ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

インド仰天紀行(5)

2006-07-23 16:50:14 | パソコン画
デリーから列車で行ける、タージ・マハルを見学に行く事にしました。

窓口で、エアコン付き一等車の切符を購入。
そのままプラットフォームへと向かいます。
改札口というものがない…だから駅には人が溢れています。
ホームを道路替わりに通り抜ける人々と、例のごとく、行き場のない暇つぶしの人々が駅構内に溢れ、
まるでスクランブル交差点状態。

足元がいやにベタベタするなぁと思ったら、売店で売られている飲み物の残りがあちこちにぶちまけられていました。
ちなみにインドで売られている飲み物は全体が甘すぎます。
それらを香辛料の効いたインド料理を食べる時必ずがぶ飲みするのがインドの食卓風景です。
見ているだけで気持ち悪くなるのですが、
彼等にしたら、「水」を飲みながら食事する日本人の方が舌がおかしい…と思っているのかもしれません。
その滅多やたらに大甘のジュースの飲み残しが大量にぶちまけられているのですから
ホームのあちこちには、うわ~んと真っ黒なハエ柱がたっています。
蚊柱というのは聞いた事がありますが、ハエ柱というのは聞いた事がない。
凄い光景でした。気持ち悪いを通り越して、あ然とするばかり…。

出発ホームで列車を待っていると、さすが一等車のあたりには人が少ない。
でもそこを狙って、貧しげな少年が犬を連れてやってきました。
もちろん、ヒモなど付けていない放し飼い状態。
一等車の女客を狙って、犬をけしかけで小遣いを稼ごうというわけ。
大甘ジュースのせいで相撲太り体型の中年女性が多いインドです。
しっしっと手を振って撃退する貫禄アリ。
「きゃぁ~!」と叫ぶのは子供の頃、犬に噛まれて犬嫌いになったわが娘のみ。
やせ細って犬というより、薄汚れた狐に見える犬は、調子づいて低い唸り声を上げて娘に迫ってくる。
そんな光景を見て、少年はニヤニヤするばかり。
困った!という時、大きなリュックを背負ったインド旅行中らしい青い目の青年がやってきて大喝!
犬も少年も即座に退散しました。よかった。そばかす一杯のアメリカ青年がスーパーマンにみえましたよ。


絵は「朝顔その1」朝顔の花を一輪ずつ、何種類か描いて、それを配置しました。
まずは円にした一枚です。PC水彩はこういう事ができて面白いですね。
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