いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

CentOSがRed Hatのコミュニティに

2014年01月08日 22時25分47秒 | GNU/Linux
[CentOS-announce] CentOS Project joins forces with Red Hat
As a community, for the community.
Red Hat + CentOS

全部読んだわけじゃないですけど、こんなことって起こるんだなぁというのが率直な感想です。

斬鉄日記で過去一番PVが多かったエントリはたぶんCentOS 6.0が教えてくれたことだと思います。
状況はだいぶ改善して、安定したリリースが行われるようになってきたので、CentOSに関してはもはや問題ないのかなと思っていました。もちろんここでの教訓は今後も生きていくのだろうと思うのですが。

コミュニティの開発者を雇用して……というのはFedoraと同じスキームですが、まさか10年後にまた行われるとは思いませんでした。FedoraのTogamiさんはRed Hatを退社したらしいですが。

というわけで、どうしてこの時期にというのはついつい考えてしまうわけですが、FAQとか読んでると、これはUbuntu潰しではないかと勘ぐってしまいました。
OpenStackのリファレンスプラットフォームはUbuntuなわけで、サブスクリプションが発生するRHELはどうしてもコスト的に不利になります。これは台数を並べれば並べるほど顕著になりますし、Ubuntuは無償での運用も可能です。しかしRHELでは無理ですし、Fedoraだとサポート期間が短すぎます。
というわけで、その穴を埋めるべくCentOSに触手もとい食指を伸ばしたのかなと思いました。勝負するところがわかってるって強いですねぇ。

日本は相対的にCentOSユーザーの多い国っぽいので、もろ恩恵にあずかれてよかったのではないでしょうか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« audio-technica USBヘッドホ... | トップ | LibreOffice 4.2の翻訳確認の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

GNU/Linux」カテゴリの最新記事