電子書籍端末というよりも、電子定期刊行物端末という感じですが。
シャープの電子書籍端末「GALAPAGOS」12月10日に発売
いろいろ見ましたけど、ここが一番重要な情報が書かれているように思いました。
『さらに、Windows用アプリケーションにはプリンタードライバーとして登録される変換ソフトも含まれており、PowerPointのデータや画像をプリンタに印刷する操作で端末側に転送可能なXMDF形式に変換することも可能という。』
ようするにPDFと同じですよね。どの程度細かい設定で出力できるのか気になりますが……。
『書籍雑誌のデータはユーザーIDに紐づけて管理される。ひとつのユーザーIDに複数台の端末を登録することもできる(台数は3~5台程度の予定)。』
むむ、
事前情報と違いますね。まぁ普通に考えたら、多端末展開を取るのに2台までしか登録できません、なんて馬鹿げたことをする意味がないわけですが。それに、このへんはいくらでも簡単にチューニングできますし、具体的に決まっていないのはたいした問題ではないのでしょう。
端末の販売方法はシャープからの直販のみとのことでちょっと驚きましたが、これってKindleと同じですよね。そこを真似しなくても、という感じですが。真似するのは端末の展開(マルチプラットフォーム)であって欲しかったなぁと思います。
ひとまず私は、このGALAPAGOSは当面見送りというか、IS03で実際にサービスを使ってみてから購入するか考えることにします。ということは、早くても来年春ですね。
これが角川のBook☆Walkerに対応すると最強なんですが、どうなんでしょう……。OSはAndroid 2.1っぽいので、対応はできるので、やるかどうかだけですけど。
正直なところGALAPAGOSが成功するかどうかはよくわかりませんが、XMDFは成功しそうです。というのも、このGALAPAGOSにしろ、
biblio Leafにしろ、
Sony Readerにしろ、国産端末は全部XMDFに対応していますから。もっとがんばれドットブックと思うものの、Book☆Walkerで採用されるのは決まっているので、広く使われるのでしょうが。
独立系電子書籍ストア(?)がたくさんできて(あるいは、現在営業しているところがもっと力を入れて)、DRMのかかっていないXMDFをたくさん売ってくれると個人的にはとてもうれしいのですが……。
シャープのプレスリリースから、GALAPAGOS事業を読み解く。を併せてお読みいただければ。がんばって書いたのに、PVはイマサンぐらいでした。しくしく。