ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

2015 7月朝霧高原その5

2015-07-23 08:14:54 | 女一人旅
こちらは対岸の北側の風景。
森が湖に迫ってくる湖岸風景。
こっちもいいなぁ~。
自転車は私一人だけ。すいすい廻れました。

今回の旅行でやっと壬生義士伝を読み終えましたが、そこで初めて気が付いた。
文中に盛岡の話がたくさん出てきましたが、その中に知っている家名が…。
その家名は高地(高級武士)の一つ。
知人がそこへ嫁いだのわけですが、それはいわゆる玉の輿だったのね。
あ~ぁ、それでか…と今さらながら、納得した事が。

盛岡へ嫁いだ彼女が趣味で油絵を描いているのは知っていましたが、ある時
「××芸術大勲章」と「○○芸術大賞」をもらったと
彼女の絵が載った分厚い立派な本を送ってきました。

大げさな、誰もしらない何の意味もない賞なんだけどな。
その賞を授与したという美術季刊誌には 彼女の対談も乗っていました。
彼女×十万ほど払ったらしい。対談や絵の掲載料として。

1冊2100円の本を大量購入して、知人という知人(高校時代同級生だったというだけの私にも)に
発送したわけです。

二つの事に驚いた。
一つはこれが典型的な
高齢者を相手の「褒めあげ商法」。
田舎の天狗を狙って、褒めておだてて、あれこれぼったくる商売です。
彼女は気が付かなかったのか・そんなおバカだったのか・という事に、まず驚いた

二つめには、自分にそんな才能があると本気で信じているのかという事。
余りに驚いたので、本を送ってくれたお礼の電話の時
「そんな才能あったんなら
二科展とか国展とか、権威ある展覧会に応募したら…」と
つい言ってしまった。

彼女曰く、「私の絵はそういうものを狙っている絵ではないから」
どういう意味??
権威ある展覧会では評価されないから応募しないって??
でも誰も聞いた事がない全く意味のない
「××芸術大勲章」だの「○○芸術大賞」は欲しかった、嬉しいって??
意味わかんないわ~。

先日も主人に紳士録に載せませんか?との電話が。
何十万もとるのよね。
そんな事しなくったって、ネット検索すればいい時代なんだけど、
功名ほしさの中小企業のおじさんなんかが、結構応じるので商売になるそうです。
あと、二流の芸能人と「社長対談」しませんかと言って来た雑誌社もありました。
対談料がっぽりとられて、誰も知らん雑誌をたくさん買いとらされるわけだ。
もちろん、主人は断ってましたが。

知人の会社の受付には「ご自由にお持ちください。」と社長の一代記が山積みに。
これもよくある「褒めあげ商法」の一つです。
誰が読むってのよ??
持って帰って読む酔狂人いるのかしらん…。
褒めておだてて本を印刷させる商売。

小学校の同級生が本を出したって聞いたけど、彼女もひっかかった口?
そう言えば、こちらも玉の輿婚だった。
女子大でて、専業主婦していた彼女に、経済専門書ななんて書けるはずないもの。
おそらく中身はゴーストライターが書いて、著者名だけ彼女というパターン?
自己満足のために
いくらぼったくられたのやら。


さて、盛岡に嫁いだ彼女。
舅&姑とすごく仲が悪いと嘆いていた。
壬生義士伝お読み終えてえ、今、初めてそのわけがわかった気がします。

つまりね、一流のミッションスクール出て、一流大学出て
盛岡の×家に嫁いだけど、
×家って、本にでてくる高地(高級武士)の家系だった。

そういう家ではミッションスクールだの、×大学出なんて意味ないわけよ。
東京から来た氏素性もない、どこの馬の骨ともわからない家の娘。
しかも早口の江戸弁をまくしたてせっかちで合理的。

盛岡で家系を誇ってきた舅&姑にしたら
同じ盛岡の由緒正しい家系の嫁さんがほしかったんでしょうよ。

彼女もそれなりのプライドもって嫁いだのに、
東京での評価は盛岡では通用しなかった。

英語なんか喋れても、お茶お花の免状もないんじゃ、ハナシにならない嫁。
おまけに両親は普通のサラリーマンで、金持ちでもない実家。
しかも跡継ぎの男子を産めなかった。
東京モンの私たちからしたら、どうでもいいじゃん~ですが
旧弊な土地柄からすると、不出来な、ハズレ嫁というレッテル?

奇矯に見えた彼女の行動のわけが、今やっとわかったとこ。
あれは田舎の舅姑に対するアピールだったのね。
こちらからすると、陳腐なお笑い種の
「××芸術大勲章」とやら「○○芸術大賞」とやら。
また豪華な美術季刊誌やら…田舎の舅姑連中にとっては
かなりインパクトあるんでしょう。

結論:ふーやれやれ。玉の輿もなかなか大変ですわね。
普通が一番!


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2015 7月朝霧高原その4

2015-07-23 08:05:42 | 女一人旅

写真は田貫湖一週コースの途中、南側にある展望広場です。
この木陰でで暫く読書。
人がほとんどいないのがいい。
空がはろばろと広がる…いいなぁ~。

一泊や二泊の宿泊客は、昼間、こんなところでのんびり過ごさない。
富士花鳥園やまかいの牧場、白糸の滝などの観光スポットへと出かけたんでしょう。
マイカーで来ているなら、ちょっと北上すれば本栖湖へ行けます。

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