いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

Kubuntu 16.04 LTSが条件付きでまともにインストールできるようになった

2016年06月29日 21時53分17秒 | Ubuntu
ソフトウェアデザイン 2016年 07 月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
技術評論社


Kubuntu 16.04 LTSは、インストール時に日本語を選択するとKDEがまともに起動すらしないという致命的すぎるバグがあります。
原因は翻訳パッケージ(kde-l10n-*)が古いままだったてへぺろ(・ωというお粗末以外の何物でもない状況です。

ようやく正しいバージョンの翻訳パッケージがアップロードされたのですが、注意点がありまして、インストール時に「Kubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする」にチェックを入れる必要があります。



というか、これって全部のパッケージをアップデートしてくれるオプションなのかと思ったら全然違うんですね。どんな動きをするのかソースコード読まないとなぁと思いました。

以上のことは、現在発売中のSD7月号にも書いたことです。ほかにも5月号に掲載できなかった16.04情報をみっちりと書きましたので、ぜひともお手に取ってください。そしてそのままレジへ!
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オープンソースカンファレンス2016 Hokkaidoに参加した話

2016年06月22日 21時41分14秒 | Ubuntu
オープンソースカンファレンス2016 Hokkaido

OSC北海道に参加したのはこれが2回目です。
2月には行くと決めてチケットを取ったのですが、いつも取ってるパックツアーだとどうにも価格が合わなかったので、飛行機とホテルを別々に取ることにしました。飛行機は初めてのスカイマーク、初めての神戸空港ということで、5月4日に、その時三宮にいらしてた押江さんと一緒に下見に行ってきました。野郎二人で食うソフトクリームはうまかったぜ!!

朝8:05発なので、起きるのは5時です。地下鉄で梅田まで出て、その後阪神に乗り換えて神戸三宮まで行きました。地下鉄はガラガラでしたが、阪神は結構多くの人が乗っていて驚きました。
神戸三宮からポートライナーの駅までは、乗換案内では5分になっていましたけど、それは流石に無理ということで1本遅らせました。10分ぐらい遅れても問題ない程度には早く起きてますからね。

神戸空港に着いて航空券を受領し、手荷物検査を通過して売店で朝ごはんのサンドイッチとお茶とちょっとしたお土産を買いました。サンドイッチが妙にうまかったんですよね……。いつも新幹線に乗る前に買ってるものと全然違いました。
それにしても神戸空港のコンパクトさは素晴らしいと思います。

飛行機は順調に離陸し、残念ながら機内では眠れず、予定よりも10分ほど早く着陸して快速エアポートに飛び乗り、新さっぽろ駅を目指しました。

ここで少しだけ時計の軸を戻すと、朝起きてチェックすると水野さんが体調不良という一報が飛び込んできました。
開場してもブースには来ていないということで、隣のDebian JP Project / 東京エリアDebian勉強会(以下Debian)の方たちがとりあえずブースの展開をしてくれました。
会場最寄りの東札幌駅でLibreOffice日本語チーム(以下LibreOffice)の小笠原さんと合流し(たまたま同じ地下鉄に乗ってました)、会場に向かいました。
ブースは私が座っていればなんとかなりますけど、セミナーはどうしようと。

会場に着いて、暑いので長袖から半袖に着替えようと思ったら、LibreOffice日本語チームにして、私と顔を合わせる度にOSC北海道に誘ってくださる大森さんからLibreOfficeポロシャツをいただきました。
ここに、LibreOfficeポロシャツを来てUbuntu Japanese Teamのブースに座る一般参加者という謎の人物が爆誕しました。写真撮っておけばよかったですねぇ。

