「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

三角山~大倉山 プチ縦走

2007-01-28 20:23:30 | 三角山
【写真:ビューポイントのベンチ】

いまだに咳が続く。
しかし、平地歩きも少々あきた。
長引く風邪も少しは改善の兆しなので、きょうは
三角山(311m)から大倉山(307m)まで歩いてみた。
三角山頂上まで30分。
ここから大倉山までの20分間の稜線歩きが、楽しい。
景色の良いプチ縦走だ。

大倉山をちよっと通り過ぎたところに、
さらに絶景のポイントがある。
手作りのベンチが、かろうじて顔を出していた。
ここが好きな登山者が掘り起こしているのだろう。
タジキスタンで凶弾に倒れた国際政治学者・秋野豊さんも
お気に入りで、よく座っていたという。
近郊の山々が幾重にも重なり合い、ゆったりとした時間が流れる。

ここから先へ向かう人も多い。
夏道が無い奥三角山に向かうのだろう。
本日は無理せず、ここから引き返すことにする。
Uターンした瞬間、エゾフクロウが、短く低く滑空し
森の中に消えた。
その背をカケスが追いかける。
いたずらカケスがフクロウにちょっかいを出したのだろう。
面白い光景を見た。
ちょっと、得した気分になり、下山の足もかろやか。

【写真:三角山(大倉山から撮影)】








2羽とも留守?

2007-01-27 21:57:04 | 野幌森林公園
出張で来札したバーダーの知人を今朝、野幌へ案内。
7時15分ホテル発。エゾフクロウの洞に8時20分着。
が、2羽ともいなかった。残念。申し訳ない。
引越したのか?
生態なのか?
暮らしぶりの知識がないのが、つらい。
早朝なので、カラ類、アカゲラなど野鳥の動きが
活発だったのが、せめての救い。

タンチョウの遺伝子

2007-01-22 21:18:03 | Weblog
20日の土曜日に「タンチョウのシンポ」を聴講。
ニッカの創業者が竹鶴さん。その親会社がアサヒビールということで、
スポンサー付きの講演会だった。
企業の社会貢献のおかげで、面白い話が満載だった。
タンチョウも離婚し、再婚すること。
道東の生息地は限界で、日高山脈を越えての
道央進出も現実化するだろう。
しかし、水田地帯の農薬が懸念。
トキやコウノトリは農薬で滅んだ。

北海道のタンチョウは近親でDNAの系統が2つしかないこと。
いっぽうで大陸のタンチョウは7系統あること。
両者の人工的な交配で、果たして種は保たれるか否か・・・
11月に中国チチハルでタンチョウを見ただけに、ふたつの
地域の交流に新春のユメを託してみた。

(※写真はチチハルの人馴れタンチョウ)

冬の森林浴

2007-01-21 16:48:48 | 野幌森林公園
また、風邪をひいた。
出張先の東京で汗をかいたのがよくなかったのか。
帰札後、声枯れが先行して、やがて咳と痰が続いた。
平熱なので、午後から野幌のフクロウに会いに行った。
森に入ると、体調が良くなった気がする。
森林浴の効果?
「いた、いた!」きょうはペアだ。
風邪をこじらせないよう、すぐ立ち去る。



エゾフクロウ

2007-01-08 21:08:13 | 野幌森林公園
爆弾低気圧で荒れ模様。
唸り声をあげる強い風に吹かれながら、
野幌のエゾフクロウに会いに行った。
前回は2羽仲良く並んでいたが、きょうは1羽。
雄なのか雌なのか、僕にはわからない。
1羽でちょっとがっかりしたが、
首を回したり、目を開けたり閉じたりと、動きが面白い。
連れ合いの帰りを待っているのだろうか。
      

初登山

2007-01-04 00:40:03 | 藻岩山
正月3日の午後から藻岩山に登った。
「どういう年なのか、何をしたいのか、何をせねばならないのか」
家族のこと、自分の体と心のこと、仕事のこと・・・
胸中を整理整頓しながら、新雪を踏みしめた。
頂上から見たマチは斜光を浴びて、黄金色に輝いてた。
綺麗だった。

が、日の出であれば、不思議と力もわくのだろうが、
夕陽だとしんみりしてしまう。
新たな誓いは日の出に限るなあ・・・