「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

ハシボソカラスのクルミ割り行動

2013-10-21 23:10:24 | 鴨々川の自然

                                 護国神社の胡桃の樹

 

札幌の護国神社。

コツコツと音がする。 カラスがクルミの殻を割っていた。

すると、大きなクルミの樹から

鈴なりの実が、ばさっと落ちた。

別のカラスが落とした!!!

連携プレーなのか。

クルミを採ろうとしているカラス

 

鈴なりのクルミ

 

クルミをくわえたハシボソガラス

 

14日、17日、19日の三日間、観察する。

自然に落下したクルミは、コンクリートにぶつかり、皮がはじけて、実が飛び出す。

青い実をくわえて、はねてるカラスもいたが、

必ずしも自ら皮をはがすわけでもなかった。

どうやって殻を割るのかと思ったが、意外と簡単にふたつに割った瞬間も目撃。

賢い。

皮はカラスが剥いたのか、自重で割れたのか・・・

 

カラスが食べていたクルミ

 


再会 冬のオシドリ

2012-01-09 14:05:54 | 鴨々川の自然

通勤路の鴨々川。

静白な季節のころ、神社の脇に飛来するオシドリが見当たらない。

心配になって、通りを隔てた中島公園側をぐるりと探してみたら、コンサートホールの近くで見つけた。

中島公園の池に定住する彼は、冬になると凍らない神社近くの川に移動する。今冬は神社側がお好きでないようだ。

羽づくろいに忙しく、ニューイヤーのワルツが聞こえてくるような、精緻な華やかさ。

 

羽づくろい

 

 

 

 


オシドリ見つけた

2011-11-20 17:34:04 | 鴨々川の自然

 

札幌に雪が降る前の11月3日のこと。

護国神社から鴨々川をたどって、中島公園をぐるりと散歩した。

赤いもみじは少々ピークをすぎつつも、イチョウの黄葉が見ごろだった。

鴨々川

コンサートホール・キタラ前

地下鉄・中島公園駅前

「天泉」 安田侃(やすだ かん)のモニュメント

中島公園内の日本庭園

オシドリ

11月3日で冬季閉園の予定だった日本庭園。紅葉のピークがずれたので6日まで立ち入れるとのこと。

池に映る紅葉や女性の和服が素敵だった。

ここでオシドリを見つけた。マガモの群れにオス一羽。

毎冬12月末になると、通勤路の鴨々川で見かける個体だと直感。

そうか、君は渡りをせずに公園の池が凍ると、川で越冬していたのか。

 


コムクドリの子育て

2011-06-02 21:29:58 | 鴨々川の自然

エサを探すコムクドリ

 

通勤路の緑地。エゾヤマザクラ、ソメイヨシノが散り、続くヤエザクラも早や終盤。

季節が速い。

ひと雨ごとに木々も草地も青々と姿を変え、初夏へと衣替えが進む。

ギィー、ギィーと野鳥の声が甲高い。今年もコムクドリの子育てが続いている。

雄雌のペアがひっきりなしに虫を捕まえては、巣に運ぶ。ヒナは興味津々に外界をのぞく。

この時期の通勤が一番楽しい。

コムクドリのヒナ


孤高のオシドリ、今冬も。

2011-01-10 13:40:51 | 鴨々川の自然

 

この二日でどかっと雪が積もった。神社の狛犬も雪まみれだ。

敷地を流れる鴨々川も雪を纏って静謐なたたずまいを見せている。

ぴーんと張り詰めた空気が気持ち良い。

たくさんのマガモの群れに、今冬もオシドリの雄が一羽。

 

 

昨年の12月27日から滞在中で、僕が気がついてから5年連続の飛来ということになる。

今朝は雪のひさしの下にぽつんと寂しく。マガモの一団に参画しているものの、いつも彼は孤高だ。

ひさしを抜けて泳ぎだしても単独。精緻な衣が実に目立つ。

 

