌100円を買い、コートのポケットに隠して、ベンチに戻りました。
こうしないと、鳥が寄ってくるからです。

ベンチの傍には先程のカモがまだ、うずくまったまま。
私がすぐ横を通っても反応しない。
逃げる気力も体力もないのね。かわいそうに。
というわけで彼の傍にしゃがみこみ、口元にカップを差出しました。
それを見た池にいる元気なカモ達が池から上がって寄ってくるので、
カップを半分覆って食べられるのは彼だけにしました。

顔半分をカップにうずめてモーレツな勢いで食べてました。
怪我しても食欲はあるみたいね。よかった。
餌を飲み込む時だけ顔をあげますが、大量に口にいれたせいで飲み込むのに苦労して目を白黒。それでも一カップ全部食べたから多少は体力つくんでは？
早く元気になれよ～！

こうしてみると、私はぐいぐい押してくるタイプと、怪我して弱っちいタイプに弱いみたいね。人間にもそうなのかしらね？


写真は餌を強要する押しの強い鳥。エボシ鳥