いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

ラブライブ! μ’s 3rd Anniversary LoveLive!

2013年12月31日 18時23分14秒 | ラブライブ!
ラブライブ!μ’s 3rd Anniversary LoveLive! Blu-ray
クリエーター情報なし
ランティス


ラブライバーではないいくやです。こんばんは。
これが今年最後の更新です。今年1年間ありがとうございました。
来年は斬鉄日記10周年です。どうでもいいですね。そんなことよりも今年さっぱり更新できなかったので、来年は何とかしたいです。
ラノベのことも書けてませんが、休み中には何とかします。読む量はだいぶ少なくなりましたが。
オープンソースデスクトップ云々も毎年書いてきましたけど、今年はありません。明日何か公開されるらしいですよ。そういえば明日は水曜日ですね。Recipeの日ですね。

というわけでレビューですが。
まず悪いところから。
リニアPCMしか収録されていない!!
これで3000円くらいのBDだったら文句言わないんですけど、8000円くらいするBDでこれはないんじゃないかと……。
せっかく9人いるわけですし、5.1chか7.1chでミックスして欲しいです。
ライブ会場では2chでミックスされているわけですけど(たぶん)、せっかく円盤にするなら会場では難しい5.1chでちゃんとミックスして欲しいです。
逆に円盤のデメリットは見る場所を任意に決められないことです。と思ったけど、マルチアングルがあるので仕様上は何とかなるのか……。
PaulのライブでYesterdayやってる時はずっとPaulの手を見てました。こういうのは会場でないと無理ですね。

ライブ自体は凄く良かったです。2ndだとやっぱりなにかというか1/9足りないなーという感じがしましたしね。
当然のことながらそれが全くないですし、2枚目は涙なしでは見られません。
それに、アニメの曲がダンス付きで見られるというのは、それだけでうれしいものです。START:DASH!! はちゃんと2パターンやってますしね。
9人の中で一番忙しそうなのは三森さんで、それは2ndのときもそうだったのですが、なんかやっぱりな……という感じがしました。
そう考えると、9人で活動できるのはあと何年なのかなーと思ってしまいます。
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寄付のお願い

2013年12月30日 00時16分58秒 | LibreOffice/AOO
LibOのビルドに時間ががかるけど、金にならないLibOのためにPC買い換えるわけにもいかんし、困ったものだ。
なんてtweetしたら、高額な寄付をいただいてしまったので、頭に乗ってもう少し広く募集してみます。

LibOの活動(主に翻訳)はお金が出るばっかりで入ってくることがあまりないのですが(原稿依頼が全然ない)、それでもほかからの収入(原稿料)を回して何とかしていましたが、お恥ずかしい話しながらそれができなくなってしまいました。もちろん生活が困窮するとかそんな深刻なものではないのですけどね。
金の切れ目は縁の切れ目ということでそろそろ身を引こうかなと思っていましたが、いろいろあってもう少し続けることにしました。
とはいえ活動資金が枯渇していることに違いはないので、寄付を募ってみたらどうかなと思いました。

いただいたお金は、PCの購入に使用します。具体的には、
Core i7 4770S
SH87R6
あわせて6万円ちょいですが、これらは寄付があろうがなかろうが購入します。たぶん今日とか明日とかに。

WD4003FZEX
6万円を超えたらこれを購入します。
それ以上の金額が集まることはないと思いますが、まぁウォークマンか何か買います。翻訳しているときはほぼ音楽を聞いていますしね。

ひとまず2014年の間(4.2と4.3)に関しては活動を継続することをお約束します。死んだり病気になったりした場合はご容赦ください。。

寄付はAmazonギフト券でお願いします。メアドはご存知のもので結構です。もしご存じなかったらikunya@gmail.comで。
メッセージに連絡先(メアド)を書いていただけるとお礼の連絡を差し上げます。