午後からはすぐ近くのコンサートホールで札響のニューイヤーコンサートが行われた。

新春の華やかなウィンナーワルツを聴いていたら、水辺を軽やかに行く彼の姿が目に浮かんだ。

 

 


今年もオシドリ

2010-01-04 20:52:54 | 鴨々川の自然
きょうは仕事始め。出勤路の神社は、ぴりっとした冷気で引き締まっていた。

鴨々川。いないだろうな、と思って川面に目を凝らす。

毎年飛来する1羽のオシドリを探す。やはり、いない。

今年は例年になく暖冬で、いつもなら大群を作るマガモの群れも小さい。

あきらめて地下鉄駅に入ろうと思った、その瞬間。

オシドリの色鮮やかな姿が右目にちらっと。

あっ。今年も来たんだね。僕が気づいて4年連続の飛来だ。

嬉しくなって、出勤する。

明けましておめでとうございます。





鴨々川のバードウォッチング

2009-05-13 21:49:06 | 鴨々川の自然
(写真: エゾヤマザクラとマガモ 5月2日)

五月晴れの鴨々川・通勤路が楽しい。遅刻しないようにデジカメと格闘している。

5月初めはエゾヤマザクラが色鮮やか。北に帰らずに居ついたマガモとサクラの組み合わせが面白い。

エゾヤマザクラが散ると、すかさずにヤエザクラが咲く。こちらは一段と色鮮やか。ヒヨドリがとまっていた。

(写真: ヤエザクラ咲く 5月12日)


(写真: ヤエザクラとヒヨドリ 5月13日)


本州からシベリアに帰るツグミも、しばしの休息か。

タンポポが咲く草地で、落ちている種子を食べて体力を蓄えいる。


(写真: 北帰行のツグミ 5月12日)


シメは警戒心が強く、ちょっと近づいただけで飛び去っていく。川で水浴びしたりしながら、10数羽の群れが数日間滞在している。

きょう、やっと1枚の写真が撮れた。

シメはシベリア、もしくは、北海道で繁殖するという。

君たちは、道産子? それとも、さらに北へと帰っていくのか。


(写真: 警戒心の強いシメ 5月13日)




鴨々川に今冬もオシドリ飛来

2009-01-17 21:30:10 | 鴨々川の自然
通勤路の鴨々川で今年もオシドリを見つけたのは1月5日のこと。
マガモの群れの中に、ぽつんと1羽だけ。
僕が気づいてから3年連続の飛来だ。
08年2月のオシドリ
07年2月のオシドリ

今年もやって来たねと、ちょっとうれしくなる。
休みのけさは良く晴れたので、写真撮影に出かけた。
同好の3人がすでに、パチパチ撮影していた。
12月末には真駒内公園のマガモの群れの中にに1羽いたそうで、どうやら同じ個体ではないかしらと、話に花が咲く。


3年ほど前の夏に、近くの中島公園の巨木のウロでオシドリのヒナが孵ったが、カラスにとられてしまったとのこと。
そんな立ち話も楽しかった。


色づく鴨々川の通勤路

2008-10-17 21:42:04 | 鴨々川の自然
(写真:通勤路・鴨々川のモミジ)

頬と鼻が冷たい。ぴりっと冷えた秋の朝。
光が溢れ、体を包む空気がまぶしい。
秋の匂いに、もっと寒かった子供のころを思い出す。
白い息をはずませ、学校に通った日々を。

出勤の地下鉄駅まで歩く間の20分。
進む秋の装いに、行く末の未知にどきどきしていた、少年の日々を思い出す。


(写真:イチョウも色づく)


(写真:鈴なりのギンナン)


(写真:ヤマグワ・・・葉の裂けた方が色々で、これは犬の顔に見えた)




栗と鳩と、桜の紅葉

2008-10-10 21:34:03 | 鴨々川の自然
          
             鴨々川の通勤路も秋色に染まってきた。

             青空に栗が浮かぶ。

             地面にイガイガが転がる。

             栗や種子を採餌するドバトの行進、初めて見た!

