風呂敷（４７１）2018文月

風呂敷（４７１）2018文月　　　　18-02作成

まだ7月16日ですよ～。
連日の35度越え…どうなっちゃってるのぉ～？！
小学生の頃　「今日は暑い」という日は　31度の事だった。

今年で75歳になる友人に　スーパーで行きあうと
「今年の夏は　一段と暑さが堪えてつらいわ～。」ぼやきだした。
家の前がスーパーだというのに　買い物にでるのも億劫だと。
暑さに対抗しようという気力が湧かないのだとか。
ぐでたま状態だと。

80，90が当たり前の世の中。
ただ長命なだけで　
朝起きて、だらだら時間をやり過ごすような日々って空しい。
…と言いながら　お互い　西日本の豪雨被害を思えば
文句も言えないと角をひっこめる。


ところで　我が家の朝刊には「人生相談」コーナーがあります。
これが結構面白い。

たいていの回答者は　私と似た回答をするので
安心する次第。（私って結構　常識人なんだな～って）

ある日の回答者が樋口恵子でした。
そこでのある相談の回答は以下。
老いてきた日常での悩みでした。

老いとは、心身能力、人間関係、経済力など、さまざまなものを
日一日と喪失させていきます。
本質的に寂しいものです。
86歳を迎えた私も、日々その思いを新にしています。
この思いに耐えるのが老人の醍醐味だと、いささか自虐的に
とらえております。
これほど長い人生を多くの人が過ごすのは、人類はじめてのことですから。

…本質的に寂しいものとあるが
　私にとっての老いとは「寂しさ」ではなく
「ひたすら、かったるい、いらいらする」…です。

なんで　さっさと動けないの、なんで簡単に動けないの、なんですぐ疲れるの等々。
せっかちのせいか…
長女のサガか…
とにかく頭は手早な行動を命じるのに　体がそれについていけない苛立ち。

立ち上がる時思わず「よっこらしょ。」と言ってしまうのが一番頭にくる。
気合いれないと　立てないって　どういう事よ～って。

最短　最速で動けない昨今が悩み。
年を取るって　…いらいらする日々が続く事なんだな～。