追記:
この時間(20:44)までに14名の方から寄付をいただきました。本当にありがとうございます。
CPUは先ほど日本橋で買ってきており、手元にあります。ベアボーンはAmazonで発注し、先ほど発送されたそうです。この2つは持ち出しなしで購入することができました。
メモリーはすでに32GB分確保してあります。今みたく価格が高くなる前に購入しました。
HDDはもちろんのことmSATAもあったらいいなーと思いましたが、どちらにせよ今のところ持ち出しが必要、というのが現状です。
無理のない範囲で、引き続きよろしくお願いできれば幸いです。

追記(12/31):
その後も寄付をいただくことができ、WD4003FZEXを発注しました。ありがとうございます。
無事に発送されたそうです。
次はmSATAにしようかなと思っていますが、Amazonによさげなのがないので、もう少し様子を見ます。
本日SH87R6が到着し、A8-3820のPC(うぶまがに載ったやつです)からSSDを引っこ抜いてLibO 4.2 RC1をビルドしてみたら、今まで4時間半ほどかかっていたのがたった95分で終わるようになりました。これなら現実的な時間で翻訳の確認ができそうです。本当にありがとうございました。
続いてはA8-3820 PCにあるWindowsのビルド環境を何とかする感じでしょうか。

追記(1/1):
WD4003FZEXが到着しました。ありがとうございました。
次はWindows 7 Home Premiumを断腸の思いで購入するつもりです。ビルド用に。
Visual Studio 2010 Express を使いたいのですよねぇ。あとWindows 8.1だと都合が悪いのです。

追記(1/17)
Windows 7はもう少し後にすればもっと安く買えましたね。。
今のところまだうまくビルド環境が作成できていませんが、LibreOffice以外のビルドもやってみるつもりです。
あと512GBのSSDを購入し、寄付いただいた金額をほぼ使いきりました。ありがとうございました。
以後いただく分は他のことに使わせていただきます。
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Ubuntu 13.10用のIBus関連パッケージいろいろテスト

2013年12月29日 18時25分43秒 | Ubuntu
今更言うまでもなくUbuntu 13.10のIBusほかもろもろ(indicator-keyboardを含む)はいろいろ問題があるということで、現段階でこの問題に可能な限り対応したパッケージを試作しました。
IBusのアップデート(1.5.3→1.5.4)を含むので常用環境にインストールするかどうかはよく考えるかテストをして決めてください。
ibusとibus-anthyとibus-mozcはすでにインストールされていることを想定しています。要は日本語Remix環境ということですね。

インストール方法は次のとおりです。めんどいのでコマンドラインで説明します。
$ sudo add-apt-repository ppa:ikuya-fruitsbasket/ibus
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
完了後、ログアウトして再ログインしてください。

変更点は次のとおりです。
IBus…1.5.4にアップデート&現在開発中のプロパティパネルを追加
IBus-Anthy…デフォルトでJPキーボード以外にも対応&ログイン直後は直接入力になるように変更
Mozc…ログイン直後は直接入力になるように変更

すなわち、IBus-AnthyにせよMozcにせよログイン直後は全角入力ということはなくなり、これまでどおり半角/全角キーで直接入力と全角入力を切り替えることができます。
もちろんibus-setupで[次のインプットメソッド]を半角/全角キーにするという間抜けなことをしていたらダメですが……。これはCtrl+Spaceがオススメです。
あとは現在の入力モードが何になっているのかと、各種ツールの呼び出しがプロパティパネルからできるようになりました。

これでIBus 1.5の仕様変更によるもの(インストール直後に必ずCtrl+spaceとかでAnthyやMozcに切り替えないといけないとか)以外の不満は何とかなったのではないかと個人的には思うのですが、いかがでしょうか。

それはそれとして、Ubuntu 13.10の日本語入力をよろしくお願いします。
応援がてら買っていただけたらなぁと考えていましたが、さっぱりさっぱりなので私の活動は支持されていないのだなぁと凹み中です。
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Ubuntu 13.10の日本語入力

2013年12月20日 12時00分00秒 | 言語入力機構
Ubuntu 13.10の日本語入力も販売を開始しました。

goo blogはGumroadのURIが直接貼れないという腐った仕様なので、リンク先に詳細を用意しました。
初めて引っ越ししたくなったぜ……。
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『うぶんちゅ! まがじん ざっぱ~ん♪ vol.1』発売開始!

