ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.7.23 ほくろの話

2010-07-23 06:27:21 | かつら
 期せずしてスキンヘッドを経験してみて、気付かされたことがある。
 かつら調整をしていたときに、担当者が見つけてくれたもの。ちょうど前髪の生え際、額の真ん中に大きなほくろがある。

 それまで普通に髪の毛が生えていたときはそれほど気にしなかったのだが、担当のスタイリスト氏いわく「実にいい所にほくろがあるよね~。本当にすっかり髪の毛がなくなってしまうと、(かつらを)被るときに結構不便なんだ。どうしてもみんな(下向き加減で)深く被りたがるから、やけにおでこが狭くなって不自然でバランスが悪くなるんだけれど。ここまでいい目印はなかなかないよ。」と。
 何が幸いするかはわからないものだ。

 確かに今では髪の毛が生えそろってきたから、生え際のおでこのラインにかつらを合わせるのに苦労しないけれど、髪の毛がなかった頃、このほくろがなかったら、やはりなかなか大変だっただろうと思う。実際、浅目に被っておでこが広くなるよりも、深めに被っておでこが狭くなると、全く不自然なほど人相が変わるのである。

 さて、息子の話。
 男の子のわりには色白でほっぺがプニプニと柔らかい。大分硬くなってきたとはいえ、どちらかといえばまだ十分柔らかい方ではないかと思う。羽二重餅のような感じ、といえばいいだろうか。

 なんでも学校でのあだ名が「豆大福」(!)だそうだ。色が白くてほっぺをひっぱると柔らかくて伸びがいい、とそこまでは解るのだが、「なぜ豆?」と聞くと「ほくろが多いからだってさ!」だそうだ。確かに小さい頃に比べてだんだんほくろの数が多く、しかも一つ一つが大きくなっているようだ。

 それにしても、「担任から『こら、豆!』とほっぺたを引っ張られると凄く痛いんだよな~」とのたまう息子に、「なんで君はそういうことをされる事態を作るのだ?!」と母は言いたい。最近では私から「こら、豆!」と言われると「豆の母!」と言い返す始末。
 懲りない息子である。

 そんなわけで息子の大好物だった豆大福、以前は夫が出張の折り、音羽の講談社前にある「群林堂」の豆大福(ご存知の方も多いだろうが、ここの豆大福はリーズナブルなお値段でどっちり重いほど餡子がたっぷり。私は1つが食べきれないほどの大きさだ。)を買ってくると、一人でパクついていたのだが、最近ではなんとなくぶつくさ言いながら「共食いだし・・・」と言って食の進まない息子である。
 「(からかわれるから)お弁当にも煮豆の類は入れないで!」と言うのだから、どこまで本気で気にしているやら・・・。
 悩み多き思春期の季節である。

 今日は帰宅すれば、たくさんの洗濯物と共に息子がキャンプから帰っているはずだ。4日間の話を速射砲のように喋るだろうが、夫は帰りが遅い予定なので一人で受け止めることになる。昨夜も熱帯夜で、タイマーでセットした冷房が切れたとたんに目覚めてしまい、なかなか眠れなかった。
 体力を温存しておかなくては・・・。
コメント
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