美幌峠から見た屈斜路湖
2011年8月6日(土)の藻琴山(1000m)登山記録:
日本最大級のカルデラ湖・屈斜湖へ。その外輪山はなだらかな高原となって湖を囲む。
美幌峠から望む、カルデラ最高峰の藻琴山(1000m)も優しげな表情を浮かべていた。
湖を廻り込んで快適なスカイラインを行くと、「ハイランド小清水725」という小清水峠の展望台に。
725とは標高725mという意味で、ここがすでに8合目。標高差275mの登山口となっている。
美幌峠から望む藻琴山
スカイラインから望む藻琴山
札幌からロングドライブで着いた、その日に登る山としては手ごろと思った。
が、すでに日が高く、ギラギラとした炎天下。
それなりの傾斜も続く。
疲れていたこともあり、意外と頑張る登りとなった。
ハイマツ帯に突き出す屏風岩が道中のアクセント。あたりに咲く花に、一息ついた。
チシマセンブリとは初めて出会う。小さな花弁に染みる濃紺の斑紋が気をひく。
屏風岩と山頂
チシマセンブリ
モイワシャジン
標高差275mなので、あっというまに山頂に。
渡る風が、火照った体を包んでくれた。眼下に得た湖の展望に心が充足する。
雲が少々邪魔したが、知床の斜里岳やオホーツク海を望むこともできた。
四方の雲が勢いを増しながら近づき、空を覆う面積を広げる。
遠雷もゴロゴロと聞こえてくる。
雷は登山の天敵なので、後ろ髪を引かれる思いで下山した。
山頂
■登山記録
13時10分:スカイライン遊歩道コースから入山
13時45分:屏風岩
13時55分:山頂(上り45分)
14時30分:下山開始
15時00分:登山口に戻る(下り30分)
登山口近くのハイランド小清水キャンプ場にテントを張る。300円
管理人さんが五右衛門風呂(無料)を沸かしてくれた。生まれて初めての体験。
激しい雷鳴の夜が明けると、漆黒から紺色に移ろう空の、雲と雲の隙間が赤く染まった。
知床の斜里岳が雲の上に頭を載せている。
クマゲラが鳴き、エゾライチョウが飛ぶ、深い森の中。
小清水峠から見えるであろう雲海が気になり、午前5時に出発する。
針葉樹の森に包まれて・・・
翌朝、小清水峠・ハイランド展望台(登山口)から見た雲海
屈斜路湖は雲の下
雲海の中へ…霧だった
車窓から
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