2013年12月20日 12時00分00秒 | Ubuntu
Topicsでも告知があったとおり、最近ゴソゴソやってた同人誌の発売をを開始しました。

専用のブログも用意しました。

どうぞよろしくお願いします!
コメント (2)
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melodia 2 高垣彩陽

2013年12月15日 17時34分49秒 | 音楽
melodia 2
クリエーター情報なし
ミュージックレイン


前作があまりにもガチすぎたからか、選曲は若干緩めになっている気がします。著作権生きてる曲ばっかりですし。
"Que Sera Sera"は曲の存在はずいぶん昔から(少なくとも前世紀のうちには)知っていましたが、恥ずかしながらフルコーラスを聞いたのはこれが初めてです。ってかDoris Dayはご存命だそうで。歌詞が暢気でいいなと思いました。
一番のウリは"All I Want For Christmas Is You"なのでしょうか。最近の曲だなーと思ったら全然そんなことなくって凹みました。
正直relationよりもずっといいと思うのですが。はてさて。もちろんこれはこれで好きですけど。
でもまぁ確かに文句なく素晴らしいアルバムではあるものの、立ち位置がいまいち決まらないですよね……。今回は英語or日本語の歌なんだから聴こうぜー。
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ダミーテキストを簡単に挿入する

2013年12月11日 00時00分00秒 | LibreOffice/AOO
この記事はLibreOffice Advent Calendarの一環で書きました。
というか『少なくともLibreOfficeでは、使うだけだと貢献にはならないという話。』もそうでした。
大したことを書いたつもりはなかったのですが、期せずして大量のPVになったので、今度はまったく役に立たないことを書こうと思いました。

普通使う機会はないのですが(原稿書くとたまに使うことがあります)、Writerの[編集]-[入力支援]-[標準]に[ダミーテキスト]というのがあって、

彼は背後にひそかな足音を聞いた。それはあまり良い意味を示すものではない。誰がこんな夜更けに、しかもこんな街灯のお粗末な港街の狭い小道で彼をつけて来るというのだ。人生の航路を捻じ曲げ、その獲物と共に立ち去ろうとしている、その丁度今。 彼のこの仕事への恐れを和らげるために、数多い仲間の中に同じ考えを抱き、彼を見守り、待っている者がいるというのか。それとも背後の足音の主は、この街に無数にいる法監視役で、強靭な罰をすぐにも彼の手首にガシャンと下すというのか。彼は足音が止まったことに気が着いた。あわてて辺りを見回す。ふと狭い抜け道に目が止まる。 彼は素早く右に身を翻し、建物の間に消え去った。その時彼は、もう少しで道の真中に転がっていたごみバケツに躓き転ぶところだった。 彼は暗闇の中で道を確かめようとじっと見つめた。どうやら自分の通ってきた道以外にこの中庭からの出道はないようだ。 足音はだんだん近づき、彼には角を曲がる黒い人影が見えた。彼の目は夜の闇の中を必死にさまよい、逃げ道を探す。もうすべては終わりなのか。すべての苦労と準備は水の泡だというのか。 突然、彼の横で扉が風に揺らぎ、ほんのわずかにきしむのを聞いた時、彼は背中を壁に押し付け、追跡者に見付けられないことを願った。この扉は望みの綱として投げかけられた、彼のジレンマからの出口なのだろうか。背中を壁にぴったり押し付けたまま、ゆっくりと彼は開いている扉の方へと身を動かして行った。この扉は彼の救いとなるのだろうか。

