ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.8.5 仕事をしていて辛いのは

2014-08-05 19:39:23 | 日記
 あるサイトを見ていたら、お給料等の待遇はそこそこだけれど、仕事が暇過ぎて辛い、という相談と、待遇は悪くないけれど、仕事が忙し過ぎて辛い、という相談があった。

 それを見て、思ったこと。
 仕事をしていて一番辛いこと、それは仕事がなくて暇なことだと思う。

 やろうにも仕事がないことほど身の置き所がないことはないのではないか。
 だから、会社という組織がリストラを考える時、窓際族なり史料編纂係等の閑所にやるというのは、十分理に叶っていることだ。普通の神経を持った人にとって、仕事を与えられないということは組織からの最大の制裁なのだろう。
 日々、そうした状況で、自分は何の役にも立っていないのではないか、自分などいなくても全く問題ないのではないのか、自分は給料泥棒なのではないか、と自らに問いかけ続けることの辛さを想うといたたまれない。これは間違いなく、どうぞお引き取りください、という精神的拷問だろう。
 それでもお給料のために辞めるわけにはいかないから、と割り切れればよいけれど、仕事をするということは、自分の限りある時間を切り売りすることだから、だからといって、大手を振ってお給料に関係ない好きなことをやるわけにもいかないだろう。

 仕事が途切れずにバランスよくある、などというのはほとほと恵まれたというか珍しい職場なのではないか、と思う。
 量を取るのか質を取るのか。とにかく何も考えずに機械的なルーティンワークだけで1日が終わってしまうのもそれはそれで辛いけれど、頭を使わないで1日を過ごすほど辛いことはないのではないだろうか。

 それにしても、こう毎日暑いと、冷房が効いている部屋の中にいても本当に頭が湯だってきて、考えても仕方のないことを考えてしまう。

 天気予報では今年の最高気温という盛夏の日、昼前に飛び込んできた理研の副センター長自殺のニュースは衝撃的だった。
 あれほどの世界的な研究(やりがいのある仕事)をしていた科学界のエース(1962年の早生まれだというから、私と同級生である。)が、道半ばにして自ら死を選ぶことになるとは・・・。
 本当に他の選択肢はなかったのだろうか。
 これ迄の経緯や今後のことを思うと、なんともやりきれないことである。
 合掌。

コメント (2)
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