2011年のオープンソース・デスクトップを総括しておくか。
いいニュースは特にないです。状況は悪くなってますね。
・フォント
もはやフォントそのものがどうこうじゃなくて、フォントをどうやって扱うのかが問題になってきました。
具体的にはIVSですが、MicrosoftやJustsystemは取り組んでいるものの、オープンソース的にはAOOで軽くサポートされたくらいでほぼ何もなしなので、IVSが必要なところではそもそも土俵に上がらない、ということになりそうです。どうもIVSが必要なのは日本くらいのものらしいですし、なかなかに絶望的です。
・日本語入力
Mozcは8月以来リリースなしで、ペースがガクンと落ちています。
IBusは1.5にバージョンが上がったものの、機能が削られまくってとても困っている、という感じで、Fedora以外は1.4で様子見、って感じのように見えます。
1.5だと「すべてのアプリケーション間で同じインプットメソッドを共有する」が強制的にオンになってしまうのが致命的にまずいってことのようです。少なくともUbuntu的には。
あとはGNOMEがIBusに取り込まれた関係で、古いバージョンのIBusだとアイコンが右上に出ない、という問題もあります。新しくしたら出るけど、今度は機能が削られるという……。
fcitxにする、というのは一つの解だと思いますが、Mozc的にはIBusがfirst citizenですし、なかなか悩ましいです。日本で使うぶんにはきちんと翻訳した上でfcitxにするのも悪くないと思いますけどね。よく考えたら俺fcitxの翻訳者だった。
・印刷
専門家のなるおが先生がまとめてくださいました。
今年面白かったのはLibO vs AOOだと思いますが、それは来年公開されるgihyo.jpの新春特別企画に書きましたので、そちらを楽しみにしていてください。
あとはあれか、secure boot関連でデュアルブートがめんどくさくなってきたことですか。
いろいろ落ち着いてきつつあるけど、日本でだけ使われる部分が全く進歩しないので結果的に全体としてアレってことなんだと思います。
お金が回りませんからねー。なんとしたものか。
いいニュースは特にないです。状況は悪くなってますね。
・フォント
もはやフォントそのものがどうこうじゃなくて、フォントをどうやって扱うのかが問題になってきました。
具体的にはIVSですが、MicrosoftやJustsystemは取り組んでいるものの、オープンソース的にはAOOで軽くサポートされたくらいでほぼ何もなしなので、IVSが必要なところではそもそも土俵に上がらない、ということになりそうです。どうもIVSが必要なのは日本くらいのものらしいですし、なかなかに絶望的です。
・日本語入力
Mozcは8月以来リリースなしで、ペースがガクンと落ちています。
IBusは1.5にバージョンが上がったものの、機能が削られまくってとても困っている、という感じで、Fedora以外は1.4で様子見、って感じのように見えます。
1.5だと「すべてのアプリケーション間で同じインプットメソッドを共有する」が強制的にオンになってしまうのが致命的にまずいってことのようです。少なくともUbuntu的には。
あとはGNOMEがIBusに取り込まれた関係で、古いバージョンのIBusだとアイコンが右上に出ない、という問題もあります。新しくしたら出るけど、今度は機能が削られるという……。
fcitxにする、というのは一つの解だと思いますが、Mozc的にはIBusがfirst citizenですし、なかなか悩ましいです。日本で使うぶんにはきちんと翻訳した上でfcitxにするのも悪くないと思いますけどね。よく考えたら俺fcitxの翻訳者だった。
・印刷
専門家のなるおが先生がまとめてくださいました。
今年面白かったのはLibO vs AOOだと思いますが、それは来年公開されるgihyo.jpの新春特別企画に書きましたので、そちらを楽しみにしていてください。
あとはあれか、secure boot関連でデュアルブートがめんどくさくなってきたことですか。
いろいろ落ち着いてきつつあるけど、日本でだけ使われる部分が全く進歩しないので結果的に全体としてアレってことなんだと思います。
お金が回りませんからねー。なんとしたものか。