             秋はにぎやかで、楽しい。

             エゾヤマザクラの葉も深く染まっていた。













マガモの親子 さらに2組

2008-07-27 22:23:09 | 鴨々川の自然
           (写真:孵化まもないマガモのヒナ)
22日にマガモの親子と出会う。ヒナはまだ小さく、7月初めに見かけた親子とは明らかに違う。普通なら春に見かけるような、生まれてまもないサイズだ。
おそらく最初の繁殖に失敗して2度目の産卵から孵ったのだろう。季節が2ケ月さかのぼったような不思議な心地だった。突然、強い雨が降り出し、地下鉄駅まで走ったのも、愉快だった。


24日に大きく育ったヒナを見かける。数えたら7羽。7月初めに見かけたファミリーのヒナは5羽だったので、こちらも別の集団だ。河畔の草を夢中になって食べていた。
毎日歩いている通勤路なのに、どうして、今まで気づかなかったのかと不思議に思う。世の中には見えないことが多い。

          (写真:草を夢中に食べるマガモのヒナ)

新発見!マガモ親子に、ヤマグワ 

2008-07-04 22:46:17 | 鴨々川の自然
通いなれている鴨々川で、発見が相次ぐ。数日前、マガモの親子に出会った。母親とコガモが5羽。コガモといっても、ずいぶん成長していて、大きさはあまり親と変わらない。背中にフワフワとした産毛が、かろうじて残っているので、コガモとわかった。おそらく、まだ飛べないだろう。バタバタと羽ばたいても、まるで短い手を動かしているようだ。
100羽以上の越冬地なので、シベリアに帰らないで繁殖する個体もいるはず・・・と思っていたが、実際に親子連れを見たのは初めて。普通、8羽前後の子を産むので5羽という生存率は高いと思う。天敵のカラスに狙われない場所に潜んでいて、子が親と同じサイズになって、出てきたのだろう。写真はコガモが4羽。1羽撮り損なったのが残念。

カラスがずいぶん、うるさいので周りを見渡したら、河畔の樹木に赤い実がズラリ。サクランボかなと思ったら、これはおそらくヤマグワだろう。
小枝に不釣合いな大きな体を揺さぶり、夢中になって食べていた。食べ残した実が道を赤く染めていた。ここにヤマグワが生えていたなんて、知らなかった。いつも何を見て歩いているのかしら・・・

冬のバードウオッチング

2008-02-18 21:48:53 | 鴨々川の自然
また、オシドリがやってきた。鴨々川は冬になるとマガモの越冬地になる。その数100羽ほど。この群れに1羽だけ、雄のオシドリ1羽が混じっている。去年も1羽いたので、きっと同じ個体なのだろう。彼はいつの日にオシドリの自覚に目覚めるのか。さらに今年はオナガガモも1羽混じっている。マガモの群れに1羽のオシドリと1羽のオナガガモ。異形の彼と彼の将来はいかに。

イチョウ並木

2007-11-14 23:21:57 | 鴨々川の自然
鴨々川周辺にはイチョウが多い。毎年11月初旬から黄葉が見ごろに。今年はずいぶん長持ちしている。それでも昨日の雨でずいぶんと葉が落ちた。黄色の絨毯にぽつり、ぽつりと浮かぶギンナンが秋の終わりを告げている。毎年この時を楽しみに、拾う人が集まってくる。

大きな栗の木の下で

2007-10-13 00:12:36 | 鴨々川の自然
鴨々川が流れる護国神社に大きな栗の木がある。今朝歩いていると、おじさんが栗を拾っていた。年金も乏しく、貴重なごちそうとのこと。風が吹くとぽろっと落ちるので、じっと待っていると語る。川に落ちるので、長靴をはいていた。
よだれが出そうなホカホカの栗ご飯も、ちょっとほろ苦い。