Ubuntu Weekly Recipe 第575回 Barrierでキーボードとマウスを複数のPCから共用する

Ubuntu Weekly Recipe　第575回　Barrierでキーボードとマウスを複数のPCから共用する

Barrierの存在はちょっと前（でも数ヶ月レベル）に知っていたのですが、いよいよ使う気になったので検証してみたところ、わりとサクッと使えたので紹介することにしました。
かなり俺得記事ですが（そしてこのあとも続くのですが）、現段階で11はてブということで実は知らない人が多かったようですね。確かに少しググっても日本語での紹介記事は見つかりませんでした。

本文中にもあるとおり、Ubuntu specificではないどころかマルチOS対応なので、ご活用いただければと思います。

『Ubuntuセミナー in 箕面』を開催します！

Ubuntuセミナー in 箕面 - connpass

というわけで大阪府箕面市でUbuntuのセミナー兼同人誌頒布会をやります。
7月21日は参議院選挙と被りそうですが、事前に投票した上でご参加いただけると有り難いです。

同人誌の頒布を関西で行うのはこれが初めてで、ダウンロード版ではなく物理書籍版をご所望の場合はチャンスです。もちろんダウンロード版も持っていきますが。

セミナーで喋るのは同人誌の執筆陣で、しかも水野さんは北海道から、おしえさんは山口県からわざわざご足労いただくということで、こんな豪華なメンバーでのセミナーはこれが最初で最後かもしれません。

ついでにUbuntu Japanese TeamはOSC Kyotoには参加しますが都合でセミナーは行いません。よって本イベントが今年最初で最後のUbuntuのセミナーになる可能性がわりとあります。

もう参加するしかないですね。というわけでよろしくおねがいします。

日経Linux 2019年 7 月号

	日経Linux 2019年 7 月号
	日経Linux
	日経BP

今回は12ページほど書かせていただきました。
こんなに書くのが久しぶりで、ちゃんと書けるか不安だったのでリハビリがてらVirtualBoxの同人誌を書いたのはいい思い出です。まぁそっちはまだ出せていないのですが。

Ubuntu 19.04の変更点ということで、特にファイル(Nautilus)の挙動の変更について詳しく書きました。ここまで詳しいのはなかなか読めないと思います。Ubuntu（グローバル）のMLでもNautilusの挙動がわけわからんという投稿がありましたが、こうやって日本語でバッチリ読めます。やったね。

執筆のほかにも特集1のほぼすべての原稿に目を通して、気になるところは指摘しました。直っているのもあれば、そうでないのもあります。例えば36ページの図3はGNOMEのアイコンではなくYaru (Suru)のアイコンなので、例としては適切ではありません。

付録にmicroSDカードリーダーライターがついてくるのはなかなかの驚きでした。私も事前に写真を、Ubuntuオフラインミーティングで実物を見たので、非常にコンパクトでいいと思います。microSDカードはどこにでもありますしね。ただ残念ながらUSB 2.0ですので、速度が必要な場合は別なものを買ったほうがいいかもしれません。でもUSB 3.0だとここまでコンパクトなものはないですよねぇたぶん。

ほかにはJetson Nanoの記事とRaspberry PiをVLAN対応firewallにする記事が気になりました。Jetson Nano、私も買おうかなぁ……。

「読者から」ではEasyTagの記事を褒めていただいてありがたかったです。実は該当の記事を書いたの私はです。実際に自分で名寄せに使っているので、それをそのまま書いた記事なのですよね。実際自分が使ってますって記事は強いと思います。
あと「ライターから」は、この事実を知った直後に入ったはなまるうどんで書きました（笑）。

というわけで、読み応え、実用性バッチリの一冊に仕上がっていますので、お買い上げをよろしくお願いします！

Ubuntu Weekly Recipe 第572回 GNOME Boxesを使用する

Ubuntu Weekly Recipe　第572回　GNOME Boxesを使用する

書きたいことは全部本文に書いてしまいましたね……。
GNOME Boxes自体はずいぶん前からチェックしていましたが、本文中にもあるキーボードのバグでちょっと紹介できないなぁと思っていました。
別の検証をやる前に軽くチェックしてみたら、3.32では直っているではありませんか。これはもう紹介するしかないわけですよ。
ネットワークでブリッジアダプターにすることができればVirtualBoxはいらないと言っても過言ではありません。いや、やっぱり過言でした。