ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.10.8 三連休最終日、家事を済ませて合唱練習再開

2018-10-08 22:49:00 | 合唱

 今日は少しだけ寝坊をして、ベッドの中で朝の連続テレビ小説を視てからのそのそ起きる。お天気がイマイチなので洗濯はやめにして、朝食の支度から。
 今日、息子は関西地区の合唱コンクール本番だ。早朝集合のため、夫が目覚まし時計のダメ押しをすることになっていた(過保護・・・)が、本人から4時半過ぎに無事起きた連絡があった後はリビングで寝直した模様。

 朝食の後は、このところさぼっていた掃除を少しだけ念入りに。相変わらず身体はなんとなくダルオモだけれど、今日から2週間後の校友会音楽祭の合唱練習が再開だ。
 9月末の団創立70周年・OB会設立20周年記念コンサートで疲れ果てて、体調も低空飛行でちょっと呆けてしまったが、せっかく歌えるようになった曲ばかりなので、例年通りそのまま参加することにした。

 支度に手間取り、予定より1台遅い準特急になってしまう。この1か月余り、ほぼ本も読めない、映画も観に行けない状態で、我ながらちょっと欲求不満(どこまで欲張りなのだか・・・)。そのため、今日は車内でipodを聴きながらの予習はやめにして、湊かなえさんの「ポイズンドーター ホーリーマザー」(光文社文庫)をお供にした。

 読み始めたら、あまりに湊さんっぽくて頁を繰る手が止まらなくなった。帯には「あなたの『正しさ』を憎みます。日常に巣食う、それぞれの思いの掛け違いー。湊かなえのエッセンスがみなぎる極上の短篇集!」とあったが、母と娘、姉と妹、友達、男と女、善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる・・・あたかもオセロのような面白さだった。もちろん、ラストにちょっぴり後味の悪いスパイスの利かせ方はいつものとおり。それでも読んでしまうのだから、これぞ湊さんの筆力だな、と唸る。「優しい人」の中の「世の中は、全体の1パーセントにも満たない優しい人の我慢と犠牲の上において、かろうじて成り立っているのだと思います。」というフレーズにはちょっと背筋がぞわっとした。

 最寄り駅の駅ナカカフェでいつものランチを摂って練習場に向かう。発声練習中かと思いきや、歌声は聞こえない。受付ではOBOG合唱団幹事としてずっと活躍されているS先輩が、喉を痛めて歌えないご様子で会費徴収をされていた。出席簿に名前を書いて2列目の席に座る。
 ちょっと悲しいことに、今日は大分少人数になっている。ざっと数えるとソプラノは私を入れて7名、アルトが2名、男性は8名ほどか。21日の音楽祭のスケジュールを指揮台の23期Kさんがお話されている。歌う曲と場所等が披露されていたので簡単にメモ。

 今日から参加するメンバーもいるということで、あらためて自己紹介と先日のコンサートの感想を一言ずつ、とそれぞれがご挨拶。練習時にピアノ伴奏をしてくださったFさんからスタートし、ソプラノは同期のNさん、3期上のUさん、1期下のKさん、2期上のNさん、Iさん、Yさんと私。奇しくも私が学生時代を共にした代で揃ってしまった。
 3年ほど前から2,3期上の先輩が加わったことがとても大きい。皆、楽しく幸せな時間だった、Y先生の指揮で歌えて良かった、と仰る。本当にそう。素の自分のまま安心してストレスフリーで歌う場所があることの幸せを思う。28期のお二人がアルト、男性は最年長80歳の11期から最年少が先日も指揮をされた40期のS氏までの10人弱である。
 皆、話出すとあれもこれも言っておきたいという感じで結局1時間ほどお話タイムとなった。

 ようやく歌の練習が始まる。まずは23期K氏の指揮でカレッジソングから。コンサートのラストで歌う愛唱歌、応援歌、そしてアンコールで歌った「祈り」の3曲をざっと練習。先日のステージとは違ったアレンジや速度で歌う予定だとのこと。ここで1時間弱。
 休み時間を挟んで、後半は40期S氏により「くちびるに歌を」。初めて歌う方もいるので丁寧に音取りから。テナーが3人で、うち一人は指揮者、一人は喉の調子の悪いS先輩なので、どの曲も殆どソロ状態。
 べースも初めての方がいらしていたので特訓。そんなわけで今日歌ったのは2時間弱で、お休みしている時間も多かった。コンサート直前の時は、1日3時間×2コマという学生時代並みの練習時間だったので、今日はなんだかちょっぴり物足りない気分。喉もそれほど疲れることなしに、時間どおりに終了。皆で椅子を手際よく片づけ練習場を後にした。

 2期上のYさんと一緒に最寄り駅までお喋りしながら歩く。最寄り駅で同じく2期上のNさんたちと合流したけれど、電車が反対方向でおられるので、同じ方向のIさんと途中駅までご一緒した。

 さて、息子からは無事本番のステージが終わり、あ~楽しかった、あとは審査結果を待つのみとの連絡が入った。昨年は惜しくも僅差で全国大会の切符を手に入れることが出来なかった。今年こそは、と札幌の全国大会に行く気満々。ジンギスカンをどこそこで食べるんだと言っていたほど。履く靴もわざわざ専門店に磨きに出し、ユニフォームもクリーニングに出してヘアスタイルもバッチリ固めて全員集合の団の写真はとても幸せそうだった。

 私はいつものようにライナーを予約して読書しつつゆったり帰ってきた。最寄り駅で夫と合流し、駅前の家電量販店で、調子が悪くなったリビングの照明の代わりにと、シーリングライトを購入し、ついでに電気の契約先も換えたりして結構時間がかかった。
 夕食は中華レストランで済ませる。息子から「悔しい、1点差で2位になって札幌に行けなかった」と連絡があった。残念。それでも来年は3度目の正直、全国大会も京都が会場ということだから、近くて良いのではと慰める。

 食後、夫と日用品の買い物を済ませて帰宅した。
 こうして3日連続都心に出かけるという、自業自得出ずっぱりの3連休が終わった。明日からはまた新しい1週間が始まる。水曜日は通院日、木曜日からはまたゼローダ再開になるだろう。そして東京横断の出張が控えている。またあっという間に週末を迎えそうだ。
 


コメント
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