「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

北大雪の花の名山 平山(ひらやま)

2013-07-21 10:48:35 | 北大雪

                               左端の平坦な突き出しが平山 

 

2013年7月20日 平山の登山記録

8年ぶり、北大雪の平山に。

遠軽町と合併した白滝村の名山で、花と表大雪の展望が楽しみ。

広葉樹にアカエゾマツが混交する心地良い森が、沢沿いに続く。

いくつかの滝を経て、沢の源頭はエゾノリュウキンカの花畑。

大きな雪渓をふたつ登りつめると、空が近づき稜線に。

チングルマが、そっと出迎えてくれた。

 

沢の源頭はエゾノリュウキンカが咲き乱れ・・・

 

エゾノリュウキンカ

 

第一雪渓を登りながら見返すと、支湧別岳

 

キバナノコマノツメ

 

チンク゜ルマ

 

表大雪を望む1737mピークで小休止。

左に折れて20分の平山にタッチしてから、このピークに戻って、今度は比麻良山方向へ。

長い稜線の風衝地は、タカネシオガマとコマクサの大群落が続く。

タカネシオガマは最盛期、コマクサは終盤で散りかけていた。

それでも薄赤色に染まった大地に、心ときめく。

コマクサの白花にも、初めて出会う。

1737ピーク  標識の影になっているのが平山   

 

タカネシオガマ

 

平山の稜線・風衝地はコマクサとタカネシオガマの赤い絨毯 (スマホで撮影)

 

コマクサ

 

コマクサの白花

 

 平山とニセイカウシュッペ山のかけ橋となっている岩稜を通称アンギラスと呼ぶ。

1811ピークからアンギラスに続く踏み跡を目でたどると、つぎづきと登山者が鋭鋒に。

「よし、来年は」と、新しい目標ができた。

人がいるのが1811ピーク。その背景がアンギラス、右端がニセイカウシュッペ山

 

アンギラス

 

アンギラスのピーク

 

■登山記録

07時40分: 入山

08時05分: 行雲の滝

08時10分: 冷涼の滝

08時30分: 大きくて長い滝

08時40分: 沢の源頭流域 雪渓

09時00分: 第一雪渓

09時40分: 第二雪渓

09時55分: 尾根に出る

10時00分: 1737ピーク

10時20分: 平山の山頂(1771m)  →10時35分出発→10時55分: 1737ピーク

11時35分: 1811ピーク→12時10分 出発→12時45分: 1737ピーク

14時30分: 登山口  コムラサキが迎えてくれた

 

コムラサキ 

 

■過去の登山記録

2005年7月17日 平山往復

 

 


花の富良野岳

2013-07-15 10:08:50 | 十勝連峰

                           十勝連峰、写真右端が富良野岳(旭川空港近くから)             

 

☆2013年7月13日 富良野岳~三峰山~上富良野岳☆

 

トムラウシ山で一泊のつもりが、寝不足・体力に懸念ありで、行き先を富良野岳に。

午前5時半に登山口に。すでに満車状態で、大勢の登山者で賑やか。

さすが人気の花の名山。

登山路は例年にない残雪・・・

足元に涼を感じながら、雪の白と山々の緑が織りなす心優しさに癒される。

三峰山との分岐から

富良野岳山頂までの最終アプローチが、

お花畑ロード。

ウズラバハクサンチドリ、コイワカガミといった珍しい花も。

北海道固有種で絶滅危惧種のエゾルリソウも10年前と同じところに咲いていた。

目指す富良野岳

 

三峰山~上富良野岳方面にに向かう分岐に人が集まる

 

チングルマ

 

ハクサンイチゲ

 

コイワカガミ

 

エゾコザクラ

ウズラバハクサンチドリ

 

北海道固有種 エゾルリソウ

 

山頂は大賑わい、次々と登山者がやって来る。

荒々しい十勝岳の雄姿。

その左奥に、青く静かに横たわる旭岳の山並み。

歓声が響く。

スマホで撮影・・・

 

帰路は三峰山、上富良野岳経由で下山。

上富良野岳山頂は、風が出てきて、汗が冷えると少し寒いくらい。

同じ社内で働く若い女性とばったり出会う。

「いつから山ガール?」と聞くと、

「きょうから」と笑顔が弾む。 

隣に彼氏。

山も賑わうはずと、こちらも笑顔に。

三峰山~上富良野岳へ向かう縦走路

 

上富良野岳の山頂

 

富良野岳から望む富良野岳

 

上富良野岳から下山。三峰山と富良野岳が並ぶ

 

 

■登山記録

05時45分:十勝岳温泉の登山口から入山

06時35分:上ホロメトック山 分岐

08時00分:三峰山 分岐

09時00分:山頂(1912m) 上り3時間15分

09時35分:下山開始

10時10分:三峰山 分岐

11時05分:三峰山

11時50分:上富良野岳山頂(1893m)

13時10分:上ホロカメットク山 分岐

14時00分:登山口に下山

 

 ■温泉

.吹上温泉・白銀荘 600円

.吹上温泉・露天風呂 無料

■過去の登山記録

.2003年7月19日(富良野岳往復)

.2004年7月19日(富良野岳~三峰山~上富良野岳)

.2013年7月13日(富良野岳~三峰山~上富良野岳

吹上温泉・白銀荘キャンプ場

 


木漏れ日の藻岩山

2013-07-07 21:37:52 | 藻岩山

 

暑さの峠を越えた午後から森に。

少しだけに西に傾いた斜めの光に、森が照らされている。

花の端境期。

退屈して歩いていると、木にぶら下がった白い花。

なんだろう・・・この花は。

未知との出会いで楽しくなった。

湿った場所には、

もう、エゾアジサイが咲き始めていた。

盛夏も近い。

このツリ花は何ですか?

 

エゾアジサイ

 

頂上は観光の人で賑わう。

帰路、見慣れぬ鳥を見る。

拡大してみたら、モズだった。

藻岩山では、初めて。

 

モズ


豊穣の知床沖で、シャチを見た

2013-07-03 23:08:53 | 自然公園/原野/海浜

                                2013年6月30日  知床岬

 

運よく、羅臼町主催の知床岬ゴミ拾いボランティアに参加。

岬に上陸して、漂着ゴミを回収した。

ご褒美は、温かい日差しに、潮の香り。

咲き競うシコタンハコベやチシマフウロ。

ちらっと、ヒグマの姿も。

 

40人が一時間で450キロの漂着ゴミを回収

 

チシマフウロ

 

シコタンハコベ

 

エゾスカシユリ

 

帰路のご褒美は、シャチとの遭遇。 その数、おそらく二桁を越えていた。

羅臼沖を庭にして、無邪気に遊ぶ。

背面飛び、背泳ぎ、横泳ぎ・・・

豊かな知床を知る。

知床連山とシャチのペア

 

やっと撮れたアップ

背面飛び

ハシボソミズナギドリ