ブースにいらっしゃる方は、Ubuntuのことをご存じない方はあまり多くなく、わりと具体的な質問が多かったです。

一人ブースなのであまりどこにも行けず、両隣(DebianとLibreOffice)の人たちがある程度戻ってきた頃にお昼ごはんを食べに行こうと思っていたら、もたわんの方たちがLibreOfficeに関するインタビューをしてくれる予定時間(13時頃)になり、もうしばらく待つことになりました。
ここに、LibreOfficeポロシャツを来てUbuntu Japanese Teamのブースに座り、LibreOfficeについてインタビューされる一般参加者という謎の人物が爆誕しました。謎すぎるやろ……。
インタビューの様子は公開されると思うのですけど、私自身は結構適当なことを言ってますが小森未彩さんのツッコミが鋭くてタジタジになってました。というか、こちらはどんな質問がされるのか知らないので、私の反応はアドリブなんですよ。素人に何させるですか……。お三方とも大変麗しゅうございましたが、やはり生小見川千明さんにインタビューしていただいたのはとても嬉しゅうございました。えへへ。

お昼ごはんはイーアス札幌に入ってる回転寿司屋さんで、少しだけ摘んできました。食べたかったネタはあまりなかったのですけど、北海道ではやはりザンギが食いたいの!!
セミナーの時間は迫っているものの、水野さんからの連絡は特にないし、はてさてどうしたものかと思ったのですが、連絡があろうとなかろうと中止にして、代わりに私が前に座って適当なことを喋ると決意しました。
それでも何もなしで喋るのは厳しいので、近くの本屋で日経Linuxを買っていきました。
そして会場に戻った頃、水野さんから行けないという最終的な連絡をもらったので、事務局に直談判に行きました。完全に中止してもいいということだったのですが、なかなかこういう機会はありませんし、誰か一人でも聞きたいと思ってくれる人がいればやりたかったですし、もしいなかったとしても、私の口から中止である旨を伝えたかったのです。

時間になったのでセミナー会場に行き、事前に2回本来今日やるべきだったセミナーは講師急病につき中止になったこと、その代わりに私が適当なことを喋る旨を伝えましたが、あまり人は減りませんでした。
出入りはあったものの、20人くらいはいたんじゃないでしょうか。マジかよ。

特に話したいことがあるわけではないので、Ubuntuの話をしつつ話題はあっちに言ったり来たりしてました。
「水野さんが今日話す予定だったことはOSC沖縄でも話す予定だと聞いてます。水野さんの話を聞きたい方は沖縄まで行ってください」
「私のちゃんとした話は来月末のOSC京都でやりますので、京都まで聞きに来てください」
とかなんとかそんなジョークや、はたまた他のジョークを適宜入れていたらそこそこウケたようなので、わりと成功だったのではないでしょうか。いや評価の軸が本当にそこでいいのかは知りませんけど。
でも、これは北海道だからできたことだと思います。私自身が北海道出身者で関西に行った人間なので、両者の立場で適当な話ができるからです。それUbuntu関係ないじゃん……。
セミナールームにいらしてた方にお聞きしたところ、Lubuntuユーザーが多くて驚きました。個人的にはXubuntuの方がいいんじゃないかと思うのですが……。というか、Ubuntu/Ubuntuサーバーをお使いの方がとても少なかったですね……。

セミナー(と呼べるものだったのか?)が終わってブースに戻ると、帰り支度が始まっていました。ここで問題が勃発。ブース付近にあったカメラと思わしき充電池の持ち主が誰なのかわからないのです。Debianの人たちのものではないので我々のものではないかということだったのですが、私は荷物の中に何が入っているのか知らないので、我々のものだともそうだともいえなかったのです。結局すったもんだした挙句持ち主が見つかってよかったのですが。

その頃にはもうLT会場に行くような感じではなく、LibreOfficeの人たち(私も入ってますから!)でロビー(?)でまったり雑談していたら、懇親会の会場に行くバスが出る時間になってました。

懇親会は飲み放題食い放題ということで、せっかくなのでビール大ジョッキを1杯飲みました。それ以外はリボンナポリン飲んでました。ジンギスカンもよく食べましたが、やはり生よりタレに漬けてあるほうが好きです。
とりあえずビールはあと3年くらい飲まなくてもいいですね……もともと好きなわけじゃないですし……。
場所は自然と(?)関西からの遠征組で集まりました。私もたいがい人見知りですし、近くにいる人は私が酔ってるレアな姿を見られますし、win-winの関係だったんじゃないでしょうか。知らんけど。