という文章のサンプルが入力できます。
実はこれにはd+t+F3キーというショートカットが割り当てられています。
以上おしまい。

……では何なので。
このダミーテキストは少なくともOpenOffice.org 1.0の頃にはすでにありました。ということはSunがどこかの翻訳会社に外注したのだと思いますが、明らかにイマイチです。誤変換もあります。
同じ機能は故IBM Lotus Symphonyにもあって、

彼は、背後にひそかな足音を聞いた。それは、よい前兆ではなかった。こんな夜更けに、この街の悪評高い一角で、誰が後をつけてくるというのだ? 一仕事成功させ、ドル札を持って逃げてきたばかりだというのに。同じ考えの悪党が別にいて、今や彼を見張りながら仕事の成果を横取りしようと待ち構えているというのか? それとも、背後の足音は、彼の手首に手錠をはめようと尾行してきた、この街に無数にいる警官のものなのか。彼は、不安気に辺りを見回した。ふと彼は狭い路地を認めた。彼は電光石火の速さで左側に突進し、道の真ん中でゴミ箱につまずいて転びそうになりながら、2 棟の倉庫の間に消え去った。暗闇の中、彼は不安な気持ちで歩を進めたが、突然硬直した。行き止まりだった。来た道を引き返さなければならない。足音は次第に近づいてくる。彼は、角を曲がる黒い人影を見た。これで、万事休すか? 彼は、闇に身を隠すように壁に背を押し当てながら、あの計画も苦労もすべて無駄なのかと思った。汗びっしょりになりながら、彼は寒気を覚え、恐怖が遠ざかっていくのを感じた。突然、横の扉が夜風に吹かれ、ほとんど聞き取れないほどの音できしみながら開閉したのだ。これは、彼が祈った安息の地なのだろうか? 彼は壁に身体をいっそう強く押し当て、闇に溶け込みながら、ゆっくりと扉に近づき、敵から離れた。この扉は、彼を隠してくれるだろうか?

と訳されています。はるかにマシですね。ちなみにショートカットはありませんでした。
Apache OpenOfficeにはIBM Lotus Symphonyの翻訳は適用されていないので、LibreOfficeと同じはずです(確認してません)。

翻訳だから直せばいいじゃんと思いがちですが、前にちょっと調べた感じだとPootleにはない上にかなり特殊な方法で収録されている(確かZIPファイルか何かの中にある)ので、おいそれと翻訳できません。

まぁこんなのを使うよりも青空文庫からテキストを拝借してきたほうがいいと思います。
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少なくともLibreOfficeでは、使うだけだと貢献にはならないという話。

2013年12月05日 00時00分00秒 | LibreOffice/AOO
皆さんOracle好きですか?
私は好きじゃないどころかわりと積極的に嫌いですし、Oracleのことを好きだという人には今のところ会ったことがありません。
まぁそんなことはどうでもよくって、あなたや私が望もうが望むまいが、Oracleという企業は存在しています。

OracleはSun Microsystemsを買収した時に運営していたFLOSSプロジェクトの多くを引き継いでいます。中には戦略的に積極的になっているものもありますし(MySQLとか)、ポイチョと捨てたものもあります(OOoとか)。VirtualBoxやNetbeansは、なぜ今でも維持しているのか良くわかりません。利益を生んでいるようには見えないのです。
Netbeansに関してはよくわからない(判断するだけの材料がない)ので置いとくとして、VirtualBoxはVMwareに顧客を奪われないように継続しているのかなーとも思いましたが、そんな悠長なことを言っている企業とも思えないのです。
驚いたことに、VirtualBoxにもpaid customerがいるそうです。paid customerって日本語でなんて言うんですかね。有料顧客? いやいや、客はお金払いますよね。
それはさておき、VirtualBoxはそれ自体はGPLで、Extension Packはプロプライエタリなライセンスです。とはいえ大規模運用でもしていない限りは無償で利用してもいいというかなり緩いライセンスです。それでもpaid customerになるということは、それなりの大口顧客なのでしょう。
VirtualBoxを担当している社員数は公開しているのかどうかは知りませんが、あまり多くなさそうです。ドイツを中心としてインドやロシアにもいて、数は多くても数十名、20~30人ぐらいではないかと思います。表に出てくるのは5人程度でしょうか。

