ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.6.7-8 エンハーツ16クール目さらに減量11回目投与後5-6日目のこと へとへとの翌朝、早朝の息苦しさにびっくり

2021-06-08 20:01:54 | 日記

 寝たきり廃人状態の2日間が過ぎ、週が明けた月曜日。最高気温は30度に近くになるという予報だ。

 夫は休務日なのにいつもどおりに起きて朝食の準備をしてくれていた。ヤクルトでナウゼリンを飲んでから、クリームデニッシュ1切れとハーフのアップルマンゴー、びわ1粒、ぶどう1粒。バナナスムージーをなんとかグラス半分飲めた。
 夫が美味しいねというダージリンの味が分からない。胃が何となく重いのでアロエの青いヨーグルトを頑張ってお腹に入れる。食後の薬一式は今日も5種類。疲労止めとして処方して頂いているエルカルチン2錠は相変わらず臭くて、息を止めてスムージーで飲み下す。気持ち悪い。職場用には極上はちみつ紅茶をマグボトルに入れる。廻した洗濯機の洗濯物がちょうど洗い上がったので、申し訳程度に干して後は夫に託す。
 土日動かず、食べられずだったからうさぎさん便がほんのちょっぴり。当然お腹はすっきりしない。

 気持ち悪さ防止のウエストシェイプのないストンとした七分袖のワンピースで出かけた。木曜日に帰宅してから外の空気を吸うのは前クール同様80数時間ぶりだ。足元はふわふわして覚束ないが、なんとか途中で立ち止まることなく自席まで辿り着けた。既にマスクが暑くて息が上がる。先が思いやられる。
 
 事務室は出勤している人が割と少なく、静かに時間が流れている。メールでやりとりする職員も在宅勤務が多いようだ。午前中Web会議が一つ。昼休みには頑張って駅前のファミレスまで歩いたが、日傘を差していても蒸し暑くて陽射しが強くてびっくりした。

 前回すぐに注文が出て来たので大丈夫と思ったら失敗だった。とても混雑している。隣の女性がイライラして落ち着かない。見ればテーブルには水とセルフサービスのスープだけしかない。「あと2分で出ます。」と言われていたけれど「時間がないからキャンセル!」と言って出て行った。私も20分近くスープとサラダだけで待って、あわやキャンセルだったけれど、抜くと後半勤務が持ちそうにないので、出てきたカレーを5分で半分弱お腹に入れて急いで職場に戻った。
 弱り切った足で速足で歩いたので、ヘトヘト。なんとか時間に滑り込んだけれど、汗がなかなか退かなかった。

 夫からは、サイクリング方々遠くのラーメン屋さんでランチをしている画像が送られてきた。鍵を持って出ていないので、夫が外出していると締め出しだ。具合が悪かったら少し早退にしようかと思ったけれど、頑張れるだけ頑張ろうと午後の勤務に入った。
 かなりしんどかったものの、なんとか定時までやり過ごし、帰宅したらもう電池切れ。手洗いうがい着替えの後は迷うことなくソファと一体化。すぐにウトウト。ほどなくして「ご飯だよ」と夕食になった。

 夫があまりに「美味しい、美味しい」とワシワシ食べるので、見ているだけで圧倒された。“今日も元気だ、ご飯が美味い”人は本当に羨ましい。それでも昨日までに比べれば外に出て動いているせいかそこそこお腹に入れられた。

 Duo通話で確認したら、母は無事2回目のワクチン接種が終わっていた。おかげさまで本当にほっとしたと何度も繰り返していた。今日は先着が5,6人いたけれど、半分は付き添いの人だったそうな(慣れたクリニックとはいえ87歳一人で出かけている母は立派か。)。今日が1回目の人が多かったようで、10分待って一番先にやってもらえたので30分で帰って来られた、とのこと。熱もないし、痛まないし心配ないと言われた。ありがとうございました、とのこと。
 これで半月すれば、母ともこれまでよりは少しは安心して会うことが出来るようになるだろう。有難いことである。
 
 夫は来週の日曜日が2回目の接種。気になるポンコツの私の接種だが、居住する市のHPによると、基礎疾患のある(年度末換算)60歳から64歳に該当するようで、中旬には接種券が送付され、月末には予約出来るようになるらしい。とはいえ、治療のスケジュールと体調を加味すると、一番早く予約が出来ても7月の治療直前になりそうだ。なんとか無事に7月中に2回の接種が終えられれば万々歳なのだけれど。

 日めくりカレンダーは「水の量で薬を飲み忘れていないか確認する」。コメントは「半分以下に減っているのを見て、これで飲んだと納得する。あるある!」だそうだ。今の私は殆ど水で薬を飲めていない(味覚異常で水が苦くて飲めない。ヤクルトだったり紅茶だったり)なので、あるある!ではないけれど、手元の飲み物が減っているのは確認手段かもしれない。

 火曜日、在宅勤務。
 アラームが鳴る2時間近く前にお手洗いに起きた。ベッドに戻ったらいきなり息苦しく胸痛に襲われた。べったりと喉の周りが締め付けられるようで、痛いし苦しい。身体の向きを変えても、落ち着こうと深呼吸をしてもなかなか痛みと息苦しさが退かない。苦しい。
 これはまずいかも、とパルスオキシメーターを取りにリビングまで行こうかと悩む。夫を起こすか悩んでいるうちに、段々落ち着いてきて、また眠りに落ちた。
 そんなこんなで夫より早く起きて朝食の支度をし、送り出すなどは夢のまた夢で、私がいつもより遅くリビングに行ったら、夫は一人でちゃっちゃと朝食を済ませ私の朝食の支度までして出かける用意をしていた。嗚呼。

 今日はチョコデニッシュを一切れ。グレープフルーツ2房、びわ1つ、ぶどう2粒、りんご2かけと青いアロエヨーグルト、バナナスムージーをグラス半分飲み切れた。依然として気持ち悪さは残っているが、昨日より喉に通るようになっている。相変わらず紅茶の味はわからないのが悲しいのけれど。硬いお通じもあって少しお腹がすっきりした。

 今日もお天気で30度近くまで気温が上がるという。洗濯物はないし、元気もないので、今日は無理して家事には手を出さず、ひたすら在宅勤務に専念することにした。
 気持ち悪さとだるさは取れない。耳鳴りも立ち眩みも残っている。これから気温も湿度も高くなってくるとただでさえ疲れやすく体調を崩しやすい季節だ。去年の夏、エンハーツを開始してからの不調を考えると、このきつい治療、100%効いていないのなら、果たしてまだ粘るかお休みすべきか、真剣に悩んでしまう。
 明日で治療から1週間。少しずつ体調が上向きになってくれることを信じて、今はやり過ごすしかないのだけれど。

 結局、外に出たのは新聞を取りに階下までサンダルで降りただけ。勤務後に簡単に夕食の支度とお風呂洗いだけした。それでもとても疲れていてやけに眠い。

 2回目接種翌日の母は、午後何となく熱っぽいと思ったら7度3分の微熱があったそうだ。帯状疱疹で頂いているカロナールを持っているので、また酷くなるようなら薬を飲むように、かかりつけのH先生に言われたようだが、ひとまずもう大丈夫、とのことだった。本当に副反応は十人十色のようである。

 今日の日めくりカレンダーは「薬を飲むのはめんどくさい」。コメントは「毎朝毎晩、薬を飲まなきゃならない。仕方ないけど、めんどくさいと嘆きたくなるのです」だそう。まあ、確かにめんどくさいけれど命を繋ぐためとなれば、そうも言っていられないのでは。
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