帰りは札幌駅まで無料バスが出ていたのでそれに乗り、札幌駅から地下鉄に乗ってホテルの近くに行き、チェックインしました。
大変残念なことにあまり眠れませんでした。眠れないことが続いたのも遠因になって後日体調を崩してしまったので、次にOSC北海道に参加する時は懇親会には参加せず、さっさとホテルに帰って寝ることになるんじゃなかろうかと思います。

実のところずっとブースに詰めていて、かつセミナー(?)までやったことは今までなかったので、なかなかドキドキものでした。まだアンケートの結果は出ていませんが、見るのがちと怖いです。というか見ないかも知れません。
とはいえ、生の声を聞けるというのはよかったですし、たいていのことは日経Linuxの付録で説明できることがわかったというのは収穫でした。いいもの書いたね! 誰も褒めてくれないから自分で褒めるね!
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StarSuite記念館更新!

2016年06月12日 16時29分06秒 | StarSuite
StarSuite記念館オープン!

StarSuite記念館

私自身更新する日が来るとは思っていませんでしたが……。

「超五感プレゼン」というやつを発掘したので、追記しておきました。
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日経Linux7月号付録『Ubuntu 16.04 LTSが全部わかる本』を執筆/監修しました

2016年06月08日 00時00分00秒 | Ubuntu
日経Linux(リナックス)2016年7月号
クリエーター情報なし
日経BP社


おお、今気づいたけど表紙の"x"が被ってるんですね!

14.04のときにも別冊付録を執筆したのですが、そちらは編集さんに明確なビジョンがあったのでそれに乗っかりました。
こちらは私が目次出し・執筆・再録の掲載記事のピックアップと全面監修(一部手を入れてる)を行いました。超頑張りました。何せ極厚100ページですからね。ちなみに本誌は156ページですからね。

新規描き下ろし部分は全体の1/3で、
・巻頭言
・Ubuntu 16.04 LTS 10大変更点
・Ubuntu再入門
・最新Ubuntuをインストールしよう
・Ubuntuの基本操作ガイド
です。『Ubuntu再入門』は、Ubuntuとはなんぞやというのを可能な限りコンパクトにまとめて書きました。それでも12ページあるのですけど。『Ubuntuの基本操作ガイド』は柴田さんの執筆ですが、『Ubuntu再入門』もそうですけど今更当たり前すぎて雑誌の記事ではあえて触れないような内容です。「当たり前すぎて」というのがミソで、それをあえて書くことができてよかったなぁと思います。

2/3は再録記事ですが、この分量になったのは大人の事情というやつです。ただ、書籍として考えるとこれはこれでいいのではないでしょうか。OSはソフトウェアを動かしてなんぼですしね。
中にはうーんという記事もありますけど、限られた条件の中で精一杯やったと思います。一部残念ながら修正が及ばなかったところがありますが……。80ページのClipitの写真が残ったままだったーとか(これは不要で、修正漏れです)。70ページのBraindumpの用途が「Braindump」になってて、それって説明になってないじゃんということで実際にインストールし、それっぽい「アイディア発想ツール」に修正したりもしました。でもこのソフトなかなかよさそうでしたよ。
37ページは私はチェックしていないのですけど、たぶんs/Ubuntuソフトウェアセンター/Ubuntuソフトウェア/で、画像は差し替えてあるものの文言が変わっていないのだと思います。
48ページのKritaが日本語メニューにならないのはなんでやというのを作業終了後に調べてみたのですが(だめじゃん)、"calligra-l10n-ja"というパッケージをインストールすると日本語メニューになりました。

今のところはまだ16.04単体の書籍は、少なくとも日本語のものは出ていないはずなので、基礎から応用まで解説する書籍としてはこれが第一号になるのではないかと思います。雑誌記事はSDが第一号ですし、何でもかんでも一番乗りですね。へへん。

日経Linuxの別冊付録にDVDが付くのはこれが初めてのことですし(なんて面白い試み!)、電子書籍版には別冊付録が付かないらしいですし、単体の電子書籍は今のところゴーサインが出ていませんし(出せたらいいんですけど)、何卒、何卒、何卒紙版をお買上げの程よろしくお願いいたします。
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