昨夜はよく眠り、今朝は目覚ましをかけた時間よりも早めに目覚めた。恒例の浴槽足湯の後は息子にモーニングコールをして、ホテルで3人の朝食。
私たちはテーマパークへ、息子はお友達と会ってコンサートに出かけるという別行動だ。
お腹一杯になっていざ出発。息子が案内をしてくれて、私たちが目的地への電車に乗り込んだところで別れた。
テーマパークUSJを訪れるのは11年ぶりのこと。最初に訪れたのは、息子が小学校2年になってすぐのGWだった。大学時代の友人一家と6人で訪れ、パークの真ん前のホテルに宿泊していたのだけれど、当日、チケットを買うまでに2時間近くかかった。晴天でとても気温が高く、チケット購入だけで早くもバテ気味だった。夜まで10時間近く園内にいたものの、待ち時間が半端ではなく、僅か3つのアトラクションしか体験出来ず、息子は悔し泣きしたのだった。
次にリベンジで訪れたのが、私が初発の手術を終えて1年足らずの年末のこと。息子は小学校4年生になっていた。ここではお金さえ出せば待ち時間なくアトラクションを楽しめるという、なんというか実に合理的なパスが出来ており、お金で時間を買った形でコンプリート。満足のいく休日を送ることが出来た。
以来ずっとご無沙汰。息子が関西圏に進学するとはゆめゆめ思わなかったが、彼はハリーポッターゾーンが出来てすぐ、1回生の時に4回生の先輩たちと遊びに来ていたという。
いつだったか、3人で天保山の観覧車に乗った時に、ホグワーツ城を上から見ることが出来、凄く楽しいから是非行くべきだと言われていた。
今回、私の体力を考えれば、このエクスプレスパスなしに待ち時間を耐えつつアトラクションを楽しむのは到底無理だろうと、厳選して4種のパスを購入した。それにしても、このパスの値段の高騰にはびっくり。10年前は7つほど楽しめた筈なのに、今では1つのアトラクションでその値段になっているではないか。実に7倍の高騰である。とはいえ、これで最後だろうと思い切って購入したのだ。
天気予報では降水確率70%ということで、雨降りを覚悟して出かけたが、結果的にはランチをしている時にポツポツと降った程度で、傘は殆どお守りになり、強い日差しで疲労困憊させられることもなく、私たちに大いに味方してくれた。
ゾーンに入場出来る時間や、出来たばかりのアトラクションに乗ることのできる時間が指定されているので、それを頭に入れながら、まずはキャラクターのグリーティングを受けて園内を進む。
エクスプレスパス対象のターミネーター2は、朝早かったせいか殆ど待たずにクリア。相変わらず女性ナビゲーターのハイテンションに大笑い。「どこからいらしたのですか」の質問には、遠くインドからのゲストがあたって皆でびっくり。インターナショナルである。
続いてエクスプレスパス対象のスパイダーマンも、シングルライド(グループ一緒ではなく、一人ずつ空いた処に乗っていく)なら5分待ちでOKとのことで、そのまま進んでみる。夫とは横並びではなく前後の席だったけれど、ノープロブレム。これも前回体験済みだったけれど、4K3Dでバージョンアップされており、目まぐるしく移り変わる光景と座席の激しい動きでちょっと酔ってしまうほど。
4月下旬にオープンしたばかりのミニオンパークでミニオンたちと楽しくツーショットした後は、3度目ではあるけれど、50分待ちと出ているJAWSへ。ここのアトラクションはどれも水と火がキーワードで、隣のちびっこは怖くて泣いていた。息子が小さかった頃を思い出して懐かしい気持ちになる。
懐かしさついでに、夫がウオーターワールドのショーを見たいという。ラッキーにも日に2回のショーが始まる10分前。そのまま会場へ移動した。壮絶スタントの連続、息をのむアクション満載の20分ほどのショーだ。水しぶきがかかる前方の席は避けながら、大いに楽しんだ。
そうこうしているうちにミニオンライドの指定時間に。一つ目や二つ目で青いサロペットを着たバナナ色のキャラクターがそこかしこに溢れている。80分待ちとあったが、パスのおかげでスイスイと進む。とはいえ、アトラクションに乗るまでに30分弱かかった。楽しい時間は待ち時間もあっという間だ。
すっかり空腹になり遅いランチに。エリアのオープン記念でミニオン・フードが楽しめるというカフェでセットやデザートを堪能した。お腹一杯になったところでいざ、後半戦。
