「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

屈斜路湖を眼下に藻琴山

2011-08-11 09:47:42 | 道東の山々

 美幌峠から見た屈斜路湖

 

2011年8月6日(土)の藻琴山(1000m)登山記録:

日本最大級のカルデラ湖・屈斜湖へ。その外輪山はなだらかな高原となって湖を囲む。

美幌峠から望む、カルデラ最高峰の藻琴山(1000m)も優しげな表情を浮かべていた。

湖を廻り込んで快適なスカイラインを行くと、「ハイランド小清水725」という小清水峠の展望台に。

725とは標高725mという意味で、ここがすでに8合目。標高差275mの登山口となっている。

美幌峠から望む藻琴山

スカイラインから望む藻琴山

 

札幌からロングドライブで着いた、その日に登る山としては手ごろと思った。

が、すでに日が高く、ギラギラとした炎天下。

それなりの傾斜も続く。

疲れていたこともあり、意外と頑張る登りとなった。

ハイマツ帯に突き出す屏風岩が道中のアクセント。あたりに咲く花に、一息ついた。

チシマセンブリとは初めて出会う。小さな花弁に染みる濃紺の斑紋が気をひく。

屏風岩と山頂

 

チシマセンブリ

モイワシャジン

 

標高差275mなので、あっというまに山頂に。

渡る風が、火照った体を包んでくれた。眼下に得た湖の展望に心が充足する。

雲が少々邪魔したが、知床の斜里岳やオホーツク海を望むこともできた。

四方の雲が勢いを増しながら近づき、空を覆う面積を広げる。

遠雷もゴロゴロと聞こえてくる。

雷は登山の天敵なので、後ろ髪を引かれる思いで下山した。

山頂

 

登山記録

13時10分:スカイライン遊歩道コースから入山

13時45分:屏風岩

13時55分:山頂(上り45分)

14時30分:下山開始

15時00分:登山口に戻る(下り30分)

登山口近くのハイランド小清水キャンプ場にテントを張る。300円

管理人さんが五右衛門風呂(無料)を沸かしてくれた。生まれて初めての体験。

激しい雷鳴の夜が明けると、漆黒から紺色に移ろう空の、雲と雲の隙間が赤く染まった。

知床の斜里岳が雲の上に頭を載せている。

クマゲラが鳴き、エゾライチョウが飛ぶ、深い森の中。

小清水峠から見えるであろう雲海が気になり、午前5時に出発する。

 

 

 針葉樹の森に包まれて・・・

翌朝、小清水峠・ハイランド展望台(登山口)から見た雲海

 屈斜路湖は雲の下

 

雲海の中へ…霧だった

 

車窓から

 


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