![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/05/f168270059e06ebd8209596f54520a25.jpg)
(写真: 斜里町内から見た斜里岳)
8月9日(月)、知床に近い斜里岳(1547m)へ。
前日の夕方に仰ぎ見た山容は、雲を纏った威厳のある身構え。天気予報は曇りだったが、一夜明けた清里コースの登山口は見事に晴れた。
一の沢川沿いを歩くが、石を伝って右へ左へと渡渉を繰り返す。ふだん使わないリズム感とか敏捷性、バランス感覚が試される。
飛び石は面白いが、転ばないよう、登山靴を沈めないようにと気をつかう。
谷川が放つ清涼な気と、線香花火のように涼やかに咲くダイモンジソウ。心地よい緊張感とほっとする癒しのバランスが愉しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/cf/3e752eeb42f86d560ff63091f7187988.jpg)
(写真:清流沿いに渡渉を繰り返す)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/4c/1e77442c1289dd51d37c1f651ac2d5ab.jpg)
(写真:線香花火のようなダイモンジソウ)
45分ほどで、新道と旧道の分岐点、六合目の下二股に。沢歩きにも慣れてきたので、沢沿いに小滝が連続する旧道を選ぶ。
名前があるだけでも水蓮、羽衣、方丈、見晴、七重、竜神、霊華と七つの滝が連続していた。
急崖の巨岩や沢の岩盤を慎重に伝ったが、ロープや鎖もあるので恐怖心はなく、本当に面白かった。
水に入ることはないので、「沢登り」とは言えないが、水しぶきを皮膚に感じる沢の魅力の一端に触れることができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/cf/c0c46ec9dfca7da6300346d3e8b7fedb.jpg)
(写真: 羽衣の滝)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/32/74ab58384ba3b7b024853c71c9b961dd.jpg)
(写真: 慎重に岩を伝う)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/94/ccd0d0d9a4b682e7cd28fff3e517183d.jpg)
(写真:左が霊華の滝、右が竜神の滝)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f7/629764b6245dd1c431d176a5c870bcb9.jpg)
(写真: 霊華の滝 水しぶきを浴びて岩盤を歩く)
一時間半ほどで滝巡りが終り、新道との合流点の上二股に。
ここから、ぐんぐんと高度を上げて見晴らしが効くと、やがて稜線上の「馬の背」に出る。
隣の南斜里岳や遠くは阿寒の山々もくっきりと望む。
チシマワレモコソウが咲いていた。千島という名に北方に連なる響き。
馬の背から祠のある前峰を経て山頂へ。上二股からは一時間ほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/64/b83a4ed35568694f26a51900ca8abddc.jpg)
(写真: チシマワレモコソウ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/07/1074733d490cba90016c48d25a463c7d.jpg)
(写真: 前峰から望む山頂 空の下はオホーツク海)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/56/9b9dd701e0eaf3b2480854d196109144.jpg)
(写真: 山頂標識の背後に雌阿寒岳を望む)
山頂付近は雲がわき立っていた。阿寒方向は雲が切れて見晴らしを得たが、来た道の背景に構える周辺の山々が墨絵のよう。
山座の名がわからないのが残念。
楽しみにしていた知床半島の山々はガスに覆われいた。
山頂で仲良くなった人たちと談笑していると、知床半島の玄関口、海別岳が顔を出す。
最高峰の羅臼岳はベールの中。翌日に登る予定という人が5組もいたのには驚いた。
いずれも本州から来た岳人。北海道・知床の山々の人気の高さを知る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/b8/bec2111268c3b984f3e61140d42409e4.jpg)
(写真: 来た道と南斜里岳。背景に周辺の山々)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/e7/94820e7cc900f67bb5f66a0787b01588.jpg)
(写真: 知床の海別岳)
帰路は樹林帯を抜ける新道を降りる。
このコースで斜里岳のどっしりとした面構えが得ることができた。
青々とした夏山を満喫。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/27/f94f3e9208441cdfc7289e6238b62813.jpg)
(写真: 新道の熊見峠から望む斜里岳)
■登山記録:2010年8月9日(月)
05時30分:清里コースから入山
06時15分:下二股 六合目 標高845m
06時40分:羽衣の滝
07時05分:方丈の滝 七合目 標高1020m
07時20分:見晴の滝
07時30分:霊華の滝、竜神の滝 八合目 標高1195m
07時50分:上二股
08時10分:九合目 標高1340m
08時20分:馬の背
08時45分:山頂 標高1547m 上り3時間15分
10時00分:下山開始~熊見峠
