Updates: IBM Lotus Symphony, Apache OpenOffice, IBM Docs and other fun stuff
長文ですが、是非とも原文を読んでいただきたいと思います。
が、それも酷な話なのでちょっと解説を入れます。
1. Lotus Symphony 3.0.1をリリースしました(ちなみに
リリースノート)。これは2007年にSunからライセンスを受け、EclipseのXPDというフレームワークを使って提供しました。しかし、このフォークはやめます。Lotus Symphonyの開発チームは、Apache OpenOfficeの開発に加わります。
2. Apache OpenOffice 4.0 (もちろん3.4のあとにリリース)を、IBMは"Apache OpenOffice 4 the IBM Edition"をリリースします。これはApache OpenOffice 4.0にIBM独自の拡張機能を加えたものです。
3. LotusLive SymphonyはIBM Docsと名前を変えます。
ちょっと端折りすぎのような気もしますが。
正直なところ1と2は既定路線で驚くことは全くありませんでした。3は意外だったというほかなく、少なくともオフィススイートにLotusというブランドを使わなくなるのはちょっぴり寂しいです。
今のところよくわからないのは、AOO 4.0はXPDというフレームワークを採用するかどうかです。まぁでも、ソースが公開されればわかることなので時間の問題でしょう。
IBMがApache OpenOfficeに本腰を入れるのは
2011年6月1日から既定路線で、IBMの社員がIBMという立場とは(たぶん)関係なく中心的に行動してきて、それは今後も継続するんでしょうけど、実はそれってSun/Oracle体制とあまり変わってないんじゃないの、という懸念があります。もし仮にIBMが撤退するとまた同じことになるわけで、このへんはどう考えているのかなぁというのがすごく疑問です。
このへんLibreOfficeではうまく解決しているので(とはいえまだまだですが)、コミュニティの健全性という点ではLibreOfficeが優位かなぁと思います。