さすがにお腹一杯でハードなライドものは厳しいだろうということで、これまた3度目のバックドラフトへ。これもエクスプレスパスの対象アトラクションだが、30分待ちということで並んでみる。今回30分も並んだのは唯一。ちょっと雨がポツポツしており、雨宿りかたがた化学工場の火災の炎で温まった感じ。
お腹がこなれたところで、ジュラシックパークライドへ。ウオータースライダーなので、持ってきたパーカーを着こみ、エクスプレスパスで入場。夫はお尻がびしょ濡れになって可哀想なほど。それにしても、こうしたアトラクションに乗るのは再発治療が一段落してTDLに行った時以来だから、もう8年以上経っている。年は重ねているし、心毒性の治療も長く経験しているし、心臓は大丈夫かと我ながら心配したけれど、お尻が何度も浮いて大騒ぎしたものの結構大丈夫で、ちょっと自信がついてしまった。大声を出してすっかりストレス解消。
ようやく今回の目的であるハリーポッターの世界へ入場出来る時間になった。エリアのエントランスから気分は嫌が上にも盛り上がってくる。青空でなく曇天なのがやけにリアルだ。ホグズミード村に入った途端、そこはもうファンタジーの世界。思えば息子が保育園児の頃から、ハリーポッターの本は夫と交代で枕元で読み聞かせをした。映画も全て観た。文字通り息子はハリーポッターとともに育った。ロンドンにまで遠征して、ホグワーツ特急が発車するという設定の、キングスクロス駅のホームにも訪れたのだった。
本に出てくるお店がそこかしこに並んでいる。ホグワーツ特急の車掌さんとも笑顔でツーショット。もうテンションは上がりっぱなしである。よくもここまで上手く作ったという街並みと、シンボルのホグワーツ城。まずは5年連続世界最高に輝いたというアトラクションに挑戦。
これも最新技術4K3Dでかつてない臨場感というが、いきなり大空へのダイブ、大迫力で目の前に迫る風景。あまりに超スピードであちこちに振り回されて、降りた時には膝ガクガクの乗り物酔い状態。若い人たちも「酔った、気持ち悪い」と口々に言っていたので、中高年にはちょっときつかったかも。飛行中の3D眼鏡装着写真をしっかりゲット。それにしてもショップのお土産類はどれもこれも高額でびっくりである。
その後、キャッスルウォークと称してお城の中をゆっくり歩いて鑑賞。本当に物語どおり細部まで良くできていて感心することしきりである。
オリバンダーの店では、魔法使いが自分の杖を選ぶことの出来る魔法ショーを体験。ここで実際に魔法使いとのやり取りを体験したのは韓国からのお客様。店の主人は英語と日本語で話しかけていたけれど、ちょっと意思疎通が難しかったようだ。
さすがに草臥れてお茶でもしようかとエリアを出る。ハリーポッターのアトラクションでお腹をかき回された感じで、気持ち悪さが収まらずぐったり。それでも暖かいお茶を飲んで、ソファで足を伸ばして一服するとまた元気になるのだから現金なもの。
再びナイトショーを目当てにハリーポッターゾーンに戻る。魔法界の生き物、ヒッポグリフのライドにも割とすんなり乗ることが出来て、ナイトショーの始まりを待つ。わずか5分ほどのショーのために皆小一時間前から場所取り。私たちは30分前から立ってひたすら待つ。腰が痛くなってくるけれど、これを見ずしては帰れない。青白くライトアップされたホグワーツ城の美しいこと。気づけば空には雲の合間からお月様が出ている。明日はいいお天気になりそうだ。
そして始まった壮大な光の魔法は、あたりを荘厳な感動空間に変えた。皆が固唾をのんでショーの行方を見守っている。冷気で凍り始めたお城の回りをディメンターが飛び回り、魔法の攻防戦の後は力強いあの呪文。そして、神秘的で幻想的な守護霊が銀色に輝く光をまとって現れ大活躍。幸せなラストに大満足だった。
それでは夕食を、と目当てのレストランに向かったが、残念ながらもうクローズとのこと。レストランはどこもショーの始まりの時間でラストオーダーだったようだ。がっくり。諦めて息子へのお土産を買い、スタジオを出た。なんと滞在時間は10時間半。それでもまだまだ閉園まで30分ほどあり、ギリギリまで遊んでいるゲストは多い。
夕食を摂り、一息。疲れすぎて食事が摂れないどころではなく、しっかりたっぷり頂いて帰りの電車に乗り、途中駅のカフェでお茶。ようやくホテルに帰ってきた。ここまで遊びきればもう思い残すことはない。ここに来るのはこれで最後だろうかと思うと何やら切ない思いも込みあげてくる・・・。
