「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

未踏のモエレ山に登る

2009-01-25 18:23:02 | 札幌・小樽周辺の山々
24日の土曜日にモエレ沼公園に。
東区にひとつだけしかない山、モエレ山に登ってみようと。
人工なので、ひとつだけというより、平地の東区初の山。
できたのは3~4年ほど前だったかしら。来園、僕は初めて。
標高62mながら、国土地理院の二等三角点もあり、地図にも載っている。
ソリ滑りの親子やスキーの練習でにぎわっていた。楽しげな土曜の昼下がり。
固くしまった雪面を登ること、2~3分ほど?で山頂に。
直登なので、息がきつい。あっというまだけれど、楽ではなかった。
頂上周辺は土や草ものぞいている。暖冬・少雪のせいか、吹きさらしの風が雪を飛ばすのか。

(写真:三角点はマンホールのようなカタチ)

視界の悪いあいにくの天候だったが、ときおり、藻岩山、円山、三角山が
都心のビル街の向こうに顔をのぞかせていた。

バードウォッチングを期待していたモエレ沼は結氷していて、残念。リサーチ不足だった。


久しぶりの野幌森林

2009-01-18 15:43:56 | 野幌森林公園
久しぶりに野幌森林公園に。2008年は一度も訪問しなかったので、本当に久しぶり。
自分勝手に「エゾフクロウ・ルート」と名付けたコースを歩く。冬晴れの青空と綺麗な白い雪が清々しい。広くて気持ちがいいなあ。
開けた雪原にエゾユキウサギの足跡が縦横無尽に。
雪から顔をのぞかせている低木の周りで、その足跡が停滞している。


よーく見てみると、枝が鋭く切断されている。排泄物もポロポロと転がっていた。食べたり、出したり忙しいことがわかる。雪に刻まれた痕跡は想像する力を養ってくれる。

いつもの樹洞にフクロウ1羽。連れ合いはどうしたのかしら。07年1月 エゾフクロウのペア





カツラにマヒワの群れ  真駒内公園

2009-01-18 15:12:57 | 自然公園/原野/海浜
17日の土曜日。鴨々川でオシドリを見たあと、興が乗って、真駒内公園に。
若いころのバードウォッチング習性が蘇ってしまった。
カツラの大木の前に数人のウォッチャー。
目を凝らしてみると、枝の先々で小さな野鳥が採餌に夢中になっていた。
順光なので、黄緑色の羽が肉眼でも確認できた。
マヒワだ。
そういえば、円山のカツラにもたくさんの野鳥が群れていたのを思い出した。
(08年12月30日 円山)


その時は冬芽だと思ったが、この算盤状の実のようなものは何なのかしら。
これがもこもこと並んでいるカツラとまったく無いカツラもある。
雄花と雌花の違い?

どなたか、教え得ていただければ嬉しいのですが。







鴨々川に今冬もオシドリ飛来

2009-01-17 21:30:10 | 鴨々川の自然
通勤路の鴨々川で今年もオシドリを見つけたのは1月5日のこと。
マガモの群れの中に、ぽつんと1羽だけ。
僕が気づいてから3年連続の飛来だ。
08年2月のオシドリ
07年2月のオシドリ

今年もやって来たねと、ちょっとうれしくなる。
休みのけさは良く晴れたので、写真撮影に出かけた。
同好の3人がすでに、パチパチ撮影していた。
12月末には真駒内公園のマガモの群れの中にに1羽いたそうで、どうやら同じ個体ではないかしらと、話に花が咲く。


3年ほど前の夏に、近くの中島公園の巨木のウロでオシドリのヒナが孵ったが、カラスにとられてしまったとのこと。
そんな立ち話も楽しかった。


正月の藻岩山に野生の足跡

2009-01-04 21:46:00 | 藻岩山
「あけましておめでとうございます。今年もよろしく」という声が山道に響く。
常連の登山者が交わす挨拶。森の風情はいつもと変わらないが、行き交う人々の気持に新年の清々しさが宿っていた。
雪原にエゾユキウサギの足跡を見つけた。二つ並んだ後ろ脚の大きな足跡が特徴だ。子供のころスキーリフトに乗ると、眼下によく見かけたので、僕が唯一わかる動物の足跡だ。
冬毛に包まれた真っ白な姿を想うと、楽しくなる。「キミはここで跳ねていたんだなぁ」
じっくりと見回すと、あちこちに彼らの足跡が交差していた。ここはノウサギの通り道なのだろう。

(エゾユキウサギの足跡)


雪氷が張り付いた樹幹にも動物の足跡。ツメが立っている。滑らないように踏ん張っている姿が目に浮かぶ。
おそらくエゾリス。
雪に刻まれた動物ちの日記を読みとれたら、どんなに楽しいことか。

(写真:エゾリス?の足跡かな)