「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

雪しんしんと、円山

2008-12-30 15:20:36 | 円山
冬眠から覚めたい!
暮れの忙しさから逃げ出して、御大師コースから円山に登った。
カツラの巨木に寄り添う石仏群も冬装束に包まれていた。帽子に、マフラーにと、人の情がこもっている。原生林に寄せる信仰の息遣いも、円山の魅力だ。

(写真:おしゃれなキツネ)

下山途中でしんしんと降る雪を、ふと見上げてもたら、カツラの冬芽にたくさんの小鳥が群れていた。逆光で色彩がわからず。マヒワかもしれない。
山麓のカツラにも、同じ種類の鳥が群れて、芽をついばんでいた。

(写真:カツラの冬芽に群れる野鳥)


倒木にヒマワリのタネが置いてあった。
目の前に小鳥がやってくるので、ブルブルと空気を揺らす羽音が聞こえる。
小さな命の鼓動が伝わってきて、わくわくした。

 (写真:ヤマガラ)   (写真:シジュウカラ)