じゃあOOoはどうだったのかというと、社員数は120名前後だったと言われています。paid customerは当然いました。というか私もそうでした。StarOffice/StarSuiteをパッケージ販売していましたしね。Sunの末期にはOOoの直接サポートもしていました。
それでも捨てられたということは、パッケージ販売がうまく行ってなかったのかもしれません。Oracleの既存ビジネスとは相性が良くなかったのかもしれません。社員をクビにすることはなかったんじゃないかと思いますが、担当社員の多くはOfficeスイート一筋20年という人がザラにいましたし、配置転換をしたとしてもうまくいかなかったんじゃないかとも思います。他社への部門売却も、おそらく買い手はなかったでしょう。IBMは個人向けソフトからは撤退していますし(ホームページビルダーはジャストシステムに売却しました)、世界レベルで個人向けソフトの販売大手といえばMicrosoftを除くとCorelぐらいしか思いつきませんが、ここはすでにオフィススイートを持っています。しかもみんな忘れているかも知れませんがNovellから買収したものです。

確かにOOoのコミュニティは硬直化してどうにもならないところまで来ていましたし、LibreOfficeの離脱によってそれがさらに鮮明になりました。もう少しコミュニティというかSun/Oracle以外の人も巻き込める仕組みになっていれば、社員数を半分にして継続とかもできたかも知れませんが、完全に後の祭りです。

OOoのユーザーは少なかったのかというと、まったくそんなことはありません。今回は数字出すのが面倒なので出しませんけど、名前を引き継いだApache OpenOfficeの知名度からもそれが伺えます。窓の杜のランキングを見てみてくださいな。窓の杜で触れられることは殆ど無いのも関わらず、この数ですよ。
そのような理由から、ただ使うことが貢献になるのであればOOoはなくならなかったのではないかと思うのです。

ユーザーが集まると何とかなるのではないか、と思われがちかも知れません。何とかなるってどういうことかというと、例えば潜在的な顧客が見込めるとかそういうことです。
じゃあLibOよりユーザーの多いAOOで何とかなっているかと言われれば、全然なっていません。Webサイトは長らく放置したままですし、日本人開発者も増えたという話を聞いていません(少なくともコミット権を得た日本人開発者は今年の段階では出てきていません)。開発も翻訳も1名で行われていますし、それどころか解説書ですら販売されていません。結構売れるかも知れませんよ。
やはりこの現状を見ても、ただ使う人が増えてどうにかなるとは思えないのです。

翻ってLibOを見ると、とにかく特定の一社がコントロールしないようにすることと、とにかく手を動かしやすい仕組みを作ることに腐心していますし、現状それがうまく回っています。少なくともグローバルでは。
現在開発中の4.2は、AOOからのソース取り込みはあまり多くありません。しかし、多数の魅力的な新機能が実装されていることがその証左です。
ポイントは、グローバルでもユーザー数はAOOのほうが多いです。それでも積極的に開発が進んでいるのはLibOです。それが純然たる事実なのです。

国内でのLibOの現状はどうかというと、まずは絶対的に知名度が不足しています。じゃあ知名度を上げる活動している人は貢献していることになるじゃないかと言わると、確かにそのとおりです。私は知名度が上がりユーザーが増えることを否定しているのではありません。なんであれ自由なソフトウェアのユーザーが増えることはいいことです。
ただ、ユーザーばかりが増えてもLibOの品質は良くならないという話をしているのです。

