定山渓の林道を行く (右の山は定山渓天狗岳)
定山渓の山中を歩く。
渓流沿いの日当たり斜面にカタクリが咲き競っていた。
きょうのお目当ては、ギョウジャニンニク。
アズキナ、コゴミ、フキノトウも少々、いたただく。
春の森に響く、オオルリとキビタキの軽やかなコーラスにも癒された。
ギョウジャニンニク
倒木更新・・・朽ちた幹にもギョウジャニンニクが生えていた。(スマホ写真)
カタクリ
オオルリ
2013年5月5日 ☆ 嵐山
深川・丸山から、お気に入りの旭川・嵐山へ。
五月の初め、いつになく遅い春を実感。
山肌のキタコブシもサクラもいまだに息をひそめ、
雪解けが遅いことから、遊歩道の大半も閉鎖されていた。
カタクリもエンゴサクも、ぽつりぽつりと。
この時期に群落に出会わなかったのは初めて。
よーし、アップで撮ろう。 シュールな感じで面白かった。
カタクリ
エゾエンゴサク (紫花)
エゾエンゴサク(青花)
風を避けるかのように地面に低く張り付いていたのは、タチツボスミレ。
いつものキミながら、今年初のスミレで、嬉しく。
咲き始めのフクジュソウに、天に向かってすくっと眼差しを向ける意思を感じる。
いままで気づかなかったけれど、なんかいいね。
エゾノリュウキンカは、雪解け水を集めながら春の音を連れてくる。
タチツボスミレ
フクジュソウ
エゾノリュウキンカ
雪解け斜面に咲いていた数輪のカタクリに顔を寄せたところ、オクエゾサイシンが咲いていた。
ヒメギフチョウの食草だ。この葉の裏に卵を産みつける。
たくさんのヒメギフが舞う嵐山だが、食草に気づいたのは初めて。
好んで蜜を吸うカタクリの傍に、ひっそりと咲いていた。
オクエゾサイシン
オクエゾサイシン&カタクリ
■過去の登山記録
2013年5月5日(嵐山)
2010年5月16日(嵐山~近文山)
2009年4月29日(嵐山)
深川市郊外の丸山
日照不足で日々、寒さが続く。
深川市郊外の水田地帯に、ぽつりと浮かぶカタクリの名所・丸山。
標高110mあまり、周囲2キロの小山全体が真言宗の霊場となっていて、観音地蔵が八十八ずらりと並ぶ。
明治開拓期に四国から入植した屯田兵たちの心の源泉。
四国八十八ケ所巡りの観音地蔵
5分で石段を伝って頂上まで登り、その後に、ぐるりと山縁2キロを歩く。
カタクリ。頭を下げた蕾の行列が出迎えてくれた。
そして、雪解けの早い南斜面で、恥じらうように咲いていた。
・・・逢えてよかったと喜ぶ。
雪解けが進めば、ピンクの絨毯が敷きつめられるだろう。
カタクリの蕾
カタクリ
丸山の山頂から望む田園地帯
■過去記録