明日はゆっくり朝寝坊をしてチェックアウトをしたら帰京の予定である。
私たちはテーマパークへ、息子はお友達と会ってコンサートに出かけるという別行動だ。
お腹一杯になっていざ出発。息子が案内をしてくれて、私たちが目的地への電車に乗り込んだところで別れた。
テーマパークUSJを訪れるのは11年ぶりのこと。最初に訪れたのは、息子が小学校2年になってすぐのGWだった。大学時代の友人一家と6人で訪れ、パークの真ん前のホテルに宿泊していたのだけれど、当日、チケットを買うまでに2時間近くかかった。晴天でとても気温が高く、チケット購入だけで早くもバテ気味だった。夜まで10時間近く園内にいたものの、待ち時間が半端ではなく、僅か3つのアトラクションしか体験出来ず、息子は悔し泣きしたのだった。
次にリベンジで訪れたのが、私が初発の手術を終えて1年足らずの年末のこと。息子は小学校4年生になっていた。ここではお金さえ出せば待ち時間なくアトラクションを楽しめるという、なんというか実に合理的なパスが出来ており、お金で時間を買った形でコンプリート。満足のいく休日を送ることが出来た。
以来ずっとご無沙汰。息子が関西圏に進学するとはゆめゆめ思わなかったが、彼はハリーポッターゾーンが出来てすぐ、1回生の時に4回生の先輩たちと遊びに来ていたという。
いつだったか、3人で天保山の観覧車に乗った時に、ホグワーツ城を上から見ることが出来、凄く楽しいから是非行くべきだと言われていた。
今回、私の体力を考えれば、このエクスプレスパスなしに待ち時間を耐えつつアトラクションを楽しむのは到底無理だろうと、厳選して4種のパスを購入した。それにしても、このパスの値段の高騰にはびっくり。10年前は7つほど楽しめた筈なのに、今では1つのアトラクションでその値段になっているではないか。実に7倍の高騰である。とはいえ、これで最後だろうと思い切って購入したのだ。
天気予報では降水確率70%ということで、雨降りを覚悟して出かけたが、結果的にはランチをしている時にポツポツと降った程度で、傘は殆どお守りになり、強い日差しで疲労困憊させられることもなく、私たちに大いに味方してくれた。
ゾーンに入場出来る時間や、出来たばかりのアトラクションに乗ることのできる時間が指定されているので、それを頭に入れながら、まずはキャラクターのグリーティングを受けて園内を進む。
エクスプレスパス対象のターミネーター2は、朝早かったせいか殆ど待たずにクリア。相変わらず女性ナビゲーターのハイテンションに大笑い。「どこからいらしたのですか」の質問には、遠くインドからのゲストがあたって皆でびっくり。インターナショナルである。
続いてエクスプレスパス対象のスパイダーマンも、シングルライド(グループ一緒ではなく、一人ずつ空いた処に乗っていく)なら5分待ちでOKとのことで、そのまま進んでみる。夫とは横並びではなく前後の席だったけれど、ノープロブレム。これも前回体験済みだったけれど、4K3Dでバージョンアップされており、目まぐるしく移り変わる光景と座席の激しい動きでちょっと酔ってしまうほど。
4月下旬にオープンしたばかりのミニオンパークでミニオンたちと楽しくツーショットした後は、3度目ではあるけれど、50分待ちと出ているJAWSへ。ここのアトラクションはどれも水と火がキーワードで、隣のちびっこは怖くて泣いていた。息子が小さかった頃を思い出して懐かしい気持ちになる。
懐かしさついでに、夫がウオーターワールドのショーを見たいという。ラッキーにも日に2回のショーが始まる10分前。そのまま会場へ移動した。壮絶スタントの連続、息をのむアクション満載の20分ほどのショーだ。水しぶきがかかる前方の席は避けながら、大いに楽しんだ。
そうこうしているうちにミニオンライドの指定時間に。一つ目や二つ目で青いサロペットを着たバナナ色のキャラクターがそこかしこに溢れている。80分待ちとあったが、パスのおかげでスイスイと進む。とはいえ、アトラクションに乗るまでに30分弱かかった。楽しい時間は待ち時間もあっという間だ。
すっかり空腹になり遅いランチに。エリアのオープン記念でミニオン・フードが楽しめるというカフェでセットやデザートを堪能した。お腹一杯になったところでいざ、後半戦。
