いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

Apache OpenOffice 4.0のサイドバーに関する記事

2013年06月05日 00時16分11秒 | LibreOffice/AOO
The Sidebar: New And Improved
英語ですが、サイドバーに関心のある人は必読の内容になっています。なにせ書いたのが実装した人ですからね。
冒頭は、サイドバーの機能はこれまでもあったけどOOoの頃は「タスクペイン」で(主にImpressで使用していた)、Symphonyでは「プロパティパネル」であり、しかもサイドバーはSymphonyのコードは使用していない、というちょっとびっくりする書き出しです。
確かにSymphonyを確認してみましたが、「プロパティパネル」になってました。迂闊でした。
その他にもずらずらと続きますが、どれも興味深いです。
LibreOfficeにも取り込まれている旨の記述もあります。Downstreamとのことですが。

一番重要なサイドバーの利点をかいつまんで解説すると、
・ツールバーは上にあったり下にあったり、固定していたり移動できたりさまざま
・最近のディスプレイは横長なので、サイドバーが右にあるのは合理性がある
・サイドバーだとツールバーよりもサイズを広く取れるし、情報量も多い
・サイドバーはコンテキストによってサイズが変わることはない(もちろんユーザーが任意に変更はできる)。これまではコンテキストが変わると異なったサイズのパネルが表示されていた。そういう鬱陶しさから開放される
とのことです。

リボンインターフェースとの大きな違いは、コンテキストによって表示される内容が変わる、ということでしょうか。具体的には、文章を入力するところではフォントのサイズや色が変更できるパネルが表示され、図形描画で四角形を作成すると、枠線や色などを変更するパネルが表示される、ということです。このパネルのことをプロパティパネルといい、それだけを見るとSymphonyと同じですね。

ちなみにAOO 4.0は今月中にリリースの予定です。
まだブランチすらしていないのですが……。
理由はお休みを取るためだそうです。日本の感覚からするとええーって感じですけど、休みを優先的に取るのが世界的には普通なので一つよろしく。
翻訳の締め切りは14日とのことですが、Pootleを見る限り日本語訳が行われている形跡はありません
まぁLibO 4.1の翻訳も決して順調ではありませんが。
コメント
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