「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

春もみじの古道を歩く

2013-05-25 20:48:30 | 増毛・樺戸の山々

石狩の濃昼山道を歩き、

日本海を望みながら、春もみじを眺める。

山肌の淡い色彩は、確実に初夏に向かい、色に勢いを感じた。

しかし、ヤマザクラの開花は大幅に遅れていて、どうにも物足りない。

今春の天候の特異さを物語っている。

それでも道筋に咲くオオサクラソウの愛らしさに癒された。

オオサクラソウ

春紅葉

ヒメギフチョウの卵

 

■過去の登山記録

13年05月25日

12年05月06日

09年05月10日

08年05月03日

 


ギョウジャニンニク採り

2013-05-18 21:43:09 | 札幌・小樽周辺の山々

                                                      定山渓の林道を行く  (右の山は定山渓天狗岳)

 

定山渓の山中を歩く。

渓流沿いの日当たり斜面にカタクリが咲き競っていた。

きょうのお目当ては、ギョウジャニンニク。

アズキナ、コゴミ、フキノトウも少々、いたただく。

春の森に響く、オオルリとキビタキの軽やかなコーラスにも癒された。

ギョウジャニンニク

倒木更新・・・朽ちた幹にもギョウジャニンニクが生えていた。(スマホ写真)

 

カタクリ

オオルリ

 


春のはかなき妖精たち 嵐山のカタクリ、エンゴサク・・・

2013-05-06 11:10:30 | 道北の山々

2013年5月5日 ☆ 嵐山

 

深川・丸山から、お気に入りの旭川・嵐山へ。

五月の初め、いつになく遅い春を実感。

山肌のキタコブシもサクラもいまだに息をひそめ、

雪解けが遅いことから、遊歩道の大半も閉鎖されていた。

カタクリもエンゴサクも、ぽつりぽつりと。

この時期に群落に出会わなかったのは初めて。

よーし、アップで撮ろう。 シュールな感じで面白かった。

カタクリ

 

エゾエンゴサク (紫花)

 

エゾエンゴサク(青花)

 

風を避けるかのように地面に低く張り付いていたのは、タチツボスミレ。

いつものキミながら、今年初のスミレで、嬉しく。

 

咲き始めのフクジュソウに、天に向かってすくっと眼差しを向ける意思を感じる。

いままで気づかなかったけれど、なんかいいね。

 

エゾノリュウキンカは、雪解け水を集めながら春の音を連れてくる。

タチツボスミレ

フクジュソウ

 

エゾノリュウキンカ

 

雪解け斜面に咲いていた数輪のカタクリに顔を寄せたところ、オクエゾサイシンが咲いていた。

ヒメギフチョウの食草だ。この葉の裏に卵を産みつける。

たくさんのヒメギフが舞う嵐山だが、食草に気づいたのは初めて。

好んで蜜を吸うカタクリの傍に、ひっそりと咲いていた。

 オクエゾサイシン

オクエゾサイシン&カタクリ

 

■過去の登山記録

2013年5月5日(嵐山)

2011年4月30日(嵐山~半面山)

2010年5月16日(嵐山~近文山)

2009年4月29日(嵐山)

 


カタクリ咲く丸山

2013-05-05 23:15:38 | 道北の山々

                               深川市郊外の丸山

 

日照不足で日々、寒さが続く。

深川市郊外の水田地帯に、ぽつりと浮かぶカタクリの名所・丸山。

標高110mあまり、周囲2キロの小山全体が真言宗の霊場となっていて、観音地蔵が八十八ずらりと並ぶ。

明治開拓期に四国から入植した屯田兵たちの心の源泉。

 四国八十八ケ所巡りの観音地蔵

 

5分で石段を伝って頂上まで登り、その後に、ぐるりと山縁2キロを歩く。

カタクリ。頭を下げた蕾の行列が出迎えてくれた。

そして、雪解けの早い南斜面で、恥じらうように咲いていた。

・・・逢えてよかったと喜ぶ。

雪解けが進めば、ピンクの絨毯が敷きつめられるだろう。

 カタクリの蕾

カタクリ

丸山の山頂から望む田園地帯

 

■過去記録

2007年5月3日  丸山