さすがにお腹一杯でハードなライドものは厳しいだろうということで、これまた3度目のバックドラフトへ。これもエクスプレスパスの対象アトラクションだが、30分待ちということで並んでみる。今回30分も並んだのは唯一。ちょっと雨がポツポツしており、雨宿りかたがた化学工場の火災の炎で温まった感じ。
お腹がこなれたところで、ジュラシックパークライドへ。ウオータースライダーなので、持ってきたパーカーを着こみ、エクスプレスパスで入場。夫はお尻がびしょ濡れになって可哀想なほど。それにしても、こうしたアトラクションに乗るのは再発治療が一段落してTDLに行った時以来だから、もう8年以上経っている。年は重ねているし、心毒性の治療も長く経験しているし、心臓は大丈夫かと我ながら心配したけれど、お尻が何度も浮いて大騒ぎしたものの結構大丈夫で、ちょっと自信がついてしまった。大声を出してすっかりストレス解消。
ようやく今回の目的であるハリーポッターの世界へ入場出来る時間になった。エリアのエントランスから気分は嫌が上にも盛り上がってくる。青空でなく曇天なのがやけにリアルだ。ホグズミード村に入った途端、そこはもうファンタジーの世界。思えば息子が保育園児の頃から、ハリーポッターの本は夫と交代で枕元で読み聞かせをした。映画も全て観た。文字通り息子はハリーポッターとともに育った。ロンドンにまで遠征して、ホグワーツ特急が発車するという設定の、キングスクロス駅のホームにも訪れたのだった。
本に出てくるお店がそこかしこに並んでいる。ホグワーツ特急の車掌さんとも笑顔でツーショット。もうテンションは上がりっぱなしである。よくもここまで上手く作ったという街並みと、シンボルのホグワーツ城。まずは5年連続世界最高に輝いたというアトラクションに挑戦。
これも最新技術4K3Dでかつてない臨場感というが、いきなり大空へのダイブ、大迫力で目の前に迫る風景。あまりに超スピードであちこちに振り回されて、降りた時には膝ガクガクの乗り物酔い状態。若い人たちも「酔った、気持ち悪い」と口々に言っていたので、中高年にはちょっときつかったかも。飛行中の3D眼鏡装着写真をしっかりゲット。それにしてもショップのお土産類はどれもこれも高額でびっくりである。
その後、キャッスルウォークと称してお城の中をゆっくり歩いて鑑賞。本当に物語どおり細部まで良くできていて感心することしきりである。
オリバンダーの店では、魔法使いが自分の杖を選ぶことの出来る魔法ショーを体験。ここで実際に魔法使いとのやり取りを体験したのは韓国からのお客様。店の主人は英語と日本語で話しかけていたけれど、ちょっと意思疎通が難しかったようだ。
さすがに草臥れてお茶でもしようかとエリアを出る。ハリーポッターのアトラクションでお腹をかき回された感じで、気持ち悪さが収まらずぐったり。それでも暖かいお茶を飲んで、ソファで足を伸ばして一服するとまた元気になるのだから現金なもの。
再びナイトショーを目当てにハリーポッターゾーンに戻る。魔法界の生き物、ヒッポグリフのライドにも割とすんなり乗ることが出来て、ナイトショーの始まりを待つ。わずか5分ほどのショーのために皆小一時間前から場所取り。私たちは30分前から立ってひたすら待つ。腰が痛くなってくるけれど、これを見ずしては帰れない。青白くライトアップされたホグワーツ城の美しいこと。気づけば空には雲の合間からお月様が出ている。明日はいいお天気になりそうだ。
そして始まった壮大な光の魔法は、あたりを荘厳な感動空間に変えた。皆が固唾をのんでショーの行方を見守っている。冷気で凍り始めたお城の回りをディメンターが飛び回り、魔法の攻防戦の後は力強いあの呪文。そして、神秘的で幻想的な守護霊が銀色に輝く光をまとって現れ大活躍。幸せなラストに大満足だった。
それでは夕食を、と目当てのレストランに向かったが、残念ながらもうクローズとのこと。レストランはどこもショーの始まりの時間でラストオーダーだったようだ。がっくり。諦めて息子へのお土産を買い、スタジオを出た。なんと滞在時間は10時間半。それでもまだまだ閉園まで30分ほどあり、ギリギリまで遊んでいるゲストは多い。
夕食を摂り、一息。疲れすぎて食事が摂れないどころではなく、しっかりたっぷり頂いて帰りの電車に乗り、途中駅のカフェでお茶。ようやくホテルに帰ってきた。ここまで遊びきればもう思い残すことはない。ここに来るのはこれで最後だろうかと思うと何やら切ない思いも込みあげてくる・・・。
明日はゆっくり朝寝坊をしてチェックアウトをしたら帰京の予定である。