LibOには多数の問題があります。ルビや縦書きといった実装の問題もありますし、ヘルプの未訳という翻訳の問題もあります。これらはお金で解決する以外に方法が思いつかないのですが、今のところそのような動きはありません。
OOo日本ユーザー会(名称変更手続き中)は特定非営利活動法人なので、法的にお金を集めることはできます。例えば100万円/年を複数年継続して寄付してくれる企業を10社集めれば人を雇えるかも知れませんが、誰がどう考えたって非現実的です。
じゃあ開発をやってくれそうな会社を見つければいいじゃんとか、篤志家を見つければいいじゃんとか、今はまだパイが小さいので見つかっていないだけじゃんとか、いろんなことが可能性としてはありますけど、私はそういうのは否定的です。
救世主を待つよりもほかにできることはあるはずなのです。

具体的に何をすれば貢献になるのかというと、方法はいろいろあります。
まず手っ取り早く確実なのは寄付することです。寄付が多数集まればフルタイムの開発者をたくさん雇えるかも知れませんん。それ以前にインフラの維持に多数のお金がかかっています。日本からだとPayPalで寄付できないのが面倒ですが、これは法律で決まっているので仕方がありません。
お金がない場合はどうすればいいでしょうか。テンプレートを公開するというのもいいかも知れません。テンプレートが少ないのはLibOのネックのひとつであるのもまた事実です。
デザインセンスがない場合はどうすればいいでしょうか。一番いいのは、メーリングリストに登録することです。登録するメールアドレスはそのへんのWebサービスのものでいいですし、匿名でも構いません。あなたが誰かなんて気にしません。あなたが正しい意見を主張すれば、それは通ります。
メーリングリストに登録して、例えばCalcの関数ウィザードの説明の意味がわからないとか、Microsoft Officeだとこういう文言になっているけどLibreOfficeではこういう文言になっており、差異がある。どうにかならないかとか(たいていの場合どうにもなりませんが、検討する余地はあります)、こんなつまらないtypoがあるとか、そんなことでいいので投稿して欲しいのです。特に翻訳に関することであれば、即座にLibOの品質を向上させることができます。

メーリングリストは嫌だ、フォーラムがいいという場合はそれでもいいですけど、フォーラムからメーリングリストにエスカレーションする人になってください。あるいは見つけてください。それはブログやtwitterや2chでも同じです。でも面倒ですよね。それでメーリングリストでいいのではないかと思うのです。

なんだそんなこと!? と思うかも知れませんが、そんなことなんです。そんなことですら人材が不足しているのが現状です。
誰もコード書けとも翻訳しろとも言ってません。救世主になれとも言ってません。小さい力でも集まれば力になるのです。ただ使っているだけでは力にならないんです。そういうシンプルな話なのです。
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Ubuntu Weekly Recipe 第301回 Ubuntuでハイレゾ音源を扱う

2013年12月04日 22時41分27秒 | Ubuntu
Ubuntu Weekly Recipe 第301回 Ubuntuでハイレゾ音源を扱う

正直な話296回みたいなのは書いてる方も読んでる方も面白くないんですよ。
面白いとか面白くないとかそれ以前に使えるか使えないかの瀬戸際ですからね。
何かもうしばらくそんなのばかりを書いていてストレスが溜まっていたので一気に放出(not はなてん)したらどうしてこうなった……?

いろいろネタは散りばめたというかむしろネタしか書いてないんですけど、やっぱり拾われるのはラブライブ! 関連のことばかりですね。
たった585分(シングルのA面B面は除いてですが)で録音したアルバムが50年以上販売されているとか結構驚きだと思うのですが。
まぁAll Things Must Passを題材にしてもあまり見てもらえないだろうなぁとは思っていたので、さもありなんという感じですが。

これでもラブライブ! 成分は薄めてあるんですよ。
本当は、
ハイレゾ音源もいいですが、生の歌唱とダンスもまたいいものです。というわけで2月のライブに行ってきます。
というオチをつけようかと思いましたが、あまりにも主題からかけ離れすぎたのでやめました。
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