12時10分:下二股
13時00分:登山口に戻る 下り3時間
きよさと温泉 清華荘 清里町の中心部にある清潔な公共温泉 380円
8月9日(月)、知床に近い斜里岳(1547m)へ。
前日の夕方に仰ぎ見た山容は、雲を纏った威厳のある身構え。天気予報は曇りだったが、一夜明けた清里コースの登山口は見事に晴れた。
一の沢川沿いを歩くが、石を伝って右へ左へと渡渉を繰り返す。ふだん使わないリズム感とか敏捷性、バランス感覚が試される。
飛び石は面白いが、転ばないよう、登山靴を沈めないようにと気をつかう。
谷川が放つ清涼な気と、線香花火のように涼やかに咲くダイモンジソウ。心地よい緊張感とほっとする癒しのバランスが愉しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/cf/3e752eeb42f86d560ff63091f7187988.jpg)
(写真:清流沿いに渡渉を繰り返す)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/4c/1e77442c1289dd51d37c1f651ac2d5ab.jpg)
(写真:線香花火のようなダイモンジソウ)
45分ほどで、新道と旧道の分岐点、六合目の下二股に。沢歩きにも慣れてきたので、沢沿いに小滝が連続する旧道を選ぶ。
名前があるだけでも水蓮、羽衣、方丈、見晴、七重、竜神、霊華と七つの滝が連続していた。
急崖の巨岩や沢の岩盤を慎重に伝ったが、ロープや鎖もあるので恐怖心はなく、本当に面白かった。
水に入ることはないので、「沢登り」とは言えないが、水しぶきを皮膚に感じる沢の魅力の一端に触れることができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/cf/c0c46ec9dfca7da6300346d3e8b7fedb.jpg)
(写真: 羽衣の滝)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/32/74ab58384ba3b7b024853c71c9b961dd.jpg)
(写真: 慎重に岩を伝う)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/94/ccd0d0d9a4b682e7cd28fff3e517183d.jpg)
(写真:左が霊華の滝、右が竜神の滝)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f7/629764b6245dd1c431d176a5c870bcb9.jpg)
(写真: 霊華の滝 水しぶきを浴びて岩盤を歩く)
一時間半ほどで滝巡りが終り、新道との合流点の上二股に。
ここから、ぐんぐんと高度を上げて見晴らしが効くと、やがて稜線上の「馬の背」に出る。
隣の南斜里岳や遠くは阿寒の山々もくっきりと望む。
チシマワレモコソウが咲いていた。千島という名に北方に連なる響き。
馬の背から祠のある前峰を経て山頂へ。上二股からは一時間ほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/64/b83a4ed35568694f26a51900ca8abddc.jpg)
(写真: チシマワレモコソウ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/07/1074733d490cba90016c48d25a463c7d.jpg)
(写真: 前峰から望む山頂 空の下はオホーツク海)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/56/9b9dd701e0eaf3b2480854d196109144.jpg)
(写真: 山頂標識の背後に雌阿寒岳を望む)
山頂付近は雲がわき立っていた。阿寒方向は雲が切れて見晴らしを得たが、来た道の背景に構える周辺の山々が墨絵のよう。
山座の名がわからないのが残念。
楽しみにしていた知床半島の山々はガスに覆われいた。
山頂で仲良くなった人たちと談笑していると、知床半島の玄関口、海別岳が顔を出す。
最高峰の羅臼岳はベールの中。翌日に登る予定という人が5組もいたのには驚いた。
いずれも本州から来た岳人。北海道・知床の山々の人気の高さを知る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/b8/bec2111268c3b984f3e61140d42409e4.jpg)
(写真: 来た道と南斜里岳。背景に周辺の山々)
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(写真: 知床の海別岳)
帰路は樹林帯を抜ける新道を降りる。
このコースで斜里岳のどっしりとした面構えが得ることができた。
青々とした夏山を満喫。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/27/f94f3e9208441cdfc7289e6238b62813.jpg)
(写真: 新道の熊見峠から望む斜里岳)
■登山記録:2010年8月9日(月)
05時30分:清里コースから入山
06時15分:下二股 六合目 標高845m
06時40分:羽衣の滝
07時05分:方丈の滝 七合目 標高1020m
07時20分:見晴の滝
07時30分:霊華の滝、竜神の滝 八合目 標高1195m
07時50分:上二股
08時10分:九合目 標高1340m
08時20分:馬の背
08時45分:山頂 標高1547m 上り3時間15分
10時00分:下山開始~熊見峠
12時10分:下二股
13時00分:登山口に戻る 下り3時間
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