イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

大手術をしたの~God Mother レイラ。

2017年08月23日 | Weblog

私が初めて自分の力でチャンピオンを完成することができた女の子・レイラが、先月に大きな手術を行いました。レイラは、私が一番最初に輸入した男の子・ロナルド君の娘です。ロナルドはポーランド・チャンピオンです。ロナルドとの巡り会いが、私のイタグレ人生を大きく変えてくれました。ロナルドが来日したのは14年前でした。


ロナルドの子供が生まれるようになってから、私は繁殖するだけではもったいない!この子の子供をショーに出してヨーロッパのイタグレの良いところをアピールしたい!と思うようになりました。


そうしてレイラが生まれたのが12月でしたので、翌年の春から、北海道でのショーでパピークラスから出すことができました。レイラは歩様が美しく、大きな欠点もなかったので、素人の私が引いても良い成績をいただくことができました。


パピークラスでいただいた良い成績のお立ち台写真です ↓



2008年 レイラ 7か月の時です。


その後も・・イノセントの史上に残る快挙です。



パピークラス・男の子&女の子の 総合の優勝・パピー・ベストインショー をいただくことができました。このときのジャッジは有名な大物様・M先生でした。M先生は、始めたばかりの素人もどきには優しく~ ベテランハンドラーになってくると、厳しい方です。私とレイラの所作を見て、すぐに始めたばかりのオナハンだと分かったはずです。でも、これから頑張って行けるように、そんな気持ちが湧くようにと、こんな大きなプレゼントをくださったのだと思います それまでは、ジャッジの先生は⇒ こわい人・・近寄りがたい人・・というイメージを持っていた私は、M先生と出会ったことで少しずつショーが好きになっていきました。



パピー・ベストインショー でいただいた大きなロゼット&盾です。イノセントの宝物です。レイラも若くて美しい


でもそんなレイラも9歳になりました。レイラは少し前からお腹におできが出来てきました。そのおできは、ずっと小さいままでしたのでしばらくは様子をみていました。しかし、今年になってから徐々に大きくなってきました。さすがに心配になった私は、おでき・腫瘍を取ってもらうことを決断しました。


事前の検査で、腫瘍には根っこがないので良性だろうとのことでした。レイラは9歳という年齢から、安全策でワルイ部分は全部無くしたほうが良いとのことで・・・乳腺もすべて切除することになりました。私もそれに同意しました。そしたら、腫瘍を取るだけの手術ではなく、乳腺を切除するわけですから、想像していた以上に大変な・・大きな手術でした。レイラは、よくがんばったよ ちょっと衝撃的な写真です。 ↓



手術当日に1泊入院しました。入院中もご飯をペロリとたいらげたそうで、先生も驚いていました。特に問題はないとのことで翌日に退院しました。家に連れて帰り、よ~く傷口を見てビックリでした(+_+) すごい傷あと。。。胸の上から陰部の手前まで、しっかりと縫った跡が。しかも、乳腺を切り取っているので、ぴったりと縫い合わせてくっつけてあります。先生も、下のお股のほうに水が溜まってきますので、あしたも来てくださいとおっしゃった。何針ぬっているのですか~ とお聞きすると・・さあ、分からないくらい縫いました・・とおっしゃるのです。ざっと数えても80針くらいありました。4つできていた腫瘍が、あちこちに分散していたので、このように広範囲にわたっての手術でした。レイラ・・大変な手術だったね


しかしレイラの体力がすごかった 家に戻ったら、多分体が痛くて寝てしまうだろう・・と思っていたら、そんなことはない!すぐにソファに上がろうとしたり部屋の中を歩きまわって元気そのものです。これでは傷口が開いてしまう('ω')ノ とハウスに入れて安静にしてもらいました。


そして通院で点検しながら、抜糸は、傷口がしっかりふさがってから3週間後にしましょう。となったのです。しかし~元気すぎるレイラさん・・2週間ほどたつと、傷が治り、縫った跡がかゆかったらしく、自分で、おへそから下の部分の糸を取ってしまったのです 自分の歯で抜いたようです。というのも私が見ていると⇒ダメよ!やめなさい。と止めるので・・夜中にやったらしく、朝起きたら下のほうの糸がなくなっていました。私は下のほうがつるつるんになっていたのでびっくりして⇒ レイラ・・自分で取ったの~ と何度もレイラの目を見ました。レイラは、ハイそうです!とはずかしそうでした。


先生曰く、傷口はくっついているので問題はないですね。しかし~糸を抜くのはとても痛いですよ。そんな痛いことを~よく自分でやりましたね"(-""-)" と苦笑されていました。


そんな、いくつになってもじゃじゃ馬レイラさん。


3週間を何とか我慢して、やっと抜糸しました。レイラ、お腹を見せてね!というと、どんどんサービスして見せます。この子は犬ではなく人間みたいになんでも言葉を理解しています。恐ろしいほどの理解力です。クールビューテイで冷静・落ち着いています。



80針の傷口が、ほとんど綺麗になりました。乳腺を切除したので乳房もなくなりました。レイラ、この手術は大変だったけど^これでレイラは長生きできるよ



レイラは今年の12月で10歳になります。10歳になって白髪も増えてきたけど、レイラは今でも気品があって美しいです お母さんは、レイラと一緒に始めたショーがきっかけで、あれからマイペースながら休むことなくショーを楽しんでいます。レイラは本番に強かった。練習ではイヤイヤしていても、本番・リンクにあがるとピチッ!とスイッチを入れ替えて⇒ 見て見て~ ワタシを見て~ と女優に変身していたね。懐かしいね。


また再びレイラと一緒にリンクを走りたい!と何度も思ったことがあったけれど・・叶わなかった。これからはレイラの子孫に託していくよ。ありがとう、レイラ。



レイラと現役で走っている写真を探したけど、古くてCDにコピーしていて探すだけで何時間もかかるのであきらめました。見つけた一枚です



やっと見つけたお立ち台写真です。パピークラスからジュニアになり、CHシップショーに参加できるようになってから、初めてカードをいただいた時の写真です。2009年・6月。このときのことは鮮明に覚えています。対戦した10グループのワンちゃんたちのことも、その時の歩きもよく覚えています。小雨が降っていました。自分の手で愛犬とのカードが獲れたなんて夢のようでした。このときから始まった、私と愛犬たちとのCHシップショーでした。


レイラが生まれてきてくれたから始めたショーです。レイラは長生きするための手術をがんばった。ありがとう・レイラ。


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コメント (12)
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